SEOに最適なWordPressのテーマの選び方とおすすめ12選 SEOに最適なWordPressのテーマの選び方とおすすめ12選

SEO対策ができるサイトを立ち上げるならWordPressがおすすめです。初心者でも簡単にサイトが制作できるWordPressですが、テーマ選びに手間取ってしまう人も多いのではないでしょうか。

本記事では、テーマを選ぶポイントや無料テーマと有料テーマのメリット・デメリットを解説します。SEOに適したWordPressのおすすめテーマをピックアップし、それぞれの機能や特徴をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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WordPress(ワードプレス)のテーマとは?

WordPressのテーマとは、Webサイト全体のデザインや構成を決めるテンプレートのことです。テーマを活用するだけで、専門的な知識がなくてもWebサイトの骨組みが簡単に作成できます。

テーマには有料・無料のものがあり、さまざまな種類から選べます。デザインのバリエーションが豊富なもの、SEO対策のために必要な設定ができるもの、シンプルなものなど特徴も異なるため、サイトの目的に応じて選ぶ必要があります。

WordPress(ワードプレス)のテーマを選ぶポイント

WordPressにはいくつものテーマがありますが、目的に合ったものでなければ期待どおりの効果が得られない可能性があります。選択するテーマによって、デザインや構成が変わるだけでなく、SEO対策にも違いが生じます。ここからは、WordPressのテーマを選ぶポイントを解説します。

デザインやテイストがサイトに合っているか

作りたいサイトが個人ブログなのか、コーポレートサイトなのか、目的によって適したテーマが異なります。デザインが気に入ったテーマでも、自分が作りたいWebサイトとタイプが合っていなければスムーズな運営はできません。

業界によっても好まれるテイストは変わってきます。例えば、医療・福祉業界は誠実で親しみやすいデザインが多く、ファッション業界はスタイリッシュで視覚的なインパクトが求められる傾向です。また、見た目のオシャレさだけではなく、ユーザーに伝わりやすいデザインになっているかを重視することで、最適なテーマが選びやすくなります。

レスポンシブデザイン対応か

スマートフォン・タブレット・パソコンなどのデバイスの画面サイズに合わせて、Webサイトのレイアウトを最適化する仕組みを「レスポンシブデザイン」といいます。多様化するデバイスでストレスなく閲覧してもらうには、Webサイトのレスポンシブ対応が不可欠です。

最近は、スマートフォンやタブレットからアクセスするユーザーへの配慮も重視されており、レスポンシブ対応のWebサイトは検索で上位表示されやすい傾向も見られます。テーマを選ぶときは、レスポンシブデザインに対応しているかもチェックしましょう。

機能の豊富さ

WordPressの標準機能であるカスタマイザーを使うと、サイト基本情報の「ロゴ」「サイトのタイトル」「キャッチフレーズ」などが編集できます。これに加え、テーマに備わっている機能が豊富だと、「足りないものを追加」「不要なものを削除」といったカスタマイズが簡単にできることが魅力です。また、文字の装飾やショートコードの設定など、エディターの機能が充実していると記事作成の時短にもつながるため、テーマを選ぶときにチェックすると良いでしょう。

ただし、テーマによっては、カスタマイズ時にCSSやPHPなどの専門的な知識が必要な場合もあるため、不安がある人は初心者向けのテーマを選ぶのがおすすめです。

SEO対策できているか

Webサイトは検索上位に表示された方が多くのユーザーに閲覧してもらえます。検索順位を意識するなら、SEO対策に必要な設定ができるテーマがおすすめです。「表示速度が早い」「コンテンツが探しやすい」など、ユーザビリティが高いサイトは検索エンジンにも評価されやすいため、SEO対策でどのような施策をするかを意識してテーマを選びましょう。

ただし、SEO対策ができるテーマであっても、コンテンツの質が低ければ上位表示されることはありません。テーマ選びはあくまでも骨組みとし、ユーザー満足度の高い有益なコンテンツを発信することが大切です。

WordPress(ワードプレス)のテーマ、有料と無料どっちがいい?

WordPressのテーマは有料と無料のものがあるので、どちらにすべきか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。Webサイトを公開してからもテーマを変更することはできますが、コンテンツやデータ分析の設定が消えてしまうリスクもあります。頻繁なテーマ変更はユーザビリティの低下にもつながりかねません。

テーマを決めるときは、無料・有料でどんなメリット・デメリットがあるかを理解した上で選ぶことが大切です。

無料テーマのメリット・デメリット

無料テーマの最大のメリットは、初期投資が掛からない点です。コストを抑えたい人やWordPressの使い勝手を試してみたい人は、無料テーマがおすすめです。また、公式サイトに掲載されている無料テーマだけでも1万以上の種類があり、他のWebサイトと被りにくいところも魅力となっています。

デメリットは、SEO対策に必要な機能が不十分なテーマが多く、カスタマイズ性が低い点が挙げられます。無料だからといって低品質だとは限りませんが、目的に合ったテーマを見つけるのに時間が掛かるかもしれません。

また、導入後のサポートを受けられない点にも注意が必要です。個人が趣味で作ったテーマは、アップデートされない可能性もあり、サイトが運用できなくリスクも生じます。

有料テーマのメリット・デメリット

有料テーマは、SEO対策に必要な機能が充実しているテものが多い、デザイン性が高い、カスタマイズしやすいなどのメリットがあります。有料テーマの多くはCSSやPHPなどの専門的な知識がなくても、直感的にカスタマイズができます。さらに、アップデートを含むサポート体制も充実しているので、安定した運用をしたい人にもおすすめです。

デメリットは、テーマの購入にコストがかかることです。有料テーマの相場は1〜3万円と言われています。種類は豊富ですが、人気が集中しやすい傾向で、同じテーマを使っているサイトと差別化しにくいことも難点です。

【無料】SEOに適したWordPressのおすすめテーマ5選

無料テーマを選ぶ際は、ダウンロードサイトの最終更新日やアップデート履歴を確認することも重要です。数年以上更新がない場合は、情報が古くなっていたり、機能が最新のWordPressに対応していなかったりする可能性があります。

ここからは、SEO対策ができるWordPressの無料テーマを5つ紹介します。それぞれの機能、特徴、メリットを比較して、自社サイトに合ったテーマを選びましょう。

Cocoon(コクーン)

Cocoonは名前の通り、「繭」のような柔らかいデザインが特徴です。白を基調としたシンプルな見た目ですが、機能性が高く、初心者でも使いやすいテーマとなっています。Cocoonでは、以下のSEO施策が行われています。

  • ページ高速化対応
  • モバイルフレンドリー
  • AMP対応

WordPressの管理画面から高速化設定を行うことで、プラグインなしでもページの表示速度が大幅に速まります。モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイル端末からのアクセスのしやすさを表したもので、検索で上位表示されるための基準の一つです。サイトをモバイル端末で高速表示できるAMP(Accelerated Mobile Pages)対応も、モバイルフレンドリーの一環として取り入れられています。

Cocoon

beans(ビーンズ)

beansは柔軟性と拡張性を念頭に置いて作成されたWordPressのテーマです。シンプルなデザインでサイト軽量化を実現しており、世界各国で導入実績があります。2015年にリリースされたテーマですが、SEO対策もしっかりと行われています。

  • レスポンシブ対応
  • 圧倒的な表示スピード

公式サイトにはサポートやコミュニティのページがあり、ユーザー同士が交流を通して問題を解決できるような仕組みが構築されています。

ただし、日本での普及率は高くなく、マニュアルや問い合わせは英語が基本です。また、beansプロジェクトの保守期間は終了しており、不具合が発生してもアップデートなどの対応がない点にも注意が必要です。

beans

Luxeritas(ルクセリタス)

Luxeritasとは、ラテン語の Lux(光)と Celeritas(速)を組み合わせた造語です。Luxeritasのテーマは、高速化・SEO・レスポンシブ・多機能の4点を重視して開発されています。下記は、SEO 最適化に関する取り組みの一例です。

  • html5 の仕様に準じた適切な文法
  • H1~H6 タグの適切な配置による美しいアウトライン
  • 重要なページ以外(月別アーカイブなど)は、検索エンジンにインデックスさせない

カスタマイズ性が高く、初心者でも簡単に変更しやすいテーマです。デザインファイルのバリエーションも豊富で、簡単に見た目が変えられます。定期的にアップデートも行われており、リリース情報として詳細を確認できます。

Luxeritas

LION BLOG(ライオンブログ)

LION BLOGは、シンプルかつリッチなデザインが特徴のテーマです。SEO対策としては、次の項目が挙げられます。

  • 表示速度が速い
  • 文法エラーがない
  • 検索エンジンに優しい構造のマークアップ
  • AMP対応

プラグインが不要で問い合わせフォームや関連する記事が表示できるところも、LION BLOGのメリットです。投稿ページに表示する内容を管理画面から簡単に編集できるなど、初心者でもカスタマイズしやすいように設計されています。

LION BLOG

Xeory(セオリー)

商用利用もできるXeoryは、個人ブログだけでなく、企業サイトでも利用されているテーマです。無料テーマでは珍しくデザインカスタマイズした事例も公開されているので、参考にしながらサイトを作り上げていくことができます。XeoryはWebマーケティングで結果を出すために、次の3つの特徴を備えています。

  • コンテンツSEO
  • ソーシャルメディアとの連携
  • コンバージョン獲得

コンテンツSEOとは、良質な記事を継続的に発信することで、検索エンジンでの上位表示を目指す施策です。Xeoryでは、作成したコンテンツが適切に評価されるよう、構造化データやレスポンシブデザインなどに対応しています。テーマ自体は無料で使うことができますが、有償のコンサルティングサービスも提供されています。

Xeory

【有料】SEOに適したWordPressのおすすめテーマ7選

有料テーマの価格は1〜3万円が相場です。月額や年額が設定されていることが少なく、ほとんどが買い切り型です。洗練されたデザインや高いカスタマイズ性が重視されがちですが、ここではSEOに適したWordPressのおすすめテーマを7つ紹介します。

有料テーマを選ぶときは、サポート体制もチェックすることが大切です。運用に不安がある人は、問い合わせ窓口が設置されていたり、オプションでコンサルティングが受けられたりするテーマがおすすめです。

THE THOR(ザ・トール)

THE THORは、無料テーマで紹介したLION BLOGと同じフィット株式会社が作成しています。「究極のSEO最適化テーマ」をコンセプトにしており、上位表示されるための機能が網羅されています。

  • HTML5+CSS3による最新のコーディング
  • 検索エンジンに優しい構造化マークアップ
  • 国内最高水準の高速表示

THE THORを提供するフィット株式会社は、長年に渡りSEOコンサルタントとして実績を築いてきた企業です。THE THORのテスト版でも「試用開始からたった1カ月でビッグキーワードで検索3位に入った」といった結果が出ています。料金プランは「テーマ&サポートプラン(16,280円)」「らくらくサーバーセットプラン(30,140円)」の2種類が用意されています。

THE THOR

JIN(ジン)

JINは、アフィリエイトとSEO対策に強いテーマです。月100万円を超える収益のアフィリエイターが開発を行っていることから、実績に裏付けされた機能が備わっています。ユーザー・Googleの双方にわかりやすい構造となっており、高い収益性も期待できます。以下はJINのSEO対策の一例です。

  • 理解しやすいページ階層
  • 高速表示
  • 役割が明確なブログパーツ

価格は14,800円で、1ライセンスを取得すれば、複数サイトでの利用も可能です。公式サイトにはJIN利用者のレビューも掲載されています。メリットだけでなく、デメリットや気になる点を詳しく知りたい方は、公式サイトからレビューをチェックしてみましょう。

JIN

賢威

賢威は、Webマーケティングチーム「ウェブライダー」が開発しているロングセラーのテーマです。上場企業でも導入実績があり、「赤ワイン」「パソコン教室」「会社設立」などのビッグワードでも、検索1位を獲得しています。2007年1月に発売されてからバージョンアップを繰り返し、現在は「賢威8」がリリースされています。賢威8では、現在のSEOに最適なノウハウが詰め込まれている他、次の特典も付いてきます。

  • SEOマニュアル
  • サポートフォーラムの利用権

賢威の価格は、他のテーマと比べると高めの27,280円に設定されています。その理由が、Googleのアルゴリズム変動の影響を受けないSEO施策が学べる点です。サイト運用やコンテンツ作成について深い知識を身に付けたい人におすすめです。

賢威

Emanon Pro(エマノンプロ)

Emanonは、目的別に4つのテーマを開発しています。Emanon Proはオウンドメディア用のテーマで、価格は9,800円です。SEO対策としては、以下が実施されています。

  • 検索エンジンに評価されやすいHTML構造
  • 表示速度を向上する機能の提供

オウンドメディアには欠かせない資料請求ページやランディングページも簡単に設置できるので、効率的なリードの獲得が実現できます。Emanon Pro以外にも、ブログ用テーマのEmanon Free(0円)、ビジネスサイト用テーマのEmanon Business(12,800円)、オウンドメディア/ビジネスサイト用テーマのEmanon Premium(27,800円)などが用意されています。

Emanon Pro

Stork19(ストーク19)

Stork19は、モバイルファースト設計にこだわり抜いたテーマです。直感的な操作で、初心者でも簡単に美しいサイトがデザインできます。主な機能と特徴は次のとおりです。

  • SNSボタンの標準装備
  • ランディングページ作成機能
  • ピックアップコンテンツ

Stork19はの価格は11,000円です。導入後のサポート体制も整っており、使い方に関する問い合わせフォームも用意されています。ただし、独自カスタマイズによる不具合の場合はサポート対象外になる可能性があるため注意が必要です。

Stork19

AFFINGER6(ACTION)

AFFINGER6(ACTION)は、「稼ぐ」に特化したWordPressテーマです。カスタマイズ性が高く、細部にまでこだわってデザインしやすいので、訴求力の高いサイトが制作できます。AFFINGER6のSEO関連設定項目は、次のとおりです。

  • 全体および投稿ごとのindex指定
  • メタディスクリプションの設定
  • 構造化データの設定

SEOの設定は、WordPressの管理画面から行います。価格は14,800 円で、使用するサイトは法律および公序良俗に反しない範囲であれば制限は設けられていません。また、個人単位であれば複数サイトでの使用も認められています。

AFFINGER6

SWELL(スウェル)

2019年にリリースされた比較的新しいテーマでありながら、公式サイトで国内シェア率ナンバーワンと紹介されているとおり、圧倒的な導入数を誇っています。SWELLでは、「業界の進化に合わせ、最適化し続けること」を追求した開発を行っており、次のような取り組みを実施しています。

  • 最新のSEO・高速化施策
  • 最新のWordPressに最適化するためのチューニング
  • 内部プログラムの定期的なリファクタリング

また、部分的にカスタマイズできる項目をあえて抑えることで、シンプルで洗練された使い心地を実現しているところも、SWELLの魅力です。価格は17,600円で、ライセンス制限はありません。1ライセンス購入すれば、複数サイトで利用できます。

SWELL

WordPressのテーマだけでなくコンテンツの質も大事!

SEO対策ができるWordpressのテーマを選ぶことで、さまざまな施策を効率的にできますが、上位表示されるためにはコンテンツの質も高めていかなければなりません。中でも、日本の検索エンジンの約76%(※)を占めるGoogleに評価されることが重要です。

Googleに評価されやすいコンテンツを制作するためには、ユーザーの利便性を第一に考える必要があります。ユーザーが何を求めているのかを分析し、有益な情報を提供することが、上位表示につながります。今回紹介したテーマはあくまでサイトの骨組みです。自社の強みを盛り込みつつ、ユーザーファーストを実現する信頼性の高いサイトを作りこんでいきましょう。

▼質の高いコンテンツを作るには、以下の記事をご覧ください
コンテンツSEOとは?抑えておくべき3つの対策方法

※参考:Statcounter. 「日本における検索エンジン市場シェア」

WordPressのテーマ選びもSEO対策の一つ

WordPressの運用を成功させるには、テーマ選びが重要です。テーマを選ぶときは、デザイン・機能性・SEO対策など、複数の観点から比較検討しましょう。

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