アプリマーケティングの常識!?「プッシュ通知」の活用方法を解説!

【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
高松 建太郎

アプリを開いていなくてもメッセージをユーザーへ送ることのできる「プッシュ通知」。
ユーザーに情報を届けるだけでなく、マーケティングにも高い効果を期待できるとして注目されいます。
今回はそんなプッシュ通知を、マーケティングで活用するためのポイントを解説していきます。

そもそもプッシュ通知とは?

プッシュ通知とは、アプリがインストールされている端末にメッセージを送信できる機能のことです。
アプリを開いていなくてもメッセージが見れるという特徴があります。
また、表示されたメッセージをタップすることでアプリを起動することができるため、メッセージの内容に書いてある行動をユーザーに促すことができます。

メールやチャットの受信通知やOSアップデートのお知らせといった身近なところでも使われているので、みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

プッシュ通知のメリット

まずはプッシュ通知のメリットについて理解していきましょう。

メッセージを読んでもらいやすい

プッシュ通知は届いたタイミングで画面に表示されるので、ユーザーが特別な行動をしなくても情報を受け取ってくれるというメリットがあります。

上記の資料では、およそ7割のユーザーがプッシュ通知を見てくれるというデータが出ています。

メッセージをリアルタイムに送ることができる

プッシュ通知は、リアルタイムに情報を提供することができます。
タイムセールやキャンペーン、ゲーム内イベントなどのタイミングを通知することで、ユーザーのアクションを促すことができます。

現実でのイベントと連動させることも可能なので、アプリ外でのマーケティングにも利用できるでしょう。
例えば紅白歌合戦の公式アプリ。このアプリにはあらかじめ登録しておいた気になるアーティストの出演時刻に通知を送る機能がありました。

アプリの継続率が上がる

定期的にプッシュ通知があると、ユーザーがアプリの存在を忘れてしまうことが少なくなるため、継続率が上がる傾向があります。
あまりアプリに触れなくなってしまったユーザーのアプリ起動のきっかけにもなります。
通知としてだけでなく、ユーザーへのリマインドとしてもはたらくというわけです。


出典:GMOおみせアプリ資料(データ:2014年)

プッシュ通知のデメリット

プッシュ通知の運用はメリットばかり、というわけではありません。プッシュ通知にはデメリットもあります。
それは「迷惑だと思われやすい」という点です。

短期間に何度も送ったり、ユーザーが興味を持っていない通知を送っていたりすると、
ユーザーに「うっとうしい」と思われてしまう可能性があります。

読んでもらいやすいというメリットは、裏を返すと迷惑だと思われるきっかけが多いというデメリットでもあるというわけです。

最悪の場合、プッシュ通知が原因でアプリをアンインストールされてしまうことも起こりえます。

出典:アプリマーケティング研究所(データ:2014年)

メルマガとの比較

「ユーザーに情報を届けるなら、従来のメルマガでもよいのでは?」
そう思う方もいるかもしれません。
しかしプッシュ通知にはプッシュ通知独自の強みもあります。
以下にまとめてみました。

情報を読むまでのステップが少ない

メルマガとの最大の違いは、やはり「情報を読むために必要なステップの数」でしょう。

メルマガで情報を確認する場合、
メーラーを開く
メールを探す
メールを読む
のステップが必要ですが、プッシュ通知の場合は「画面に表示されるメッセージを読む」の1ステップで済みます。
多くの情報を伝えたい場合でも、プッシュ通知はタップすればアプリを起動できるのでメルマガに比べユーザーの負担が少なくなります。

メールアドレスが必要ない

プッシュ通知はアプリがインストールされていれば送ることがきます。
ユーザーにメールアドレスを登録してもらう必要がありません。
そのため、比較的多くのユーザーに情報を届けることが可能です。

開封率が高いとされている

上記のようにユーザーの負担の少なさからか、プッシュ通知はメルマガより開封率が高いとされています。
参考:https://shopforce.jp/repeat/1392/

プッシュ通知を活用するために注意すべき3つのポイント

通知のタイミングを見極める

通知のタイミング、具体的に言うと「頻度」と「時間帯」はプッシュ通知を活用するにあたって非常に重要です。

頻度を絞る

通知の頻度が高いと、ユーザーに迷惑だと思われてしまう可能性も高まります。
通知をオフにされてしまったりアプリをアンインストールされてしまっては元も子もありません。

アプリの種類やユーザー層によって適切な通知頻度は変わりますが、
運用しているアプリが毎日利用されることを想定していない場合は、
まず週に1〜2回程度の頻度から試してみるとユーザーに悪印象を与えづらいかもしれません。

時間帯に気を付ける

ユーザーが仕事や学校に行っている時間帯は、たとえ有益な情報だとしても通知を読んでもらいづらいでしょう。
通勤・通学、お昼休み、会社・学校が終わったあとなど、ユーザーが自然とスマートフォンを見る時間帯に通知を送ることが、通知を有効に活用するのには重要です。

メッセージを使い回さない

同じメッセージを何度も受け取ると、ユーザーの関心が低くなっていきます。
ユーザーにとって有益な情報が少ないと、通知をオフにされてしまう可能性もあります。
メッセージはなるべく使い回さず、ユーザーの関心が低くならないよう工夫しましょう。

各ユーザーに合った通知を送る

メッセージをユーザーに合わせるというのも非常に重要です。
興味・関心がない通知が送られてきても、ユーザーは喜んではくれません。

ショップ系のアプリであればユーザーが以前購入したものの関連商品についての通知、ニュースやブログ系のアプリであればユーザーのよく読むジャンルの新着通知など、各ユーザーに合わせて通知を変えていくことが重要です。

ユーザーの目線に立った運用が成功のカギ!

まとめると、

  • ユーザーが求める情報を送る
  • ユーザーが嫌がるようなタイミングでは送らない

という「ユーザー目線での運用」が成功のカギということになります。

ユーザーにとって有益な情報を、適切なタイミングで。
これを意識して、常にユーザー第一で運用していくことが、成功への近道なのかもしれません。