SEOで外せないYMYL解説 – 医療やお金に関するコンテンツは要注意!
2019年8月27日
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更新日:2023年 03月 20日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
SEOでのいわゆる正解は検索順位1位ですが、実はそれよりも多くの表示回数と流入数が見込める「強調スニペット」というものが存在します。
このページでは、強調スニペットの概要に始まり、その種類や対策方法を解説します。
強調スニペットについて知らない方、知っているものの表示方法が気になる方、ぜひここで強調スニペットについて理解して、サイトに取り入れてみてください。
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目次
強調スニペットとは、検索クエリに質問が含まれる場合に、目立つ形で回答(説明)が表示されるボックスのことです。
「〇〇とは」のようなクエリで見かけることが多いですが、そうでなくても「質問の意図」をGoogleが汲み取った場合は表示されます。
上図のように、自然検索の検索結果において、強調スニペットは枠で囲われて最上部に表示されます(リスティング広告がある場合はその下に表示されます)。
そのため、ユーザーの注目を集めやすく、多くの流入が見込めるのです。
また、強調スニペットはPC版と同様にモバイル版でも表示されます。
以下は「リードナーチャリング」をスマートフォンで検索した結果です。
また、強調スニペットと似ている表示方法で「Googleナレッジグラフ」というものがあります。
こちらに関しては以下のページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Googleナレッジグラフの仕組み – 表示方法と編集方法について解説します
強調スニペットにはいくつか種類(表示パターン)があり、検索クエリによって変わってきます。 どのような表示パターンがあるのかまとめてみました。
検索したクエリに対して、テキストによる解説が掲載される表示パターンです。
テキストの横に画像が表示されている場合が多く、その下にページタイトルが入ります。
検索クエリの回答に「順序」が必要な場合は上図リスト(順番つき)の形式で表示されます。
質問に対する回答が複数あり、それがリストタグ(li)でページ内に記載されている場合は、上記のような表示になることもあります。
料金や日程についての質問に対する回答は、表でまとめて見やすく表示されます。
YouTubeに投稿されている動画が抽出され、動画形式でスニペットとして表示されます。
歌詞の一部やリリース年など、関連情報とセットで表示されるのが特徴です。
それでは強調スニペットは、どのようなキーワード(検索クエリ)が入力された場合に表示されることが多いのでしょうか。
強調スニペットの種類に応じてご紹介していきます。
・「〇〇(単語)」「〇〇とは」「〇〇って」など、単語の意味
→強調スニペットの種類「テキスト」
・「〇〇 作り方」「〇〇の方法」「〇〇するには」など、何かの方法
→強調スニペットの種類「リスト(順番)」
・「〇〇 料金」「〇〇 価格」「〇〇 一覧」など、主に何かの価格など
→強調スニペットの種類「表」
・「Greenday Minority」といった、アーティスト名と曲名を入力した
→強調スニペットの種類「動画」
もちろん上記は一例で、全てというわけではありません。
具体的な検索クエリやを調べる際は、Ahrefsというツールが便利です。(有料ではありますが)
こちらに関しては以下のページで詳しく解説されているので、参考にしてください。(英語です)
https://overthinkgroup.com/featured-snippets-ahrefs/
Web担当者にとって魅力的な強調スニペットですが、どうすれば表示できるのでしょうか。
これに対して、Googleは次のように述べています。
自分のページを強調スニペットとして設定できますか?
ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。Google では、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをシステムで判断し、その結果を強調スニペットとして表示します。
引用:SearchConsoleヘルプ 検索結果での強調スニペット
つまり、「強調スニペットを自身で設定することはできない」「強調スニペットの意図的な出し方は存在しない」ということです。
しかし、表示される可能性を高める対策はできます。
ここからは強調スニペットに採用されるための対策方法をまとめていきます。
強調スニペットとして表示されるためには、「どんなキーワードなら表示される?」の項目でご紹介したクエリを意識することが大切です。
例えば「SEO」というテーマでコンテンツを作成するのであれば、「SEOそのもの」に関する質問と回答をページ内に用意します。
その際、強調スニペット内にテキストが収まるように「とは」に続くテキストを簡潔にまとめることを意識してみてください。
ユーザーにとっても、Googleにとっても理解しやすくなります。
強調スニペットは「パッと見る」「少し読むだけで理解できる」ということが重要になります。
検索したユーザーが「知りたいこと」を意識して、コンテンツを作成することがポイントとなります。
「上位表示させる」というよりは「しっかりニーズに答えてあげる」ニュアンスです。
まずはGoogleにページの品質を評価してもらいましょう。
評価を得た上で「よくある質問に簡潔に答える」コンテンツが用意されていれば、強調スニペットに採用されやすくなると考えられます。
ユーザーに役立つ検索結果の提供はGoogleが常に追い求めているものです。
そんなGoogleの目線で考えれば、評価しているサイトの情報を強調スニペットに採用したいはずですよね。
強調スニペットがどのようなものか、どんな種類があるのか、表示させるための対策は何なのかについて解説してきました。
改めてお伝えしておきますが、今回ご紹介した対策を行ったからといって、必ずしも強調スニペットに採用されるわけではありません。
何より大切なのは、ユーザーにとってわかりやすく、質の良いコンテンツを作成することです。
どういったコンテンツでも、これは常に念頭に置いておく必要があります。
あくまでその上にSEOや強調スニペット表示を目指した対策があることを忘れないようにしましょう。
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