Webサイト攻撃対策をわかりやすく解説。被害を防ぐために見直したい基本ポイント

Web制作事業 責任者

【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
坂従 一也

Webサイト攻撃対策は、一部の大企業だけに必要なものではありません。
公開している以上、Webサイトは常に外部からアクセスされる前提で運用されます。
そのため、脆弱性、設定不備、認証情報の管理不足を放置すると、改ざんや不正アクセス、サービス停止へつながりやすくなります。
IPAは、ウェブサイトの脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えい、他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると案内しています。
また、IPAの『情報セキュリティ10大脅威 2026』では、組織向け脅威として、ランサム攻撃による被害、サプライチェーンや委託先を狙った攻撃、システムの脆弱性を悪用した攻撃、DDoS攻撃などが上位に挙げられています。
つまり、Webサイト攻撃は特別な例外ではなく、日常的に備えるべき現実的なリスクです。

見た目には小さなサイトでも、問い合わせフォーム、採用ページ、会員機能、CMS管理画面などがあれば、攻撃の入口になり得ます。
とくに、更新が止まったCMSや古いプラグイン、不要な公開機能を残した状態は、攻撃者に狙われやすくなります。
公開している以上、安全性は後から考えるものではなく、運用の前提として持つ必要があります。

目次

Webサイト攻撃対策が必要な理由

Webサイトは公開しているだけで攻撃対象になり得る

Webサイト攻撃対策が必要なのは、公開している時点で外部から見られ、狙われる可能性があるからです。
IPAは、ウェブサイトの脆弱性が悪用された場合の被害として、改ざん、不正侵入、情報漏えい、他サイトへの攻撃への悪用などを挙げています。
この内容からも、サイトを公開すること自体が、一定のリスクを抱える行為だとわかります。

しかも、被害はページ表示の乱れだけでは終わりません。
問い合わせ機会の損失、顧客対応の増加、取引先への説明、ブランドイメージの低下まで影響が広がりやすくなります。
一度問題が起きると、復旧そのものより、その後の対応に時間と工数を取られることも少なくありません。

被害はサイト停止だけでなく信用低下まで広がりやすい

Webサイト攻撃の影響は、ページが見られなくなることだけではありません。
改ざんされれば、利用者が不正ページへ誘導されることがあります。
不正アクセスが起これば、情報漏えいや管理権限の奪取につながる可能性があります。
DDoS攻撃のように、侵入そのものではなく、使えない状態にすることを狙う攻撃もあります。

警察庁は、不正アクセス対策として、OSやソフトウェアを最新の状態に保つこと、IDやパスワードを適切に管理すること、ウイルス対策ソフトを導入することが重要だと案内しています。
この案内からも、不正アクセスは単なる技術トラブルではなく、継続的な運用管理の問題だとわかります。
被害が起きると、技術対応と同じくらい、説明責任や信頼回復が重くなります。

攻撃を完全にゼロにするより被害を広げにくくする視点が重要

Webサイト攻撃対策では、攻撃を完全になくすことだけを目標にすると、現実に合わなくなりやすいです。
大切なのは、侵入されにくい状態を作ることに加えて、万一何か起きても被害を広げにくくすることです。
IPAの「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条」でも、OSやサーバーソフトウェア、ミドルウェアの更新、不要なサービスの停止、不要なアプリケーションの削除など、基本的な管理の継続が重要だと示されています。

つまり、Webサイト攻撃対策は特別な製品を一つ入れて終わるものではありません。
更新を止めないこと。
不要な機能を減らすこと。
認証情報と公開設定を見直すこと。
こうした基本を積み重ねることが、実際の被害を防ぎやすくします。
Webサイト攻撃対策で本当に重要なのは、派手な防御策より、攻撃されやすい状態を放置しないことです。

Webサイトで起こりやすい攻撃の種類

不正アクセスは管理画面や認証情報を狙って起こりやすい

Webサイトで起こりやすい攻撃の一つが、不正アクセスです。
警察庁は、不正アクセスの被害防止策として、OSやソフトウェアを最新の状態に保つこと、IDやパスワードを適切に管理することを案内しています。
この内容からも、認証情報の管理不足や更新停止は、不正アクセスのリスクを高める要因だとわかります。

管理画面のパスワードが弱い。
同じ認証情報を使い回している。
不要な管理者アカウントを残している。
こうした状態では、攻撃者に侵入の機会を与えやすくなります。
公開ページだけでなく、管理画面や認証まわりには、強固なパスワードや二要素認証の導入も重要です。

脆弱性を悪用した攻撃は公開環境で起こりやすい

Webサイト攻撃で特に注意したいのが、脆弱性を悪用した攻撃です。
IPAは、ウェブサイトの脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えいに加え、詐欺サイトへの誘導や他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると案内しています。
また、組織向け脅威として「システムの脆弱性を悪用した攻撃」を挙げています。

更新が止まったCMS。
古いプラグイン。
修正されていないフォーム機能。
こうした弱点は、公開されている以上、外部から狙われやすくなります。
見た目には正常に動いていても、内部に残った弱点が侵入口になることがあるため、動いていることと安全であることは同じではありません。

サイト改ざんは信用低下と利用者被害につながりやすい

Webサイト攻撃の中でも、利用者から見てわかりやすい被害がサイト改ざんです。
IPAは、脆弱性を悪用された場合の被害として、改ざんや詐欺サイトへの誘導を挙げています。
つまり、改ざんは自社サイトの見た目が変わるだけではなく、訪問者を危険なページへ誘導する被害にもつながり得ます。

トップページの文言が書き換えられる。
見覚えのないページが増える。
外部リンクや不正なスクリプトが埋め込まれる。
こうした変化が起きると、利用者の不安が強まりやすくなります。
企業サイトや採用サイトでは、見た目の異常そのものが信頼低下へ直結しやすくなります。

DDoS攻撃はサービス停止や表示遅延を引き起こしやすい

Webサイト攻撃には、システムへ侵入するものだけでなく、使えなくすることを狙うものもあります。
その代表がDDoS攻撃です。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、DDoS攻撃は組織向け脅威の一つとして挙げられています。
このタイプの攻撃では、大量の通信が送りつけられることで、Webサイトやサービスが重くなったり、停止したりしやすくなります。

ECサイトなら購入機会の損失につながります。
問い合わせ窓口なら顧客対応が滞ります。
会員サービスなら利用者離脱の原因になります。
このように、侵入が起きていなくても、使えない状態そのものが大きな被害になることがあります。

Webサイト攻撃対策で優先したい基本施策

CMSやプラグインを含めて更新を止めない

Webサイト攻撃対策でまず優先したいのが、CMSやプラグイン、テーマ、サーバーソフトウェアの更新を止めないことです。
IPAは、安全なウェブサイトの運用管理に向けた資料で、OS、サーバーソフトウェア、ミドルウェアを最新の状態に保つことや、不要なアプリケーションや未使用プラグイン・テーマを削除することの重要性を案内しています。
また警察庁も、不正アクセス被害の防止策として、OSやソフトウェアを最新の状態に保つことを挙げています。

更新を後回しにすると、既知の脆弱性を抱えたまま公開を続けることになりやすくなります。
見た目に問題がなくても、内部に残った弱点が攻撃の入口になることがあります。
そのため、Webサイトの安全性は公開時の設定だけで決まるのではなく、公開後に更新を続けられているかで大きく変わります。

不要な公開機能や管理画面を減らす

Webサイト攻撃対策では、機能を増やすことより、不要な公開範囲を減らすことも重要です。
IPAは、不要なサービスを停止し、不要なアプリケーションや未使用プラグイン・テーマを削除することを基本対策として示しています。
この考え方は、CMSの不要プラグインや使っていないフォーム、公開しなくてよい管理画面にもそのまま当てはまります。

使っていない機能が残っていると、その分だけ攻撃対象が増えやすくなります。
公開しなくてよいものを閉じる。
不要な管理画面を見直す。
使っていないプラグインやテーマを削除する。
こうした整理だけでも、攻撃される面を小さくしやすくなります。

IDとパスワードの管理を甘くしない

Webサイト攻撃対策では、管理画面や関連サービスの認証情報を見直すことも欠かせません。
警察庁は、不正アクセス対策として、IDやパスワードを適切に管理することを案内しています。
また、管理画面や認証まわりは不正アクセスの入口になりやすいため、公開ページと同じくらい重要な防御対象です。

短いパスワードを使い続ける。
複数のサービスで使い回す。
不要な管理者アカウントを残したままにする。
このような状態では、システムの弱点を突かれなくても侵入のきっかけを作りやすくなります。
認証情報の管理は、派手ではなくても優先度の高い基本施策です。

権限設定を見直して被害を広げにくくする

Webサイト攻撃対策では、侵入を防ぐことだけでなく、万一入られたときに被害を広げにくくする考え方も重要です。
IPAは、組織向け脅威への対策として、アクセス権の最小化や不要な権限の見直しが重要だと示しています。
つまり、誰でも広い権限を持てる状態は、それ自体がリスクを大きくしやすいということです。

管理者権限を必要以上に増やさない。
共用アカウントを減らす。
業務に不要な権限を付けない。
こうした整理をしておくと、一つの侵入がサイト全体や関連システムへ広がりにくくなります。
被害を小さくする準備も、重要な攻撃対策の一部です。

バックアップと初動体制を平時から整えておく

Webサイト攻撃対策は、侵入を防ぐ施策だけで完結しません。
IPAは、安全なウェブサイト運用に向けて、継続的な検査や監査だけでなく、運用管理そのものを重視しています。
また警察庁は、不正アクセス被害に遭った場合、アクセス履歴などの記録を保存したうえで通報や相談を行うよう案内しています。
このことからも、攻撃を受けたときの初動体制まで整えておく必要があります。

バックアップを定期的に取る。
どこまで戻せるかを確認する。
異常時に誰へ連絡するかを決めておく。
ログをどこで確認するかを共有しておく。
こうした準備があるだけで、実際に被害が起きたときの混乱を抑えやすくなります。
Webサイト攻撃対策で重要なのは、防ぐことだけでなく、起きたときに早く立て直せる状態を作ることです。

中小企業がまず見直すべきWebサイト攻撃対策

Webサイト攻撃対策というと、大企業が導入する高額なセキュリティ製品や専門的な監視システムをイメージする方も少なくありません。しかし実際には、中小企業のWebサイトも攻撃対象になることがあり、規模が小さいから狙われないというわけではありません。

特に企業サイトや採用サイト、お問い合わせフォームを設置しているWebサイトは、外部から常にアクセスできる状態にあります。そのため、CMSやプラグインの更新が止まっていたり、管理画面の認証情報が適切に管理されていなかったりすると、攻撃者に侵入のきっかけを与えてしまう可能性があります。

中小企業の場合は、まず高度なセキュリティ対策を検討する前に、現在の運用状況を見直すことが重要です。更新管理やアカウント管理などの基本的な対策を継続するだけでも、多くのリスクを減らしやすくなります。

CMSやプラグインの更新が止まっていないか確認する

WordPressをはじめとするCMSは、多くの企業サイトで利用されています。CMSそのものは便利な仕組みですが、公開後に更新が止まると既知の脆弱性が残ったまま運用されることになります。

攻撃者は新しい脆弱性だけを狙うわけではありません。すでに公開されている脆弱性情報を利用して、更新されていないサイトを探し、自動的に攻撃を試みるケースもあります。そのため、「特に問題なく動いているから更新しなくても大丈夫」と考えるのは危険です。

また、CMS本体だけでなく、プラグインやテーマにも脆弱性が発見されることがあります。利用していないプラグインやテーマがサーバー内に残っている場合も攻撃対象になる可能性があるため、不要なものは停止するだけでなく削除まで行うことが望ましいでしょう。

管理画面のアカウントを整理する

Webサイトの管理画面は、攻撃者が狙いやすいポイントの一つです。特に運用期間が長いサイトでは、過去に利用していたアカウントや退職者のアカウントが残っていることがあります。

不要なアカウントが残っていると、利用実態がないため異常に気付きにくく、不正利用された場合の発見が遅れることがあります。また、管理者権限を持つユーザーが増えすぎると、設定変更や情報閲覧が必要以上に行える状態になり、リスクも高まります。

現在利用しているアカウントだけが有効になっているかを定期的に確認し、不要なアカウントは削除することが重要です。さらに、管理者権限は本当に必要な担当者だけに限定し、それ以外は業務に必要な範囲の権限に抑えることが望ましいでしょう。

パスワードの使い回しを見直す

管理画面やサーバー管理画面、ドメイン管理サービスなどで同じパスワードを利用しているケースは少なくありません。しかし、一つのサービスから認証情報が漏えいすると、別のサービスにも不正ログインを試される可能性があります。

近年は、漏えいした認証情報を利用して複数のサービスへログインを試みる攻撃も行われています。そのため、管理画面ごとに異なるパスワードを設定し、推測されにくい長さと複雑さを確保することが重要です。

また、可能であれば二要素認証を導入することで、パスワードが漏えいした場合でも不正ログインのリスクを下げやすくなります。認証情報の管理は目立つ対策ではありませんが、攻撃の入口を減らすうえで非常に重要なポイントです。

バックアップが取得できているか確認する

バックアップは、攻撃対策というより復旧対策として考えられがちですが、実際にはWebサイト運用に欠かせない重要な準備の一つです。

サイト改ざんや不正アクセスの被害を受けた場合でも、正常な状態のバックアップがあれば復旧作業を進めやすくなります。しかし、バックアップを取得しているつもりでも、実際には保存期間が短かったり、復元手順が確認されていなかったりするケースもあります。

そのため、定期的にバックアップが取得されているかだけでなく、どの時点まで復元できるのか、復旧にはどの程度の時間がかかるのかまで確認しておくことが重要です。万一のときに初めて確認するのではなく、平常時から把握しておくことで対応しやすくなります。

外部の保守会社へ任せきりにしない

制作会社や保守会社へ運用を委託している場合でも、すべてを任せきりにしてしまうのは避けたいところです。

たとえば、CMSやプラグインの更新がどの頻度で行われているのか、障害や攻撃が発生した際の連絡体制はどうなっているのか、バックアップはどのような運用になっているのかを把握していない企業も少なくありません。

実際に問題が発生した際には、「誰に連絡するのか」「どこまで対応してもらえるのか」が曖昧なままでは初動が遅れやすくなります。そのため、保守を委託している場合でも、自社側で運用状況や対応範囲を把握し、定期的に確認することが重要です。

中小企業のWebサイト攻撃対策では、特別な製品や高度な仕組みを導入する前に、更新管理、アカウント管理、認証情報の管理、バックアップ運用といった基本を確実に継続することが重要です。攻撃を完全に防ぐことは難しくても、攻撃されやすい状態を減らし、被害が発生した場合でも早く復旧できる体制を整えることで、リスクを大きく下げやすくなります。

Webサイト攻撃を受けたときの初動対応

まずは被害拡大を防ぐために公開範囲を見直す

Webサイト攻撃の疑いがあるときは、最初に被害の広がりを抑えることが重要です。
警察庁は、不正アクセスの被害に遭った場合、アクセス履歴などの記録を保存したうえで、警察へ通報・相談するよう案内しています。
この内容からも、慌てて復旧だけを急ぐのではなく、状況を残しながら拡大防止を進める必要があるとわかります。

管理画面へのアクセスを止める。
不審なアカウントを無効化する。
必要に応じて一時的に公開を制限する。
こうした対応で、攻撃者がさらに操作しにくい状態を先に作ることが大切です。
原因をすぐ特定したくなりますが、被害が広がる状態を止めるほうが先になります。

ログや痕跡を保存して状況を追えるようにする

初動対応で欠かせないのが、何が起きたのかを後から追える状態を残すことです。
警察庁は、被害時にアクセス履歴などを保存するよう案内しています。
ログを確認しないままファイルを上書きしたり、設定を戻したりすると、侵入経路や影響範囲が見えなくなりやすくなります。

ログイン履歴。
管理画面の操作履歴。
サーバーログ。
不審な通信記録。
こうした情報を保全しておくと、どこから入られたのか、いつから異常が始まっていたのかを整理しやすくなります。
初動で痕跡を消してしまうと、再発防止にもつながりにくくなります。

表面だけ直さず原因を切り分ける

Webサイト攻撃が起きると、改ざんページを消す、表示崩れを戻すといった見える部分の修正を急ぎたくなります。
ただ、表面だけ直しても、侵入口が残っていれば再発しやすくなります。
IPAは、ウェブサイトの脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えいなどが起こり得ると案内しており、被害の背景に脆弱性や設定不備がある可能性を前提に考える必要があります。

認証情報の流出が原因なのか。
CMSやプラグインの脆弱性が使われたのか。
サーバー設定の不備が関係しているのか。
この切り分けを行わないと、応急処置だけで終わってしまいます。
見えている症状への対応と、侵入原因の整理を分けて考えることが重要です。

関係者への連絡と相談を早めに進める

Webサイト攻撃の対応は、一人や一部署だけで抱え込まないことが大切です。
警察庁は、被害に遭った場合の通報・相談を案内しています。
また、実際の運用では、社内のWeb担当、情報システム、委託先、サーバー会社、必要に応じて管理部門や経営層まで含めて共有する必要があります。

自社だけで判断しきれないケースもあります。
外部の保守会社や制作会社の協力が必要になることもあります。
問い合わせ機能や会員情報が関係するなら、利用者対応の準備も求められます。
初動が遅れるほど、説明や判断が後手に回りやすくなるため、早めの共有が重要です。

復旧後は再発防止まで進める

Webサイト攻撃への対応は、表示を戻した時点で終わりではありません。
IPAは、安全なウェブサイトの運用管理に向けた資料で、OS、サーバーソフトウェア、ミドルウェアの更新、不要なサービスの停止、不要なアプリケーションの削除などを継続する重要性を示しています。
このことからも、復旧後は再発しにくい状態へ整え直す必要があります。

不要なアカウントを削除する。
権限設定を見直す。
CMSやプラグインを更新する。
バックアップとログ監視の運用を確認する。
こうした見直しを進めることで、同じ入口からの再侵入を防ぎやすくなります。
Webサイト攻撃への対応で本当に重要なのは、元に戻すことだけではなく、同じ原因を残さないことです。

ジオコードのセキュリティプランで、サイトのリスクを根本から見直す

サイトのセキュリティ対策は、一度設定して終わるものではありません。更新漏れや設定ミス、監視不足といった小さな隙が積み重なることで、不正アクセスや改ざんといった被害につながる可能性があります。

日々の運用の中で対策を継続できているか、現状の設定に見落としがないかを定期的に見直すことが重要です。しかし、専門知識が必要な領域も多く、社内だけで適切に管理し続けるのは簡単ではありません。

株式会社ジオコードセキュリティプランでは、サイトの現状をもとにリスクを洗い出し、必要な対策の提案から実施、さらに継続的な監視までを一貫してサポートしています。

単なる診断にとどまらず、実際の運用に合わせた改善を行うことで、対策が形だけで終わらない実効性のあるセキュリティ体制を構築することが可能です。

現在の対策に不安がある場合や、何から見直すべきか判断できない場合は、一度専門家によるチェックを受けることで、見えていなかったリスクに気づける可能性があります。

サイトの安全性は、事前の対策で大きく変わります。問題が発生してから対応するのではなく、被害を防ぐための準備として、今の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

Webサイト攻撃対策は更新と運用を止めないことが基本になる

Webサイト攻撃対策は、特別な企業だけが考えるものではありません。
公開している以上、Webサイトは常に外部からアクセスされる前提で運用されます。
IPAは、ウェブサイトの脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えい、他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると案内しています。
また、IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、組織向け脅威として、ランサム攻撃による被害、サプライチェーンや委託先を狙った攻撃、システムの脆弱性を悪用した攻撃、DDoS攻撃などが挙げられています。
つまり、Webサイト攻撃は一部の特殊な話ではなく、日常的に備えるべき現実的なリスクです。

実際に起こりやすい攻撃としては、不正アクセス、脆弱性を悪用した侵入、サイト改ざん、DDoS攻撃などがあります。
警察庁は、不正アクセス対策として、OSやソフトウェアを最新の状態に保つこと、IDやパスワードを適切に管理すること、ウイルス対策ソフトを導入することが重要だと案内しています。
この内容からも、攻撃対策は特定の製品を導入すれば終わるものではなく、日常の更新管理や認証情報の管理と深く結びついていることがわかります。

優先したい基本施策は明確です。
CMSやプラグイン、サーバーソフトウェアの更新を止めないこと。
不要な公開機能や管理画面を減らすこと。
IDとパスワードの管理を甘くしないこと。
権限設定を必要最小限にすること。
バックアップと初動体制を平時から整えておくことです。
IPAの「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条」でも、OSやサーバーソフトウェア、ミドルウェアの更新、不要なサービスの停止、不要なアプリケーションの削除、継続的な検査や監査の重要性が示されています。

Webサイト攻撃対策で本当に重要なのは、派手な防御策だけを増やすことではありません。
更新を止めないことです。
不要な機能を残さないことです。
認証情報と権限を見直し続けることです。
そして、万一のときに早く気づき、早く立て直せる運用を整えることです。
こうした基本を止めずに続けることが、現実的で効果のあるWebサイト攻撃対策につながります。