【説明書DL】.htaccessのリダイレクト – 書き方・設置場所・設定方法を解説します
2019年7月16日
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【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
GoogleペナルティとはGoogleによって定められたガイドラインに違反した際に課せられるペナルティのことです。Webページを運営する場合には、GoogleのガイドラインやGoogleペナルティについて必ず確認しておく必要があります。
この記事ではGoogleペナルティの概要や種類を解説します。併せてGoogleペナルティを受ける原因や対策方法、Googleペナルティの確認や回復に活用できるツールなども解説するので、ぜひ役立ててください。
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目次
GoogleペナルティとはGoogleのマーケティング手法の抵触するコンテンツがあるWebサイトに対して課せられるペナルティのことです。Googleでは、「Webマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」を公開しており、このガイドラインに違反すると罰が与えられるという仕組みになっています。
Googleペナルティを受けることで検索での順位が下がったり、検索結果に特定のページやWebサイト全体が表示されなくなったりといったペナルティが与えられます。Googleペナルティが課せられることで、ターゲットとなるユーザーにWebサイトを見つけてもらえなくなるため注意が必要です。
またGoogleペナルティはどのようなWebサイトにも起こりうるリスクで、意図せずにGoogleのガイドラインやマーケティング手法に抵触してしまう可能性があります。そのためGoogleペナルティを防ぐためには、アルゴリズムの最新情報を確認したり反映したりするなど、Googleペナルティ対策を行うことが求められます。
Googleペナルティは2つの種類があります。ここでは、それぞれのペナルティについて解説します。
Googleの担当者がWebサイトを目視で確認して、手動でペナルティを与えるのが手動ペナルティです。Googleサーチコンソールにアクセスして通知を確認すれば、手動ペナルティが課せられたかどうかが確認できます。手動ペナルティのなかにも種類があり、警告メッセージの内容によって判断可能です。
主な手動ペナルティの対象は以下のとおりです。
これら以外にも、Googleが公開しているガイドラインに抵触しているコンテンツがWebサイトに含まれている場合、ペナルティを受ける可能性があります。検索順位に表示されなくなる、インデックスから削除されるなどの重大なペナルティが与えられるため注意しましょう。手動ペナルティの場合には、Webサイトのどこに問題があったのかが記載されているため、通知に沿ってWebサイトを改善しペナルティを解除します。
自動ペナルティとは、検索エンジンのアルゴリズムが自動で課すペナルティです。
Googleサーチコンソールに通知が送られる手動ペナルティとは異なり、自動ペナルティはペナルティの通知が送られません。そのため、自動ペナルティを課せられたかどうかの判断が難しくなります。ペナルティを課せられたかどうかを確認するには、検索順位が大幅に下がった期間を追跡して、Googleアルゴリズムの更新日付と照らし合わせることである程度推測できます。
自動ペナルティの対象は以下のとおりです。
自動ペナルティが課せられると自動で検索順位が下げられます。検索結果に表示されなくなるなどの重大なペナルティは与えられませんが、Googleからペナルティの通知が来ないため、ペナルティを受けていると判断してもどこがガイドラインに反しているのか分からないという問題があります。
Googleペナルティを受ける原因は何なのでしょうか。ここでは、Googleペナルティを受ける原因について解説します。
隠し文字や隠しページを使った場合には、ペナルティの対象となるため注意しましょう。CSSを用いてユーザーからテキストやリンクが見えないように隠すのが、隠し文字や隠しページと呼ばれます。
以前はSEO対策として隠し文字や隠しページが用いられていることもありましたが、これはペナルティの対象です。隠し文字や隠しページがペナルティ対象として認知されたことにより、現在では隠し文字や隠しページを使っているWebサイトはあまり見られません。
Webサイト内に不自然なリンクがあると、Googleの担当者によってガイドライン違反と判断されるケースがあるため注意が必要です。しかし、どのようなリンクが違反に当たるのかよく分からないという方も多いでしょう。
違反だと判定される内容は以下のとおりです。
Webサイト内に貼られるリンクは評価対象となり、検索順位に大きな影響を与える重要な要素です。そのため、不自然な手段でリンクを獲得しようとするWebサイトもあることから、Google側では自然に貼られたリンクかどうかを厳重にチェックしているようです。
Webサイト内に低品質なコンテンツがあったり、コンテンツが不適切と判断されたりした場合には、Googleペナルティの対象となります。ユーザーにとって価値のない、内容の薄いコンテンツがあることが原因となりGoogleペナルティを受ける可能性が高まるため注意しましょう。具体的な例としては以下のとおりです。
例えば「神奈川」や「大阪」というように地名だけを変えて、他の内容は同じまたは酷似しているコンテンツなどは、違反とみなされます。また公序良俗に反するような卑猥なコンテンツ、法律に触れるコンテンツもペナルティの対象です。
Googleペナルティを解除する方法は、ペナルティの種類によって異なります。ここでは手動ペナルティと自動ペナルティの解除方法を解説します。
手動ペナルティの場合には、Googleからメッセージが来るため「なぜペナルティが課せられたのか」「サイト内のどの部分が問題だったのか」が分かりやすくなっています。Googleサーチコンソールをチェックして、ペナルティを受けた理由と問題がある部分を確認しましょう。具体的な手順は以下のとおりです。
その後、違反内容を改善した上で再審査のリクエストをします。再審査のリクエスト手順は以下のとおりです。
再審査はおよそ1週間前後で行われることになっており、完了後はGoogleから審査結果の通知が送られて来るためチェックしましょう。再審査が承認されなかった場合は警告メッセージが再度届くため、指示に沿って改善、再審査を行います。また、再審査をリクエストしなくても、一定期間が経過することでペナルティが解除されるケースもあります。
前述したとおり、自動ペナルティは手動ペナルティとは異なるGoogleからペナルティの警告が知らされません。そのため定期的に確認・修正する必要があります。
自動ペナルティはGoogleのアルゴリズムアップデートが行われるタイミングと深く関係しているとされています。そのためアップデートの実施日とトラフィックが低下した期間を照らし合わせて、何が原因でペナルティを受けたのかを推察する必要があります。
例えばペンギンアップデートなら被リンク、パンダアップデートならコンテンツの質というようにある程度推察することが可能です。該当すると思われるコンテンツを修正しておきましょう。修正後に受けるクローラーの再調査により、ペナルティが解除される可能性があります。
Googleペナルティを確認できるツールも複数あります。ここでは、Googleペナルティを確認できるツールを4つ紹介します。
Panguin ToolはGoogleアナリティクスと紐づけて活用するツールです。アップデートの実施日にトラフィックがどのように変化したのかがグラフ化されて視覚的に確認できるという特徴があります。
流入推移が線グラフで表示され、Googleアップデートが行われた日にアップデート内容に基づいて色分けされた縦棒が入るという仕組みです。流入数が減少し始めた時期にアップデートの縦棒が入っていれば何らかの影響を受けた可能性があると考えられます。
Keywordmapは、アルゴリズムの変動を観測して、変動による影響度や影響度を受けたサイトの抽出が可能です。大規模なアルゴリズムの変更が行われる場合、Google側からの告知があることが一般的です。しかしペンギンアップデートなどは告知がされないケースもあるため、検索結果の変動を確認して判断するしかありません。
Keywordmapは、アルゴリズムの変動から影響を受けたサイトの調査ができるため、告知のされないアップデートにも対応できます。
Google Algorithm Change Historyは、過去のGoogleアップデートをすべて記載しているヒストリーを公開しているツールです。2002年からのGoogleアップデートの履歴をすべて確認することができます。実施された日付だけでなく、アップデート内容や参考記事URLなども記載されていて、時系列に沿ってGoogleの変化や動向などをチェックすることが可能です。
このヒストリーをもとにして、Webサイトのアクセス変動の原因を調べることもできます。
The Google Penalty Checker From Fruitionは、アメリカのWebサイトコンサルティング会社によって提供されているペナルティチェックツールです。Googleアナリティクスと紐づけることで、過去のGoogleアップデートが行われたタイミングでWebサイトのアクセス数がどのように変動したか、影響を受けたかがグラフ化され、視覚的に確認できます。
アップデート実施日のアクセスの変化率や影響度が表示されるため、ペナルティを受けたかどうかが簡単に確認可能です。
Googleペナルティはどのくらいの期間で解除されるのでしょうか。ここでは手動ペナルティと自動ペナルティ、それぞれの解除期間について解説します。
手動ペナルティの場合には再審査のリクエストから1週間前後で審査が行われます。そのためペナルティの対象となっていたコンテンツや問題が改善されたと判断されれば、基本的には1週間前後でペナルティが解除されます。しかしこの期間はあくまでも目安です。年末年始などの長期間の休暇を挟むような場合には、さらに時間がかかる可能性もあります。
またペナルティが解除されたからといって、即座に順位が戻るわけではない点に注意が必要です。一般的には順位が以前のものに戻るまでにかかる期間は、5日~2週間程度というケースが多いようです。場合によっては1日程度で順位が戻ることもありますが、90日以上かかったというケースもあるため、すぐに順位が戻らないからといって過度に心配することはありません。
中には順位が上昇しないケースもあります。被リンクの削除や否認をすることで評価が下がる傾向にあるため、削除・否認した被リンク数が多ければ、順位が戻りにくくなることが理由として考えられます。ペナルティを解除できたとしても、元の順位まで戻るかどうかについては保証できず、サイトによって異なるといえるでしょう。
自動ペナルティの解除期間については、明確な決まりはありません。自動ペナルティの場合には、手動ペナルティのように再審査のリクエストをして解除してもらうという形ではなく、アルゴリズムによる再評価を待つ必要があります。
基本的にはアルゴリズムのタイミング次第ということになるでしょう。できるだけ早く自動ペナルティを解除したいという場合には、「URL検査」を活用するという方法もあります。URL検査とはGoogleサーチコンソールの機能で、クロールを強制的に呼び込む機能です。これによりGoogleの認識が促進され、最新のページ内容がインデックスされやすくなります。自動ペナルティの解除が早まる可能性があるため、試してみるとよいかもしれません。
Googleペナルティを課されないようにするためには、対策が必要です。ここではGoogleペナルティを防ぐための対策を解説します。
まずは質の高いコンテンツを作成することです。質が高いコンテンツとはユーザーにとって有益なコンテンツのことです。Googleアルゴリズムでは、ユーザーの意図に応じて最適な回答となる検索結果を表示するということが根底にあります。
そのためユーザーが知りたいことや解決したい課題・問題の解決につながるコンテンツを作成することが求められます。ユーザー目線に立って、ユーザーを第一に考えることが質の高いコンテンツを作るコツです。
Webページ内では訪れたユーザーが知りたいことをすべて把握できる状態が望ましいとされています。ユーザーが求めるポイント、今後発生するかもしれない疑問などに対する回答を先回りして考え、コンテンツ作りに活かしましょう。
すでにWebサイト内にあるコンテンツの質を確認することも大切です。低品質なコンテンツがある場合には排除しましょう。例えば、品質が低いコンテンツを削除したり、リライトしたりといった対策が考えられます。
時間の経過とともにコンテンツの内容が時代にそぐわなくなったり、新しい情報が出て内容が薄くなったりするケースも珍しくありません。そのため、定期的にコンテンツを確認して、サイト内のコンテンツの質を保つことが重要です。
隠しリンクや隠しキーワードを使わずに、コンテンツを作成することもGoogleペナルティを防ぐ際には欠かせません。隠しリンクや隠しキーワードとは、ユーザーには見えない状態ではあるものの検索エンジンには読み取れるように工作されたリンクやキーワードのことです。
背景とキーワードの文字色を同じにして見えないようにするなどが挙げられるでしょう。このような工作は検索エンジンを騙すことになるためペナルティの対象です。
不自然なリンクが貼られている場合もペナルティの対象となります。例えば、関連性のないサイトにリンクを貼る、購入したリンクが多数貼りつけられているなどの行為は、むやみにアクセス数を増やそうとする行為に該当し、ペナルティを受ける可能性があります。
また、不自然なリンクが多く使われていると低評価につながります。Googleのガイドラインによると、「関連性の高い独自コンテンツを作成しリンクを作ってもらうことが好ましい」とされているため、自然なリンクを獲得することを意識したコンテンツ作りをしましょう。
リダイレクトとはWebサイトに訪問したユーザーを別URLに自動的に誘導・転送する仕組みです。ユーザーの意図を無視して、関連性の薄いページにリダイレクトさせるような仕組みは、ペナルティの対象となるため注意しましょう。
リダイレクト先のページにユーザーが求める情報が記載されていたり関連性の高いページがあったりすれば問題ありません。
Googleペナルティの回復に活用できるツールも複数あります。ここでは8つのツールを紹介するので参考にしてください。
Monitor Backlinksとは、質の低いリンクを見つける際に役立つツールです。主な機能としては、以下が挙げられます。
被リンクの情報を中心として確認できるため、被リンク関連でペナルティを受けた際のチェックに活用しやすいです。また、トライアル版と有料版があるため、操作性などを確かめてから有料版に切り替えることができます。見やすいデザインのため、初めてでも使いやすいでしょう。
Majestic SEOはサイト内のリンクプロファイルを分析するためのツールです。主な機能としては以下が挙げられます。
被リンクの詳細が確認できるため、質の低いリンクの排除などに活用できます。またグラフなどで分かりやすく可視化されるため、使いやすい点も魅力です。有料版と無料版がありますが、無料版は機能が大幅に制限されています。
akakurage.jpはGoogleペナルティの解除に役立つツールです。akakurage.jpの主な機能は以下のとおりです。
このように質の低い被リンクの確認に役立つツールで、リンクペナルティの回復に活用できます。無料登録で利用が可能ですが、高機能を求める場合には有料版がおすすめです。
Screaming Frog Web Crawleは、リンクやタイトルなどの要素ごとにリスト化できるツールで、問題の発見に役立ちます。主な機能は以下のとおりです。
このようにさまざまな要素のリスト化が可能なため、規模の大きなサイトの問題発見・解決にも活用できます。
URL検査ツールはGoogleサーチコンソールに搭載されているツールです。もともと備わっているツールのため、誰でも気軽に活用できる点がメリットです。URL検査ツールでは、対象となるサイトのページのダウンロード速度やHTTPレスポンス、Googleがどのようにページを見ているのかなどを把握できます。
サイトに問題があれば改善を繰り返し、URL検査ツールで診断しながら新しいページ内容を認識させるとよいでしょう。
Ahrefsは質の低いリンクを見つけることができる、被リンク解析ツールです。主な機能は以下のとおりです。
バックリンクに関する詳細の確認が可能なツールで、推移グラフなどを用いて視覚的に分かりやすいデザインとなっています。サーチコンソールでは取得できないリンクの確認も可能です。
MOZのGoogleのアルゴリズム変更履歴とは、大きなGoogleのアルゴリズムアップデート履歴を確認できるツールです。MOZのGoogleのアルゴリズム変更履歴では、サイトに影響を与える可能性が低い変更は更新されず、トラフィックの低下や検索順位の変動などに大きな影響があるアップデートが更新されています。
Webサイトの検索順位が大幅に下がった場合などにアップデート実施日と照らし合わせることで、改善すべきポイントが推測できるようになります。
Googleサーチコンソールはリンクやコンテンツの質、ペナルティ通知といったWebサイトを管理するためのツールです。主な機能としては以下が挙げられます。
手動ペナルティの場合は、サーチコンソールに通知されるメッセージからペナルティの内容が確認できるため、サイトの修正に役立ちます。
GoogleペナルティとはGoogleが公開しているガイドラインに抵触した場合に課せられるペナルティのことです。Googleペナルティには手動ペナルティと自動ペナルティがあり、ペナルティの原因や解除方法、解除期間などが異なります。Googleペナルティを防ぐためには質の高いコンテンツを作成し自然なリンクを獲得する、リダイレクトをさせないなど、ユーザー第一のコンテンツを作成することが重要です。
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