WordPressの脆弱性とは?調べる方法や対策を解説
2024年9月13日
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更新日:2026年 05月 22日
【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
坂従 一也
WordPressは、企業サイトやブログ、オウンドメディアなどで広く使われているCMSです。
更新しやすく、機能も拡張しやすいため、多くの現場で活用されています。
その一方で、管理が止まった環境や設定の甘い運用は、乗っ取り被害の入口になりやすくなります。
WordPress公式のセキュリティガイドでは、WordPress本体だけでなく、WebサーバーやPHP、データベースなど周辺ソフトウェアにも脆弱性があり得るため、安全で安定したバージョンを維持することが重要だと案内しています。
また、WordPress公式の「My site was hacked」では、サイトがハッキングされた場合に、症状を確認しながら段階的に対応する流れが示されています。
IPAも、ウェブサイトの脆弱性が悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えい、詐欺サイトへの誘導、他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると説明しています。
つまり、ワードプレスの乗っ取りは、単に管理画面へ勝手に入られるだけの話ではありません。
サイトの信用低下、利用者への被害、検索結果への悪影響、事業上の損失まで広がる可能性があります。
この記事では、ワードプレス乗っ取りの主な原因、起こりやすい被害、優先して見直したい対策、乗っ取られた疑いがあるときの初動までを順に整理します。
不安をあおるためではなく、何をどう見直すべきかがわかる形でまとめます。

目次
ワードプレスの乗っ取りは、WordPress本体だけの弱点で起こるとは限りません。
WordPress公式のハードニングガイドでは、WordPressを動かすWebサーバーや、その上で動作する関連ソフトウェアにも脆弱性があり得るため、安全な状態を維持する必要があると説明しています。
つまり、ワードプレスの安全性は、本体、プラグイン、テーマ、サーバー、公開設定、運用管理まで含めた全体で決まります。
WordPress本体だけ更新していても、古いプラグインが残っていれば、そこが入口になることがあります。
管理画面のパスワードが弱ければ、認証情報の悪用から侵入される可能性もあります。
さらに、サーバー側の更新や設定確認が止まっていると、WordPressの外側から侵入されることもあります。
このように考えると、ワードプレス乗っ取りは「WordPressが危険だから起きる」のではありません。
更新や管理が止まった環境に弱点が残り、その弱点が使われることで起きやすくなります。
WordPress公式の「My site was hacked」でも、被害対応では症状を整理しながら複数の侵害ポイントを確認する必要があると示されています。
これは、乗っ取りの原因が一つではなく、複数の経路や設定不備が重なることがあるためです。
ワードプレス乗っ取りで大切なのは、WordPressそのものを危険視することではなく、更新や管理が止まった状態を放置しないことです。

ワードプレスが乗っ取られる原因としてまず多いのが、WordPress本体やプラグイン、テーマの更新停止です。
WordPress公式のハードニングガイドでは、安全で安定したバージョンを維持する重要性が明示されています。
またIPAも、脆弱性を悪用されると、改ざんや不正侵入、情報漏えいにつながると案内しています。
更新が止まると、既知の脆弱性を抱えたまま公開を続けることになります。
使っていないプラグインや古いテーマが残っているだけでも、侵入経路になることがあります。
しかも、ワードプレスは世界的に利用シェアが高いため、公開された脆弱性が攻撃対象になりやすい傾向があります。
更新を後回しにすると、既知の脆弱性を抱えたまま公開し続けることになります。
本体だけでなく、プラグイン、テーマ、PHP、Webサーバーなど、周辺も含めて更新を続ける運用が必要です。
乗っ取り原因として見落とせないのが、管理画面の認証情報の弱さです。
ワードプレスはブラウザから管理しやすい反面、ログイン情報が弱いと、そのまま管理権限を奪われるおそれがあります。
IPAの「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条」でも、不正ログイン対策として、推測されにくいパスワードや多要素認証(MFA)の導入や使い回し防止、不正ログインを防止・検知する仕組みの導入が有効だと案内されています。
短いパスワードを使い続けたり、複数のサービスで同じ認証情報を使い回したりすると、不正ログインのリスクが高まります。さらに、不要な管理者アカウントを残したままにすると、侵入経路を増やす原因になります。
こうした状態では、システムの弱点を突かれなくても、認証情報の悪用から侵入されることがあります。
ワードプレス乗っ取りは、技術的な脆弱性だけで起こるわけではありません。
認証情報の管理不足も、非常に現実的な原因です。
ワードプレスが乗っ取られる背景には、サーバー設定や公開設定の甘さがあることもあります。
WordPress公式は、WordPressそのものだけでなく、その上で動くWebサーバーや関連ソフトウェアも安全な状態を維持する必要があると説明しています。
IPAも、ウェブサイトの脆弱性や設定不備が、不正侵入や改ざんにつながると案内しています。
管理画面や不要な接続機能が外部へ公開されたままになっている。
公開しなくてよい管理領域が外部から見えている。
古いPHPやミドルウェアが残っている。
こうした環境では、WordPress自体の設定が適切でも、周辺から侵入されることがあります。
そのため、乗っ取りを防ぐには、WordPress管理画面だけを守ればよいわけではありません。
土台となるサーバー環境まで含めて見直す必要があります。
ワードプレスの乗っ取りは、侵入されること自体も問題ですが、その後に被害が広がりやすいことも大きなリスクです。
IPAの資料では、脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えい、詐欺サイトへの誘導、他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると案内されています。
管理者権限を持つ人が多すぎる。
共用アカウントを使っている。
誰が更新し、誰が監視し、誰が異常を確認するのかが曖昧。
このような状態では、一つの侵入が大きな被害に広がりやすくなります。
乗っ取り原因を見るときは、どう入られるかだけでなく、入られたあとにどこまで操作できる状態なのかも確認することが大切です。


ワードプレスが乗っ取られると、まず起こりやすいのがサイト改ざんです。
見た目の文章を書き換えられるだけではありません。
勝手に不正ページを追加されたり、外部サイトへのリンクを埋め込まれたりすることもあります。
IPAは、ウェブサイトの脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、詐欺サイトへの誘導、他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると案内しています。
この状態になると、企業の信用低下につながりやすくなります。
利用者から見ると、正規サイトなのか危険なサイトなのかが判断しにくくなるためです。
とくに企業サイトや採用サイト、問い合わせ窓口を持つサイトでは、見た目の異常そのものが大きな不信感につながりやすくなります。
乗っ取り被害では、訪問者を別のサイトへ自動転送する仕組みを埋め込まれることがあります。
また、不正なスクリプトやマルウェア配布の導線として悪用されることもあります。
IPAは、脆弱性を悪用されると、詐欺サイトへの誘導や他サイトへの攻撃への悪用が起こり得ると説明しています。
このことからも、ワードプレス乗っ取りは、自社の問題だけで終わらないとわかります。
見た目には通常どおり表示されていても、一部の訪問者だけが不正ページへ飛ばされることもあります。
そのため、運営側が気づきにくいまま、利用者側の被害が進むケースもあります。
この種の被害は、発見が遅れるほど信用回復が難しくなりやすいです。
ワードプレスを乗っ取られると、記事の改ざんだけでなく、管理者アカウントの追加や設定変更が行われることがあります。
WordPress公式の「My site was hacked」でも、ハッキング被害への対応では、まず状況を把握し、複数の侵害ポイントがないかを確認しながら進める必要があると示されています。
見覚えのない管理者ユーザーが追加される。
メール送信先やサイトURLが書き換えられる。
プラグインやテーマファイルへ不正コードが埋め込まれる。
こうした変更が行われると、表面的にサイトを戻しても、再び侵入されやすくなります。
乗っ取り被害が長引きやすいのは、見える症状より深い場所に手を入れられていることがあるからです。
ワードプレス乗っ取りでは、検索結果への悪影響が出ることもあります。
不正ページが大量に生成されたり、検索結果に不自然なタイトルや説明文が表示されたりすると、利用者だけでなく検索エンジンからの評価にも影響しやすくなります。
IPAが案内する改ざんや詐欺サイト誘導の被害は、利用者への直接被害だけでなく、公開サイトとしての信頼低下にもつながります。
検索結果に異常が出ると、サイト運営者が気づく前にユーザー側が違和感を持つことがあります。
問い合わせが増える。
ブランド名で検索したときの印象が悪くなる。
通常ページとは無関係なURLが出る。
こうした影響は、復旧後もしばらく尾を引きやすくなります。
ワードプレス乗っ取りの被害は、サイトが書き換えられることだけではなく、利用者被害、信用低下、検索面への悪影響まで広がりやすいところにあります。

WordPressの乗っ取り対策は、最初からすべて完璧にやろうとすると負担が大きくなりやすいです。特に初心者の場合は、何から手を付けるべきか分からず、対策が止まってしまうこともあります。そこで重要なのが、被害につながりやすい部分から優先して見直すことです。
まず優先したいのは、ログイン認証の強化と更新管理です。ここが弱いままだと、ほかの対策を増やしても侵入される可能性が残りやすくなります。そのうえで、不要な機能の整理やバックアップ体制を整えていくと、初心者でも現実的に進めやすくなります。
以下は、WordPress乗っ取り対策で優先して見直したいポイントを整理したものです。
| 優先度 | 対策内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | WordPress本体・プラグイン・テーマを更新する | 古いバージョンの脆弱性を悪用されやすくなるため |
| 高 | 管理者パスワードを強化する | 推測や使い回しによる不正ログインを防ぎやすくなるため |
| 高 | 二段階認証を導入する | パスワード流出時でも侵入されにくくなるため |
| 高 | 不要な管理者アカウントを削除する | 侵入口を減らし、権限管理を整理しやすくするため |
| 中 | 使っていないプラグインやテーマを削除する | 不要な機能が脆弱性の原因になることがあるため |
| 中 | ログイン試行回数を制限する | 総当たり攻撃を受けにくくするため |
| 中 | バックアップを定期取得する | 万が一の被害時に復旧しやすくなるため |
| 中 | サーバーやPHPの更新状況を確認する | WordPress外側の弱点を減らすため |
| 低 | ログインURL変更を導入する | 補助的に不正アクセスを減らしやすくなるため |
初心者が特に注意したいのは、「セキュリティプラグインを入れたから終わり」と考えないことです。実際には、更新停止や弱いパスワードのほうが現実的な侵入口になりやすく、基本対策を止めないことのほうが重要です。
また、すべてを一気に変えようとすると、設定ミスで管理画面へ入れなくなることもあります。変更前にはバックアップを取り、一つずつ確認しながら進めるほうが安全です。
WordPress乗っ取り対策で大切なのは、高度な設定を増やすことではありません。まずは、侵入されやすい基本部分を優先して整え、更新と管理を止めない状態を作ることが現実的で効果のある守り方につながります。
ワードプレス乗っ取りを防ぐうえで、まず優先したいのが更新管理です。
WordPress公式のハードニングガイドでは、WordPress本体だけでなく、WebサーバーやPHP、データベースなど周辺ソフトウェアにも脆弱性があり得るため、安全で安定したバージョンを維持することが重要だと案内しています。
本体だけ最新なら十分というわけではありません。
プラグイン、テーマ、PHP、Webサーバーまで含めて止めずに更新する必要があります。
更新が止まると、既知の弱点を抱えたまま運用することになりやすくなります。
便利さの反面、更新を後回しにしやすい仕組みでもあるため、定期的な確認を運用として固定しておくことが大切です。
ワードプレス運用では、試しに入れたプラグインや、現在は使っていないテーマをそのまま残してしまうことがあります。
ただ、この状態は乗っ取り対策の観点では好ましくありません。
WordPress公式が本体だけでなく周辺ソフトウェアの安全性維持を求めていることからも、使っていない機能を放置するのは弱点を抱え続けることにつながりやすいとわかります。
今使っていないものでも、サーバー上に残っている限り入口になる可能性があります。
機能を増やすことばかり考えるのではなく、不要なものを減らすことも重要です。
残す理由があるものだけを整理して運用する発想が必要になります。
乗っ取り対策では、管理画面そのものの守りも欠かせません。
IPAの「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条」では、不正ログイン対策として、推測されにくいパスワードや多要素認証(MFA)の導入、使い回し防止、不正ログインを防止・検知する仕組みの導入が有効だと案内されています。
短いパスワードを使い続けない。
共用アカウントを減らす。
不要な管理者権限を削除する。
誰が管理者権限を持っているかを定期的に確認する。
こうした基本が崩れていると、システム更新をしていても侵入の余地が残りやすくなります。
管理画面を守ることは、そのままサイト全体を守ることにつながります。
ワードプレス乗っ取りを防ぐには、WordPress本体の設定だけを見ても十分とは言えません。
WordPress公式は、WordPressの安全性は、その上で動くWebサーバーや関連ソフトウェアも含めて考える必要があると説明しています。
またIPAも、ウェブサイトの脆弱性や設定不備が、不正侵入や改ざんにつながると案内しています。
不要なポートが開いていないか。
管理画面や重要領域が無防備に公開されていないか。
古いPHPやミドルウェアが残っていないか。
バックアップが適切に取れているか。
こうした点まで含めて確認することで、ワードプレスの外側から入られるリスクも減らしやすくなります。
乗っ取り対策は、CMS設定の問題ではなく、公開環境全体の管理の問題でもあります。
乗っ取り対策では、侵入を防ぐことだけでなく、万一の異常へ早く気づける状態を作ることも重要です。
WordPress公式の「My site was hacked」でも、被害対応ではまず症状を把握し、どこに異常が起きているかを確認しながら進めることが示されています。
裏を返すと、異常を早く見つけられるかどうかで、被害の広がり方は変わりやすいということです。
見覚えのない管理者アカウントが増えていないか。
不審なプラグインやテーマ変更がないか。
検索結果やサイト表示に異常がないか。
こうした点を定期的に見る運用があると、表面化する前に違和感へ気づきやすくなります。
ワードプレス乗っ取り対策で重要なのは、設定を固めることだけではなく、異常を早く見つけて止められる運用を続けることです。


WordPressが乗っ取られた疑いがある場合は、まず慌ててサイトを触り続けないことが重要です。なぜなら、原因が分からないまま設定変更やファイル削除を進めると、被害状況の確認が難しくなったり、復旧に必要な情報まで消してしまったりすることがあるからです。まずは状況を整理し、被害の広がりを抑えながら順番に確認を進める必要があります。
WordPress公式の「My site was hacked」でも、ハッキング被害への対応では、症状を確認しながら段階的に状況を整理する流れが示されています。つまり、見た目だけ直すのではなく、どこまで侵入されているかを確認しながら対応することが大切です。
まず確認したいのは、管理者アカウントに異常がないかです。見覚えのない管理者ユーザーが追加されていないか、不審なメールアドレスへ変更されていないかを確認してください。もし不審なアカウントがある場合は、状況を記録したうえで削除を検討します。
次に、WordPress本体、プラグイン、テーマの状態を確認します。見覚えのないプラグインが追加されていたり、使用していないテーマへ不審なファイルが置かれていたりすることがあります。特に、停止中のテーマや古いプラグインが侵入口になっているケースは少なくありません。
また、検索結果やサイト表示にも異常がないか確認が必要です。検索結果に不自然なタイトルや説明文が表示されていたり、利用者が別サイトへ転送されたりする場合は、改ざんや不正コード埋め込みの可能性があります。表面上は普通に見えても、一部ページだけ被害が出ていることもあります。
そのうえで、すぐに管理者パスワードを変更し、可能なら二段階認証を有効化してください。同じ認証情報をほかのサービスでも使っている場合は、そちらも変更が必要です。認証情報が漏れている状態では、表面的に修正しても再侵入されるおそれがあります。
さらに、バックアップがある場合は、どの時点まで正常だったかを確認します。ただし、原因が特定できないまま復元だけ行うと、再び同じ侵入を受けることがあります。復旧を急ぐだけでなく、どこから侵入されたのかを確認することが重要です。
被害範囲が分からない場合や、自力での判断が難しい場合は、サーバー会社や保守会社、専門業者へ早めに相談したほうが安全です。WordPressの乗っ取りは、見えている症状だけで終わらず、管理者追加や不正コード埋め込みなど、深い場所まで操作されていることがあります。
WordPressが乗っ取られた疑いがあるときに大切なのは、慌てて見た目だけ直すことではありません。まず状況を整理し、認証情報を守り、侵入経路と被害範囲を確認しながら進めることが、被害拡大を防ぐポイントになります。

サイトのセキュリティ対策は、一度設定して終わるものではありません。更新漏れや設定ミス、監視不足といった小さな隙が積み重なることで、不正アクセスや改ざんといった被害につながる可能性があります。
日々の運用の中で対策を継続できているか、現状の設定に見落としがないかを定期的に見直すことが重要です。しかし、専門知識が必要な領域も多く、社内だけで適切に管理し続けるのは簡単ではありません。
株式会社ジオコードのセキュリティプランでは、サイトの現状をもとにリスクを洗い出し、必要な対策の提案から実施、さらに継続的な監視までを一貫してサポートしています。
単なる診断にとどまらず、実際の運用に合わせた改善を行うことで、対策が形だけで終わらない実効性のあるセキュリティ体制を構築することが可能です。
現在の対策に不安がある場合や、何から見直すべきか判断できない場合は、一度専門家によるチェックを受けることで、見えていなかったリスクに気づける可能性があります。
サイトの安全性は、事前の対策で大きく変わります。問題が発生してから対応するのではなく、被害を防ぐための準備として、今の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

ワードプレス乗っ取りは、WordPress本体だけの問題で起こるわけではありません。
WordPress公式のハードニングガイドでは、WordPress本体だけでなく、Webサーバーや関連ソフトウェアにも脆弱性があり得るため、安全で安定したバージョンを維持することが重要だと案内しています。
またIPAは、ウェブサイトの脆弱性を悪用されると、改ざん、不正侵入、情報漏えい、詐欺サイトへの誘導、他サイトへの攻撃への悪用などが起こり得ると説明しています。
つまり、ワードプレス乗っ取りは、単に管理画面へ勝手に入られるだけではなく、事業や利用者にも影響が広がる問題です。
主な原因としては、WordPress本体やプラグイン、テーマの更新停止、管理画面の認証情報の弱さ、サーバーや公開設定の不備、権限管理や運用ルールの甘さが挙げられます。
被害としては、サイト改ざん、不正ページの設置、不正転送、マルウェア配布の踏み台化、管理者アカウントの追加、SEOや検索結果への悪影響などが起こりやすくなります。
WordPress公式の「My site was hacked」でも、被害時には複数の侵害ポイントや症状を確認しながら段階的に対応する必要があると示されており、被害が一つの画面変更だけで終わらないことがわかります。
対策として優先したいのは、WordPress本体とプラグインの更新を止めないこと、使っていないプラグインやテーマを残さないこと、管理画面の認証情報と権限管理を強化すること、サーバーや公開設定まで含めて見直すことです。
さらに、見覚えのない管理者アカウント、不審な設定変更、検索結果の異常といった違和感へ早く気づける運用も重要になります。
WordPress公式が、安全性はWordPress単体ではなく運用全体で決まると示していることからも、設定だけでなく継続管理の有無が大きな分かれ目になると考えられます。
ワードプレス乗っ取りで本当に大切なのは、WordPressを危険なものとして避けることではありません。
更新や管理が止まった状態を放置せず、侵入されにくく、異常が起きても早く気づいて止められる状態を作ることです。
便利なCMSだからこそ、入れて終わりにしないことが、現実的で効果のある乗っ取り対策につながります。