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2020年7月27日
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更新日:2026年 06月 30日
リマーケティング広告とは?仕組み・メリット・注意点を簡単に解説
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
リマーケティング広告とは、一度自社サイトを訪問したユーザーや、商品・サービスに関心を示したユーザーに対して、再度広告を配信する手法です。サイトを訪れたものの購入や問い合わせに至らなかったユーザーに再アプローチできるため、比較検討期間が長い商材や高単価商材で活用されることがあります。
たとえば、ECサイトで商品ページを見たユーザーに関連商品の広告を表示したり、サービスサイトの料金ページを見たユーザーに資料請求を促す広告を表示したりできます。一度接点を持ったユーザーに広告を届けられるため、再訪問や購入、問い合わせの後押しにつながりやすい点が特徴です。
ただし、リマーケティング広告は「ユーザーを追いかけ続ける広告」として運用すると、不快感を与える可能性があります。近年はプライバシー保護やCookie規制の流れもあり、Google広告でもファーストパーティデータやAIを活用した広告配信、プライバシーに配慮した計測への対応が重視されています。
そのため、リマーケティング広告を行う際は、従来の追跡型広告に依存するのではなく、ユーザーの検討段階に合わせた自然な再アプローチとして設計することが重要です。


目次
リマーケティング広告は、自社サイトを訪問したユーザーや、特定の行動をしたユーザーを配信対象としてリスト化し、そのユーザーに再度広告を表示する仕組みです。
たとえば、商品ページを閲覧したユーザー、カートに商品を入れたものの購入しなかったユーザー、料金ページを見たユーザー、資料請求フォームの手前で離脱したユーザーなどを対象にできます。
広告媒体によって設定方法は異なりますが、一般的には広告タグや計測タグをサイトに設置し、ユーザーの行動データをもとにオーディエンスリストを作成します。その後、作成したリストに対して広告を配信します。
Google広告では、Webサイトやアプリの訪問者をリマーケティングリストに追加し、そのリストに広告を配信する方法が案内されています。また、動的リマーケティングでは、ユーザーが閲覧した商品やサービスに合わせた広告を表示することもできます。
ただし、現在はプライバシー保護への配慮が欠かせません。ユーザーに不快感を与えないように、配信頻度や広告内容、除外設定を適切に管理する必要があります。

リマーケティング広告とリターゲティング広告は、どちらも一度接点を持ったユーザーに再アプローチする広告を指す言葉として使われます。
厳密には、Google広告では「リマーケティング」という表現が使われることが多く、Yahoo!広告や一般的な広告運用の文脈では「リターゲティング」という言葉が使われることがあります。ただし、実務上はほぼ同じ意味で使われるケースも多いです。
そのため、広告運用を検討する際は、言葉の違いにこだわりすぎる必要はありません。重要なのは、「誰に」「どのタイミングで」「どの広告を見せるのか」を整理することです。
リターゲティング広告について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
リターゲティング広告の仕組みを見る
リマーケティング広告のメリットは、一度自社に興味を持ったユーザーへ再アプローチできることです。
初回訪問時に購入や問い合わせをしなかったユーザーでも、比較検討中だったり、タイミングが合わなかっただけだったりする場合があります。そうしたユーザーに再度広告を表示することで、再訪問や行動を促しやすくなります。
特に、BtoBサービス、高単価商材、不動産、人材、EC、スクール、サブスクリプションサービスなど、検討期間が長い商材では有効に働くことがあります。
また、完全な新規ユーザーではなく、すでに自社と接点を持っているユーザーに広告を配信できるため、配信対象を絞りやすい点もメリットです。リスティング広告やSNS広告、SEOなどで集めたユーザーに対して、追加の接点を作る施策として活用できます。

リマーケティング広告には注意点もあります。
まず、同じ広告を何度も表示しすぎると、ユーザーに「追いかけられている」と感じさせてしまう可能性があります。広告への不快感が高まると、ブランドイメージを損なうこともあります。
そのため、配信頻度を調整したり、一定期間が過ぎたユーザーを配信対象から外したりする設定が必要です。また、購入済みや問い合わせ済みのユーザーに同じ広告を出し続けないように、除外設定も行いましょう。
次に、リマーケティング広告はサイト訪問者の数が少ないと十分な配信量を確保しにくい場合があります。そもそものサイト流入が少ない場合は、リスティング広告、SNS広告、SEO、ディスプレイ広告などで新規ユーザーとの接点を増やす施策も必要です。
さらに、Cookieや個人情報の取り扱いにも注意が必要です。ChromeのサードパーティCookieに関する方針は変化していますが、Google広告は引き続きファーストパーティデータやプライバシーに配慮した広告配信の活用を重視しています。
リマーケティング広告の費用は、配信媒体、ターゲット、広告形式、競合状況、配信量によって変わります。
主な課金方式には、広告がクリックされたときに費用が発生するクリック課金や、広告が表示された回数に応じて費用が発生するインプレッション課金があります。媒体によっては、コンバージョンを重視した自動最適化を活用することもできます。
広告費は自社で設定できますが、成果を判断するには一定の配信量と検証期間が必要です。また、代理店に依頼する場合は、広告費とは別に運用代行費やバナー制作費、LP改善費などが発生する場合があります。
Web広告全体の費用感を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
Web広告の費用相場を詳しく見る

リマーケティング広告で成果を出すには、ユーザーの検討段階に合わせて広告内容を変えることが重要です。
たとえば、商品ページを見ただけのユーザーには商品の魅力を伝える広告、料金ページまで見たユーザーには比較検討を後押しする広告、フォーム手前で離脱したユーザーには資料請求や無料相談を促す広告など、行動に合わせて訴求を変えると効果的です。
また、同じ広告を出し続けないことも大切です。バナーや広告文が変わらないままだと、ユーザーに飽きられたり、不快に感じられたりする可能性があります。定期的にクリエイティブを見直し、訴求内容を調整しましょう。
広告とLPの内容をそろえることも重要です。広告で訴求した内容がLPで見つけにくいと、ユーザーは離脱しやすくなります。広告をクリックした後に、スムーズに購入や問い合わせへ進める導線を整えましょう。
リマーケティング広告は、単体で成果を出す広告というより、他のWeb広告施策と組み合わせて使う広告です。
リスティング広告やSNS広告、SEO、ディスプレイ広告などで新規ユーザーとの接点を作り、その後リマーケティング広告で再アプローチすることで、複数回の接点を作れます。
ただし、リマーケティング広告に依存しすぎると、新規ユーザーの獲得が弱くなる可能性があります。サイト訪問者の母数を増やす施策と、再訪問を促す施策をバランスよく行うことが重要です。
ディスプレイ広告について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ディスプレイ広告の基本を詳しく見る

リマーケティング広告とは、一度自社サイトを訪問したユーザーや、商品・サービスに関心を示したユーザーに再度広告を配信する手法です。比較検討中のユーザーに再アプローチできるため、購入や問い合わせの後押しに活用できます。
一方で、同じ広告を何度も表示しすぎると、ユーザーに不快感を与える可能性があります。配信頻度の調整、除外設定、クリエイティブの見直し、Cookie規制やプライバシー保護への対応を意識しながら運用することが重要です。
リマーケティング広告は、単体で使うよりも、リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告、SEOなどと組み合わせることで効果を発揮しやすくなります。新規ユーザーの獲得と再アプローチをバランスよく設計し、Web広告全体の成果改善につなげましょう。
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