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2026年1月29日
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AhrefsのDRが急落?──評価基準見直しで見えてきた“本当のサイト価値”
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
2024年10月上旬以降、国内サイトを中心にAhrefsのDR(ドメインレーティング)が大きく下落したという声が相次いでいます。
公式なアナウンスは出ていないものの、被リンク評価の基準が見直された可能性は高く、これまでのDRの捉え方を再考する必要が出てきました。
目次
今回の変化が注目されるようになった背景には、X(旧Twitter)上での投稿があります。
そこでは次のような指摘が共有されていました。
多くのSEO関係者が同様の変化を確認しており、偶発的な変動ではないと考えられています。

今回のDR下落を分析すると、被リンクの質をより厳密に評価する方向へアルゴリズムが調整された印象があります。
これまで一定数の被リンクがあればDRが高くなっていたサイトでも、リンク元の信頼性や自然さが弱い場合、評価が下がった可能性があります。
結果として、被リンクの「数」よりも「どこから・どのように」リンクされているかが、より重視されるようになったと考えられます。
ここで改めて、AhrefsのDRについて整理しておきましょう。
DR(ドメインレーティング)とは、Webサイト全体の被リンクの強さを0〜100のスコアで表したAhrefs独自の指標です。
DRは、単純に被リンク数を数えているわけではありません。評価の仕組みは次のようになっています。
自社サイトをA、リンク元サイトをBとします。
たとえば、BサイトのDRが80で、外部リンク数が100の場合、Aが受け取るリンクジュースは「0.8」となります。
このように、リンク元の強さとリンクの分散度のバランスによって、最終的なDRが決まります。

ここで注意したいのは、DRの変動がGoogle検索での評価を直接示すものではないという点です。
Ahrefsの公式ブログでも、「DRは検索流入と相関はあるが、DRを上げること自体を目的にすべきではない」と明言されています。
DRはあくまで外部ツールによる参考指標であり、Googleのランキングアルゴリズムとは直接関係しません。
今回のDR下落をきっかけに、見直すべきなのはスコアそのものではなく、被リンク構造の健全性です。
具体的には、
といった点を確認することが重要です。
DRを短期的に上げる施策よりも、自然で質の高い被リンクが集まるサイト運営を続けることが、長期的には最も効果的です。
信頼されるコンテンツを継続的に発信し、結果としてDRや検索流入が伸びていく──今回の基準見直しは、その原点を思い出させる出来事と言えるでしょう。
AhrefsのDR下落は、一見ネガティブに見えるかもしれません。
しかしその本質は、「正当に評価されるサイト構造」への回帰です。
このタイミングで自社サイトの被リンクや参照元を整理し、本質的な価値を持つWebサイトへと整備していくことが、今後のSEOにおいて重要になっていくでしょう。