オーディエンスターゲティングとは?広告配信に欠かせないターゲティング手法を解説
2021年4月30日
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更新日:2026年 06月 30日
リターゲティング広告とは?仕組み・メリット・注意点を簡単に解説
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
リターゲティング広告とは、一度自社サイトを訪問したユーザーや、商品・サービスに関心を示したユーザーに対して、再度広告を配信する手法です。サイトを訪れたものの購入や問い合わせに至らなかったユーザーに再アプローチできるため、比較検討期間が長い商材や高単価商材で活用されることがあります。
たとえば、ECサイトで商品ページを見たユーザーに関連商品の広告を表示したり、サービスサイトの料金ページを見たユーザーに資料請求を促す広告を表示したりできます。ユーザーが一度興味を示している状態に広告を届けられるため、再訪問や購入、問い合わせの後押しにつながりやすい点が特徴です。
ただし、リターゲティング広告は「一度サイトに来た人を追いかけ続ける広告」として運用すると、ユーザーに不快感を与える可能性があります。近年はプライバシー保護やCookie規制の流れもあるため、従来のような追跡型の広告運用だけに依存するのではなく、ファーストパーティデータやコンバージョンデータを活用しながら、適切な頻度で再アプローチすることが重要です。


リターゲティング広告は、サイト訪問者や特定の行動をしたユーザーをリスト化し、そのリストに対して広告を配信する仕組みです。
たとえば、商品ページを閲覧したユーザー、カートに商品を入れたものの購入しなかったユーザー、料金ページを見たユーザー、資料請求フォームまで進んだユーザーなどを配信対象にできます。
広告媒体によって設定方法は異なりますが、一般的には広告タグや計測タグをサイトに設置し、ユーザーの行動データをもとにオーディエンスリストを作成します。その後、作成したリストに対して広告を配信します。
ただし、現在はCookieや個人情報の取り扱いに対する規制が強まっています。そのため、リターゲティング広告を行う際は、媒体のポリシーやプライバシー保護への対応を確認し、ユーザーに配慮した運用を行う必要があります。
リターゲティング広告とリマーケティング広告は、どちらも一度接点を持ったユーザーに再アプローチする広告を指す言葉として使われます。
厳密には、Google広告では「リマーケティング」という名称が使われることが多く、Yahoo!広告や一般的な広告運用の文脈では「リターゲティング」という言葉が使われることがあります。ただし、実務上はほぼ同じ意味で使われるケースも多いです。
そのため、広告運用を検討する際は、言葉の違いにこだわりすぎるよりも、「どのユーザーに、どのタイミングで、どの広告を見せるのか」を整理することが重要です。
リマーケティング広告について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
リマーケティング広告の仕組みを見る

リターゲティング広告のメリットは、一度自社に興味を持ったユーザーに再アプローチできることです。
初回訪問時に購入や問い合わせをしなかったユーザーでも、比較検討中であったり、タイミングが合わなかっただけであったりする場合があります。そうしたユーザーに再度広告を表示することで、再訪問や行動を促しやすくなります。
特に、BtoBサービス、高単価商材、不動産、人材、EC、スクール、サブスクリプションサービスなど、検討期間が長い商材では有効に働くことがあります。
また、通常の広告配信よりも配信対象を絞りやすいため、広告費を効率的に使いやすい点もメリットです。すでに接点のあるユーザーへ広告を届けるため、完全な新規ユーザーへの配信よりも反応を得やすい場合があります。
リターゲティング広告には注意点もあります。
まず、同じ広告を何度も表示しすぎると、ユーザーに「追いかけられている」と感じさせてしまう可能性があります。広告への不快感が高まると、ブランドイメージを損なうこともあります。
そのため、配信頻度を調整したり、一定期間が過ぎたユーザーを配信対象から外したりする設定が必要です。また、購入済みや問い合わせ済みのユーザーに同じ広告を出し続けないように、除外設定も行いましょう。
次に、リターゲティング広告はサイト訪問者の数が少ないと十分な配信量を確保しにくい場合があります。そもそものサイト流入が少ない場合は、リスティング広告、SNS広告、SEO、ディスプレイ広告などで新規ユーザーとの接点を増やす施策も必要です。
さらに、Cookie規制やプライバシー保護への対応も重要です。従来のようにユーザーを細かく追跡する広告運用だけに頼るのではなく、ファーストパーティデータやコンバージョンデータを活用しながら、自然な再アプローチを設計することが求められます。

リターゲティング広告の費用は、配信媒体、ターゲット、競合状況、広告形式、配信量によって変わります。
主な課金方式には、クリックされたときに費用が発生するクリック課金や、広告が表示された回数に応じて費用が発生するインプレッション課金があります。媒体によっては、コンバージョンを重視した自動最適化を活用することもできます。
広告費は自社で設定できますが、成果を判断するには一定の配信量と検証期間が必要です。また、代理店に依頼する場合は、広告費とは別に運用代行費やバナー制作費、LP改善費などが発生する場合があります。
Web広告全体の費用感を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
Web広告の費用相場を詳しく見る
リターゲティング広告で成果を出すには、ユーザーの検討段階に合わせて広告内容を変えることが重要です。
たとえば、商品ページを見ただけのユーザーには商品の魅力を伝える広告、料金ページまで見たユーザーには比較検討を後押しする広告、フォーム手前で離脱したユーザーには資料請求や無料相談を促す広告など、行動に合わせて訴求を変えると効果的です。
また、同じ広告を出し続けるのではなく、クリエイティブを定期的に見直しましょう。バナーや広告文が変わらないままだと、ユーザーに飽きられたり、不快に感じられたりする可能性があります。
広告とLPの内容をそろえることも大切です。広告で訴求した内容がLPで見つけにくいと、ユーザーは離脱しやすくなります。広告をクリックした後に、スムーズに購入や問い合わせへ進める導線を整えましょう。

リターゲティング広告は、単体で成果を出す広告というより、他のWeb広告施策と組み合わせて使う広告です。
リスティング広告やSNS広告、SEO、ディスプレイ広告などで新規ユーザーとの接点を作り、その後リターゲティング広告で再アプローチすることで、複数回の接点を作れます。
ただし、リターゲティング広告に依存しすぎると、新規ユーザーの獲得が弱くなる可能性があります。サイト訪問者の母数を増やす施策と、再訪問を促す施策をバランスよく行うことが重要です。
ディスプレイ広告について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ディスプレイ広告の基本を詳しく見る

リターゲティング広告とは、一度自社サイトを訪問したユーザーや、商品・サービスに関心を示したユーザーに再度広告を配信する手法です。比較検討中のユーザーに再アプローチできるため、購入や問い合わせの後押しに活用できます。
一方で、同じ広告を何度も表示しすぎると、ユーザーに不快感を与える可能性があります。配信頻度の調整、除外設定、クリエイティブの見直し、Cookie規制やプライバシー保護への対応を意識しながら運用することが重要です。
リターゲティング広告は、単体で使うよりも、リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告、SEOなどと組み合わせることで効果を発揮しやすくなります。新規ユーザーの獲得と再アプローチをバランスよく設計し、Web広告全体の成果改善につなげましょう。
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