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2023年8月14日
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更新日:2026年 10月 22日
ページの離脱率を改善する5つの方法とは?原因から対策までわかりやすく解説
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
離脱率は、ページの役割と成果への導線を踏まえて改善します。申し込み前の離脱と、目的を果たした後の離脱を分けることが重要です。
本記事では、離脱の原因、優先して見直すページ、5つの対策を解説します。GA4で離脱を確認する方法や、直帰率との違いも整理します。
購入や問い合わせの前に離脱が集中すると、成果の機会を逃すことがあります。どの段階で利用者が止まるかを知るために、離脱の確認が必要です。
ただし、すべての離脱を減らす必要はありません。利用者が目的を達成したページでは、閲覧を終えることも自然です。
ページ単位の離脱率は、一般に次の式で整理します。集計する期間やページの単位をそろえて計算してください。
ページの離脱率 = そのページでの離脱数 ÷ そのページの表示回数 × 100
仮に表示が1,000回、離脱が300回なら、計算上の離脱率は30%です。これは説明用の例であり、良しあしの基準ではありません。
GA4の「離脱数」は、セッションの最後のイベントが対象ページで発生した回数です。「探索」で確認でき、ブラウザを閉じた回数そのものではありません。
※参考:Google Analytics ヘルプ「[GA4] Entrances and exits」(確認日:2026-10-15)
| 指標 | 何を見るか | 分母 |
|---|---|---|
| ページの離脱率 | 閲覧を終えたページの割合を計算する | 対象ページの表示回数 |
| GA4の直帰率 | エンゲージメントがなかった訪問の割合 | セッション数 |
| ファネルの離脱率 | 定義した次のステップに進まなかった割合 | 対象ステップに到達したユーザー数 |
直帰率は離脱率とは別の指標です。GA4では、次のいずれかを満たすとエンゲージメントがあったと扱います。1ページで閲覧を終えても、必ず直帰になるわけではありません。
滞在時間の条件は標準の設定を示しています。利用中の設定を確認し、過去と同じ条件で比較してください。
※参考:Google Analytics ヘルプ「[GA4] Engagement rate and bounce rate」(確認日:2026-10-15)
離脱が多い背景には、期待とのずれ、操作の負担、導線の問題などがあります。数字だけで原因を断定せず、ページと利用状況を確認してください。
流入元や端末によって離脱の傾向が違う場合は、分けて分析しましょう。
検索結果や広告で期待した情報がないと、閲覧を続けにくくなります。タイトルと冒頭だけでなく、費用や条件の説明も確認が必要です。
例えば、比較を求める人に商品紹介だけを見せても、判断材料が足りません。比較軸や対象者、利用できない条件まで示しましょう。流入した検索語とページ内容を照合すると、期待とのずれを探しやすくなります。
必要な情報があっても、操作しにくいと途中で離れることがあります。表示の遅さや読みにくさは、実機で確認したい課題です。
特定の端末だけ離脱が多い場合は、画面幅やブラウザを変えて確認しましょう。利用者の操作記録と実機の挙動を合わせて見ることが大切です。
リンクの行き先が分かりにくいと、必要な情報へ進めません。無関係な誘導やリンク切れは、利用者が迷う原因になります。
内部リンクは、今の内容を補うページへつなげましょう。外部リンクも、公式情報や利用手続きなどに必要なら残すべきです。離脱を減らすためだけに、判断材料となるリンクを削除しないでください。
外部へのクリックと離脱数は一致しません。別タブで開いたり、戻って閲覧を続けたりすることもあるためです。
ページの目的を達成した後の離脱は、必ずしも改善対象ではありません。成果の発生や目的のリンクへの遷移と合わせて判断します。
特に、完了ページと外部への案内ページは、離脱率だけで評価しないようにしましょう。
サンクスページは、問い合わせや購入の完了を知らせるページです。手続きが成功した後に離脱しても、通常は目的を果たしています。
受付内容、次の手順、連絡までの目安を明確にしましょう。別の商品紹介を優先し、完了の案内を隠さないことが重要です。ページへの直接訪問や再読み込みで、成果を重複計測していないかも確認してください。
予約や購入を外部サービスで行う場合、外部への遷移は想定した行動です。離脱が増えただけで問題と判断する必要はありません。
ただし、離脱率が高いことだけでは、誘導の成功は分かりません。外部リンクのクリックを測り、可能なら遷移先での予約や購入も確認しましょう。自社で管理する別ドメインなら、計測の連携方法も点検します。
優先するのは、成果への途中にあり、離脱の影響が大きいページです。離脱率だけでなく、対象人数や次の行動への到達率を見て判断します。
閲覧数が多いページ、短時間で離れるページ、フォーム、CV直前を確認しましょう。
閲覧数の多いページは、改善が影響する対象も大きくなります。まずはそのページが集客用か、比較用か、申し込み用かを整理してください。
情報提供が目的の記事なら、読了や関連ページへの移動も評価材料です。商品やサービスのページなら、CTAへの到達とクリックを確認しましょう。離脱が多くても、読者の疑問を解決している場合は、無理な回遊を促す必要はありません。
短時間の閲覧は、内容のずれや表示の問題を見つける手掛かりです。ただし、答えがすぐ見つかった場合にも短くなります。
GA4のエンゲージメント時間は、ブラウザでページにフォーカスがある時間を扱います。単純な滞在時間と混同せず、イベントや遷移も確認しましょう。営業時間や連絡先のページなら、短時間で目的を果たした可能性もあります。
※参考:Google Analytics ヘルプ「[GA4] Traffic acquisition report」(確認日:2026-10-15)
フォームまで進んだ人が送信できない場合は、優先して点検します。入力負担のほか、技術的なエラーも考えられるためです。
入力開始、各段階への到達、送信成功を確認しましょう。任意項目、入力例、エラー文、スマートフォンのキーボードを見直します。送信ボタンを押しただけで完了と数えず、受付の成功まで追うことが重要です。
カートや確認画面など、CV直前のページでは手続きの障害を調べます。追加費用や利用条件を初めて知り、離れる場合もあるためです。
送料、納期、支払方法、登録の要否は早めに伝えましょう。入力済みの内容が戻る操作で消えないかも確認してください。比較検討のためにカートへ入れる人もいるので、すべてを操作不良と決めつけないことが大切です。
対策は、離脱が多い理由とページの目的に合わせて選びます。変更前に、次のステップへの到達やCVを評価指標として決めておきましょう。
以下の5つを、課題のある箇所から実施してください。
変更日、対象ページ、変更内容を記録し、同じ条件で再測定します。離脱率の低下に加え、次のページへの到達とCVがどう変わったかも確認してください。
コンテンツは、利用者の疑問に具体的に答える内容へ改善します。情報量を増やすだけでは、判断しやすさは高まりません。
冒頭で答えと対象者を示し、必要に応じて手順や比較を補いましょう。データには条件と出典を付け、古い仕様や料金は確認します。見出しだけでも内容を探せるようにし、説明の重複を減らしてください。
改善後は閲覧時間の長さだけを追わず、必要な情報への到達や成果を確認します。短時間で疑問が解決することも、利用者にとって価値のある体験です。
運営会社や問い合わせ先、情報の更新状況も確認してください。料金や実績の条件が不明だと、申し込みを判断しにくくなります。会社情報は実態に合う内容を示し、更新日だけを変えないことが大切です。
タイトルでは、ページで実際に分かることを示します。検索結果で約束した内容を、冒頭から確認できる構成が基本です。
例えば「料金比較」というタイトルなら、料金表と比較条件を用意しましょう。手順を探している人には、先に実施方法を示します。文字数だけを一律の基準にせず、対象と内容が伝わる具体性を優先してください。
UIはボタンや入力欄などの接点、UXは利用全体を通じた体験です。見やすさに加え、目的まで進めるかを確認します。
主な操作を実機で行い、迷う箇所を記録しましょう。ボタンの文言、文字の大きさ、余白、メニューの分類を見直します。ポップアップや追従CTAは、本文や操作を妨げないことが前提です。
年齢や性別のイメージだけでデザインを決めないようにします。利用する端末や目的、操作上の困り事を調べて判断してください。
料金や利用条件で迷う人には、FAQや相談窓口への案内も役立ちます。チャットを設置する場合は、対応時間や回答できる範囲を明確にしましょう。操作を遮る表示を増やす前に、必要な説明が本文にあるかを確認してください。
表示速度は、実際の利用環境とテスト環境の両方で確認します。単一の秒数を達成することだけが目的ではありません。
PageSpeed Insightsなどを使い、読み込みや操作の遅れを調べましょう。Core Web Vitalsでは、次の指標が体験を評価する目安になります。
| 指標 | 見る内容 | 良好とされる目安 |
|---|---|---|
| LCP | 主要な内容の表示 | 2.5秒以下 |
| INP | 操作に対する応答 | 200ミリ秒以下 |
| CLS | 表示中の位置ずれ | 0.1以下 |
評価では、端末別の実測データの75パーセンタイルを確認します。これらは利用体験の目安であり、離脱率の改善を保証する数値ではありません。
※参考:web.dev「Web Vitals」(更新日:2024-10-31)(確認日:2026-10-15)
画像の容量、不要なスクリプト、サーバの応答を点検しましょう。画像の寸法指定やキャッシュも見直します。特定の技術を一律に採用せず、遅くなっている箇所に合う修正を行ってください。
リンクは、利用者が次に必要とする情報へ案内するために設置します。数を減らすことより、役割と行き先を明確にすることが大切です。
「詳しくはこちら」だけでなく、移動先の内容が分かる文言を使いましょう。関連記事、料金、事例、申し込みなどを、判断が必要な位置につなぎます。公式な根拠を示す外部リンクも、内容の確認に役立ちます。
新しいタブで開けば離脱を防げるとは限りません。必要な場合に使い分け、外部リンクのクリックと最終成果を確認してください。
離脱率を使う際は、計測方法と評価の基準をそろえる必要があります。よく迷う3点を確認しましょう。
すべてのページに共通する目標値はありません。サンクスページと申し込み前のページでは役割が異なるためです。
同じ目的、流入元、端末のページを比較し、自社の推移を基準にします。率とともに離脱数やCVへの到達を確認しましょう。
GA4の「探索」で自由形式のレポートを作成します。ページを表すディメンションと「離脱数」を追加して確認してください。
同名ページやURLパラメータの扱いには注意が必要です。率を計算した際は、分母と集計条件をレポートに残しましょう。
※参考:Google Analytics ヘルプ「[GA4] Entrances and exits」(確認日:2026-10-15)
必ず上がるわけではありません。回遊が増えても、申し込みに必要な情報へ届かなければ成果は変わらないためです。
CVR、成果件数、フォーム完了率を合わせて確認します。利用者を引き留めることより、目的を達成できる導線を重視しましょう。
離脱率の改善では、成果の前にある障害と、目的達成後の離脱を分けます。ページの役割を確認し、影響の大きい課題から直すことが基本です。
内容、導線、フォーム、表示速度を見直し、CVへの到達で検証しましょう。分析や改修の優先順位に迷う場合は、ジオコードへご相談ください。