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2019年8月23日
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更新日:2026年 01月 30日
AI Overviewsは減った?広がった?──Semrush調査が示すGoogle検索の“次の段階”
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
Google検索に表示されるAI Overviews(AIによる要約表示)は、登場から時間が経ち、その役割や表示傾向が大きく変化しています。
Semrushが公表した最新の調査結果からは、「AI Overviewsは減少している」のではなく、より実践的な検索フェーズへ広がっている実態が明らかになりました。
目次
今回の調査は、2025年1月から11月にかけて実施され、1,000万以上のキーワードを対象に、AI Overviewsの表示率や対象クエリの変化が分析されています。
検索結果の大規模な変化を定量的に捉えた、非常に信頼性の高いデータと言えるでしょう。

調査によると、AI Overviewsの表示率は以下のように推移しています。
一時的に急増した後、現在は16%前後で安定している状況です。
これは、GoogleがAI Overviewsを闇雲に拡大するのではなく、検索体験を見ながら調整していることを示唆しています。
当初、AI Overviewsは、
といった情報収集系クエリで多く表示されていました。
しかし2025年10月以降は、
といった、比較・検討・行動フェーズの検索でも表示されるケースが増加しています。
これは、AI Overviewsが検索の初期段階だけでなく、ユーザーの意思決定プロセス全体に関与し始めていることを意味します。

AI Overviewsの登場でよく語られるのが、ゼロクリック問題です。
確かに調査結果では、AI Overviewsが表示されやすいクエリほど、ゼロクリック率が高くなる傾向は確認されています。
しかしSemrushの分析では、
によっては、クリック率(CTR)が上昇したケースも存在していました。
つまり、AI Overviews=必ず流入減、とは言い切れない状況です。
業界別の分析では、次のような傾向が見られました。
業界ごとにAI Overviewsの影響度が異なる点も、今後のSEO戦略を考える上で重要なポイントです。
今回の調査から分かるのは、AI Overviewsは「表示されるか・されないか」ではなく、どう引用され、どう補完されるかが重要になっているという点です。
こうした要素を備えたWebサイトほど、AI Overviews時代でも価値を発揮しやすくなります。
Semrushの調査結果は、AI Overviewsが“実験段階”を終え、検索体験に組み込まれる存在へ進化していることを示しています。
表示率の増減だけに一喜一憂するのではなく、AIに選ばれ、引用され、クリックされるコンテンツとは何かを考えることが、これからのSEO・Web運用において欠かせない視点となるでしょう。