カルーセルUIは使いやすい?デザインの観点から影響を考察してみました
2019年11月5日
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更新日:2024年 12月 02日
【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
高松 建太郎
Webデザインの制作を依頼したい場合、必要な料金・費用はいくらなのか気になるのではないでしょうか。金額を調べても、どの金額が自社にあてはまるのか分からない場合もあります。
制作にかかる料金・費用はどのようなWebサイトを作成するかによって異なりますが、あらかじめ料金・費用の相場を知っておくと予算が立てやすいです。さまざまなパターンで料金・費用の相場を知っておくと、担当者との打ち合わせもしやすくなるでしょう。
本記事では、Webデザインの相場をパターン別に紹介します。依頼先を選ぶポイントも紹介しますので、参考にしてください。
目次
Webデザインの制作をまるごと依頼した場合、Webサイトごとの目的や規模、依頼先などによって違いがありますが、40万円~200万円程度が相場といわれています。
ただし、社内に知識のある人材がいれば必要な部分のみ外部に依頼して料金・費用を抑えることも可能です。また複雑な機能やデザインで印象的なサイトを作りたいと考える場合は、一般的に掲げられている料金・費用よりも高くなる可能性があります。
Webデザインを依頼する目的を明確にしておくと、必要な内容に絞ったWebデザインの依頼が可能です。
作成するWebサイトの規模で制作料金・費用は大きく変わり、規模が大きくなるほど必要な人員や工数が増えるため、高い料金・費用が必要です。Webサイトの規模を「小・中・大」の3種類に分けた場合、料金・費用の目安は以下のようになります。
ページ数が少ない小規模サイトは、シンプルに自社を紹介する目的でサイトを作成します。中規模・大規模サイトでは、コンテンツを充実させられるため集客を目的としたサイト作成が可能です。
すでに存在するサイトをリニューアルする場合でも、問題点の洗い出しや改善の作業などの工程が必要になるため、新規作成にかかる料金・費用とリニューアルの料金・費用相場はあまり違いがありません。
Webサイトには「自社の魅力を伝えたい」「集客したい」などそれぞれ目的があり、目的によってデザインや使用する機能も変わります。例えば、テンプレートを使用せずフルオーダーのデザインにしたり、システム開発を要する複雑な機能を付けたりすればより多くの料金・費用が必要です。
ここでは、以下の3種類に分けて料金・費用の相場とサイトの特徴を紹介します。制作したい種類を参考にしてください。
コーポレートサイトは、企業の公式サイトのことです。シンプルなものであれば30万円程度で制作できますが、コンテンツ量が多くしっかりと作りこんだサイトを作成したい場合は少なくとも30万円以上、コンテンツ量によっては数百万円以上かかることもあります。
コーポレートサイトは企業を調べるときにはじめに閲覧される場合が多く、企業の顔となるサイトです。会社概要をはじめ、歴史や理念などの会社情報、商品・サービスを紹介する事業紹介、IR情報、採用情報などで構成されています。
その他に問い合わせフォームを設置したり動画を閲覧できるようにしたりするなど、多くの機能を付加すればその分、料金・費用がかかります。
採用サイトは、企業が求人や採用を行うためのWebサイトです。
採用サイトを作成する場合、60万円~400万円程度が料金・費用の目安になります。基本的な構成にテンプレートを使った場合は比較的安く制作できますが、オリジナルで一からデザインを依頼する場合は200万円以上の料金・費用が必要です。
採用サイトは求職者が求める情報や会社の魅力を伝える内容に特化して制作されます。例えば、募集職種や募集人数、応募資格、勤務地、勤務時間、初任給、福利厚生などを記載した募集要項、求める人物像、どのような会社なのか知ってもらうための会社データや社員インタビューなどを掲載します。依頼先によっては求人戦略も相談できますが、その分料金・費用は高くなる傾向です。
ECサイトとは、インターネット上で商品やサービスを販売するWebサイトです。ECサイトの制作を依頼する場合、使用する機能やサイトの規模によって異なりますが、小・中規模で50万~500万円程度の料金・費用の相場です。
小・中級規模のECサイトではASPやパッケージになりますが、一からオリジナルで大規模なECサイトを制作したい場合は1000万円以上の費用感になります。
Webサイトのページには、主にトップページや下層ページ、ランディングページなどの種類があります。
ページの種類によって必要な機能やページのデザインの複雑さも異なるため料金・費用もそれぞれ異なり、全てのページを制作すると最低でも40万円程度は必要です。Webデザイン制作を依頼する場合、あらかじめページの種類ごとの料金・費用を把握しておくと予算が立てやすくなるでしょう。
ここでは、ページ別の料金・費用相場とそれぞれのページについて解説します。
トップページ作成の料金・費用相場は、5万~30万円程度です。
トップページは、検索して訪れたユーザーが最初に目にするページです。一目でどのような企業でどのようなサービスを行っているかを伝えられるように高いデザイン力が求められます。
また、トップページはヘッダー・メインビジュアル・コンテンツ・フッターなど、デザインの要素が多いパーツで構成されるため作業工程が多いのが特徴で、その分他のページより多くの料金・費用が必要です。また、目的や種類によっては、他のページよりも質の高い画像や動画を使用した方が効果を期待できる場合もあり、料金・費用が高くなりやすい傾向にあります。
下層ページは、サイトの階層構造の中でトップページの下に並ぶページを指します。会社概要やサービスの紹介、商品の詳細などトップページでは伝えきれない内容を詳しく紹介するページです。
料金・費用の相場は2万~9万円程度で、複雑なデザインにするときは相場よりも料金・費用がかかる場合があります。
下層ページは複数のページから構成ことが多く、サイト全体の印象を統一させるためにトップページのデザインをベースに制作されるのが一般的です。そのためデザインにかかる工数が少なく済むので、トップページより料金・費用が低くなります。
ランディングページ(LP)の制作にかかる料金・費用は、6万~30万円程度が相場です。
ランディングページとは、広義では検索やWeb広告、SNSなどからユーザーが最初に訪れるページのことです。狭義ではユーザーを商品の購入や問い合わせに誘導する目的で、商品やサービスの魅力を1枚の縦長のページにまとめたものを指します。
公開後の運用サポートやWebマーケティングなどを含めて依頼すると、料金・費用はさらに高額なる傾向があります。
Webサイトの制作には、企画やデザイン、コーディング、SEO対策などの各工程に分けられ、それぞれで料金・費用が発生します。全ての工程を外注する場合、料金・費用の目安として少なくとも30万円程度は必要になるでしょう。
社内に知識や技術のある方がいる場合は、部分的に内省できれば料金・費用を抑えられるかもしれません。ここでは、サイト制作における各工程の意味を解説しそれぞれに発生する料金・費用の目安をご紹介していきます。
企画にかかる料金・費用は、5万円~20万円程度が目安です。Webデザインを依頼する目的を明確にし、誰に向けてどのようなサイトを作りたいのかを制作側と依頼者で話し合います。企画はWebディレクターが担当するときもあり、ディレクション費など別の費目に含まれる場合も多いです。
企画では以下の内容を企画担当者と依頼者で話し合います。
制作を円滑に進めるために、企画の段階で制作物の内容についての要望を明確にすることは大切なので、Webデザインにかかる全ての料金・費用の20%前後があてられます。
一般的なデザインの料金・費用は、5万~50万円あたりが目安です。
デザインを行うときにはまず全体像を設計してから、画像やイラストをどのように配置するのか、フォントや背景はどうするのかなど細かなデザイン設定を行います。
これらのデザインは大きくUI(ユーザーインターフェース)デザインとUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインにわけられます。UIデザインとは使用者が直感的にわかりやすく操作できるようにするためのデザインです。一方UXデザインはサイトやアプリなどを使う人の体験を設計して使いやすくするためにデザインされます。
どの部分のデザインを外注するのかによっても料金・費用が異なるため、少しでも料金・費用を抑えたい場合はどのデザイン作業が必要か精査した上で、プロの力を借りたい部分だけ外注するのがおすすめです。
コーティングの料金・費用の目安は、3万~15万円程度が相場です。
コーディングとは、Webページ上にデザインを表示させるために、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を使用してソースコードを書く作業です。コーディング料金・費用は全体の多くを占め、動きのあるインタラクティブなページほど複雑なコーディングが必要になります。
コーディングの料金・費用を抑えたい場合はシンプルなデザインに変更したり、アニメーションなどの演出を減らしたりなどを検討しましょう。
Webサイトの目的によっては、サイトへの流入者数を増やすためにSEO対策に力を入れたい場合もあるでしょう。SEO対策を依頼する場合は、少なくとも10万円以上の料金・費用が見込まれます。
SEOは「検索エンジン最適化」のことで、Googleなどの検索エンジンの検索結果で自社サイトを上位に表示させるための対策を指します。検索結果から自社サイトへ流入者を増やして、売り上げや認知につなげるなどの効果を得るのが目的です。
SEO対策は短期間で効果がでるものではなく、長期的に取り組む必要があります。SEO対策を施してWebデザインやコンテンツを作成するだけでなく、継続的に効果測定をして改善を繰り返すことで成果を上げることができます。そのため月額で料金・費用を設定している制作会社も多いです。
Webデザインの依頼先は主に制作会社・クラウドソーシング・個人事業主があります。クラウドソーシングは、仕事を請け負うフリーランスと依頼したい企業をつなぐプラットフォームです。直接フリーランスに依頼する場合と同様に、個人で全ての業務を担当する場合が多いため、人件費が少ない分料金・費用が低めになる傾向があります。
Webデザインをどこに依頼するかによっても料金・費用に違いがあるため、それぞれの依頼先の料金・費用と特徴を紹介します。
Webデザイン制作会社にデザインだけを依頼する場合の料金・費用は15万〜50万円程度ですが、全ての制作を依頼するには30万~500万円程度の料金・費用が必要です。制作の工程が多くなるほど料金・費用は増加するので、必要な内容を見極めて依頼します。
Webデザイン制作会社では、企画・デザイン・コーディング・SEO対策などの各工程をそれぞれ専門の担当者が行います。制作の工程が多くなるほど人件費がかかるのがデメリットですが、依頼者側に知識がなくても質の高いWebサイトを制作できるのがメリットといえるでしょう。制作会社によっては公開後も手厚いサポートが受けられるところもあります。
クラウドソーシングでWebデザイン制作を依頼する場合、最低限の小規模なもので5万~30万円の料金・費用相場です。クラウドソーシングは仕事を請け負う方と依頼する方をつなぐサービスです。多くの登録者の中からイメージに合った委託先を探せます。
また登録者の多くはフリーランスや副業をしている方なので、一人で全ての工程を行う場合が多い分、Webデザイン制作会社の料金・費用相場と比べるとコストを抑えられるでしょう。小規模な仕事を得るためにWebデザイン制作会社が登録しているケースもあります。ただし、登録している方のスキルやセンスなどが一定でないため、依頼先を決める場合は評価や実績、ポートフォリオなどを確認するようにしましょう。
フリーランスに直接制作を依頼する場合は、クラウドソーシングで依頼する場合と同じくWebデザイン制作会社の費用感より低めになります。最低限の小規模なサイトならば5万~30万円で依頼できるでしょう。
フリーランスのWebデザイナーはクラウドソーシングを通じで依頼することも可能ですが、エージェントサービスを利用しているフリーランスの方も多くいます。またコネクションで依頼するケースもあるでしょう。
フリーランスは個人で仕事を請け負うため、料金・費用を抑えられます。制作の過程では直接やり取りできるので、複数人がチームで作業するWebデザイン制作会社よりも、要望がダイレクトに伝わりやすいメリットもあります。
制作会社のホームページなどに掲載されている金額は、基本的なデザイン料金の場合があります。基本的な料金以外に以下のものは、オプションとして追加が可能です。
オプションは追加すれば目を惹くWebサイトを作れますが、料金・費用が増加します。自社で用意できれば料金・費用を節約できる項目も多いので、ここではそれぞれのオプション料金・費用について確認します。
レスポンシブデザインに対応したWebサイトを制作する場合、追加で2万〜10万円程度の料金・費用が必要です。
レスポンシブデザインとは、Webサイトをパソコン以外にスマートフォンやタブレットの画面サイズでも表示できるように、HTMLファイルをCSSファイルで制御するデザインを指します。
1つのHTMLファイルで対応できるため編集の手間が少ない上に、SEOの観点からもメリットがあります。ただし、パソコンでの表示に合わせて画像やファイルのサイズが大きくなり表示が遅くなる場合のがデメリットといえるでしょう。
近年では、スマートフォンを使ってWebサイトを閲覧する機会が多くなっています。レスポンシブデザインは標準の制作費に含まれる場合もあるので、曖昧な場合は追加で料金・費用が必要かどうか確認してください。
ロゴデザインやロゴマークの制作も依頼する場合、3〜30万円程度の料金・費用が必要です。また、複数のデザイン案から選びたい場合は、さらに料金・費用が追加されます。
ロゴデザインは企業のイメージや理念を反映させて作られます。ロゴの制作を専門のデザイナーに依頼すると料金・費用は高くなりますが、デザイン性に優れたロゴがあれば企業のブランディングに効果的というメリットがあります。
バナーの料金・費用はサイズや種類によって変わります。3000円~50万円程度で制作できますが、GIFバナーのように動きのあるものやデザイン範囲が大きいバナーは料金・費用が高くなります。
バナーとは旗やのぼりの意味で、Web上のバナーとは商品やサービスの訴求やキャンペーン情報などを掲載したした画像形式の広告です。サイトを訪問したユーザーがバナーをクリックすると、商品ページやランディングページなどへ移動できます。Webサイト内にさまざまバナーを配置したい場合は、その分の料金・費用がかかる可能性があるので、料金・費用対効果でバナー配置のサイズや種類を考えましょう。
Webデザインで使う画像は、自社で用意するかフリー画像を使用すれば料金・費用を抑えられます。しかし、どこかで見たことがあるようなフリー素材ばかりを使ったWebサイトより、オリジナルの画像があるサイトの方が個性的で印象に残りやすく、SEOの観点からも評価が期待できるでしょう。
トップページの写真や商品画像などの撮影を依頼する場合、撮影時間で料金・費用が決まる場合が多くあります。相場として1時間で2万~3万円、3時間で3万~4万円が一般的です。また、撮影を制作会社に依頼する場合や丸一日かかるような大がかりな撮影をする場合は、8万~80万円程度が料金・費用の相場になります。
撮影料金・費用の他にフォトグラファーの交通費や出張費が加算される場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
Webページに入れる動画も依頼主が撮影したものを使用できますが、プロに撮影を依頼すると30万円程度の料金・費用がかかります。
動画はテキストや静止画よりも注目されやすく、記憶に残りやすいといったメリットがあります。一目で伝わりやすいので、例えば商品の使い方や製造過程、求人サイトの会社案内などに使うと効果的です。
ただし、動画制作は撮影以外にもシナリオや構成考えたり、撮影した動画を編集したりする工程が必要になるため、長い動画や特殊なエフェクトを取り入れた動画を撮影すると100万円以上かかることもあります。また、遠方での撮影、ドローン撮影など希望する場合も、相場より高額な料金・費用がかかります。
Webデザインと一言でいっても業務範囲や料金・費用の幅が広く、依頼先を間違えると「思ってたデザインと違う!」となりかねません。良いサイトを制作するためにも、依頼先選びは重要です。ここから3つのポイントを厳選してご紹介するので参考にしてください。
依頼先を選ぶ場合、料金・費用だけでなく実績の確認も大切です。Webデザインができる会社にはそれぞれ得意分野や不得意分野があります。例えば集客を目的にWebデザインを依頼する場合、マーケティングや集客に強い会社に依頼するのが得策です。
さらに、その会社が同じ業種や目的で制作した実績があるかどうかを確認します。イメージに近い制作例があれば直接問い合わせて、こだわった点や成功した点などについて質問し、具体的な話が聞けるような会社を選ぶと良いでしょう。
相性の良い担当者を見つけることも依頼先選びのポイントです。Webデザイン制作は完成するまでに数カ月かかる場合もあります。担当者とうまくコミュニケーションが取れれば意思の疎通がしやすくなり、要望も伝えやすくなるでしょう。
以下は、担当者選びでチェックしたい項目です。
ただし、依頼前の打ち合わせで相性が良いと思っても、制作は別の方が担当する場合もあります。あらかじめ同じ方に制作を担当してもらえるのかを確認しておきましょう。
正式に発注する前には、必ず見積もりを確認しましょう。見積もりは費用の明細が記載されているので、項目や金額が話し合った内容と相違ないかを確認します。専門用語で記載されている場合も多いため不明な項目があれば質問してください。
見積もりは表内に目が行きがちですが、欄外や見積書の下部に大切な内容が小さな文字で記載されている場合があります。見落とさずに確認するようにしましょう。
また見積もりの金額以外に後から追加になる可能性についても質問しておくと、思ったより金額が高くなるようなトラブルも避けられます。
Webデザインの制作料金・費用は30万~500万円程度相場の幅が広く、実際にいくら必要なのか分かりにくい面があります。そこで本記事ではサイトの規模や依頼先、ページの種類などのパターン別に料金・費用相場や依頼するポイントを紹介しました。
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