SEOに効果的なタグとは?使い方や違い・最適な活用方法を解説

HTMLタグは使い方によって、SEOに大きく影響を与えます。タグの使い方は複雑に見えるかもしれませんが、適切に活用することで、Webサイトの検索結果上位に表示される可能性が高まります。 本記事では、SEOに効果的なタグの紹介や記述方法などを紹介します。

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SEOに効果的なタグを紹介

SEOに効果的なタグを使うことで、Webサイトの検索結果でのランキングを向上させることが可能です。ここでは、各タグの基本的な概要をみていきましょう。

titleタグ

titleタグは、Webサイトのタイトルを表します。検索エンジンの結果ページに表示されるため、ユーザーが検索結果からサイトをクリックするかどうかを大きく左右します。

titleタグのSEO的効果とポイント

適切なキーワードを含むtitleタグは、検索エンジンのランキングに深く影響します。検索エンジンがtitleタグの情報を見てページの内容を理解するためです。

また、検索結果ページで表示されるタイトルは、ユーザーの目を引くようにつけることで、結果としてCTRを高められる可能性があります。検索キーワードからユーザーニーズを予測し、ユーザーの興味を引くフレーズを用いることで、より多くのクリックを得ることができるでしょう。

さらに、titleタグを最適化するためには3つのポイントを押さえておくことが重要です。

1つ目のポイントは、文字数です。検索エンジンが検索結果で表示するタイトルの文字数は約32文字なので、32文字以内にタイトルを収めるようにしましょう。

2つ目のポイントは、キーワードの位置です。主要なキーワードはタイトルの前半に配置しましょう。検索エンジンのアルゴリズムによりキーワードが重視されやすくなります。コンテンツとtitleタグの整合性を保つために、titleタグ内にはページの内容を取り入れましょう。

最後のポイントは、他のページとの差別化です。全てのページのtitleタグはできるだけユニークなものを記載するように心がけましょう。titleタグが重複すると、ページ同士で競合してしまったり、重複するコンテンツとGoogleに認識され、サイト全体の評価が下がる可能性が高まります。

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titleタグの記述方法と例

titleタグの記述方法はHTMLドキュメントの<head>と</head>で囲まれたヘッダー領域内に<title>と</title>で囲んだ形でタイトルを記述するだけです。一般的には、該当ページの主要な内容やキーワードを含む文を記述します。

titleタグの具体的な記述例

<head>

<title>Webページのタイトル</title>

</head>

「Webページのタイトル」という部分がページのタイトルとなり、ブラウザのタブや検索エンジン結果のページに表示されます。検索キーワードによりますが、Google側でユーザーに適切だと思われるタイトルに勝手に置き換わる現象も存在します。タイトルが32文字以上の場合、検索エンジンの結果表示に全てが表示されない場合があるので注意しましょう。

meta descriptionタグ

meta descriptionタグは、ページがどんな内容なのかを検索ユーザーに伝える役割を持っています。meta descriptionタグをうまく活用することで、検索結果でのクリック率を向上させることが可能です。

ここでは、meta descriptionタグについて、SEO効果や記述方法などをみていきましょう。

meta descriptionタグのSEO的効果とは

meta descriptionタグの最大の魅力は、検索結果ページでのクリック率の向上が期待できるところです。meta descriptionが検索結果におけるWebページの広告文のような役割をしてくれます。

ユーザーは検索結果を見て、どのページを閲覧するかを判断します。meta descriptionがキャッチーで、ユーザーの問いに対する答えになっているようであれば、ユーザーはそのページをクリックする可能性が高まります。

meta descriptionは直接的なSEO効果を持つわけではありません。Googleは、ランキングを決定する際にmeta descriptionタグを直接的な要素としては考慮しないと明言しています。

ただし、ユーザーにとって魅力的なmeta descriptionを記述することで、検索結果でのクリック率を向上させます。これが結果的にSEO効果となり、サイトへのトラフィック増加やサイトの信頼性や権威性向上につながるということです。

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meta descriptionタグの記述方法と例

meta descriptionタグは、HTMLのhead要素内に記述することが一般的です。また、meta descriptionと同様に記載するcontent属性には、ページの要約や概要を120文字程度で簡潔に説明したものを記載します。

例えば、レシピサイトのホームページのmeta descriptionタグは次のようになります。

meta descriptionタグの具体的な記述例

<meta name=”description” content=”ヘルシーで美味しい料理のレシピを毎日更新!あなたの健康的な食生活をサポートします。”>

記述する際のポイントは、ページの主要なキーワードを自然に含めることです。ただし、必要以上にキーワードを詰め込むキーワードスタッフィングは避けましょう。検索エンジンからペナルティを受ける原因となります。

また、各ページがユーザーにとってどのような価値を提供するのかを具体的に伝えるためにそれぞれユニークなmeta descriptionを作成することが推奨されます。

canonicalタグ

canonicalタグは、類似した内容を持つ複数のURLが存在する場合に、最も適切なURL(正規URL)を検索エンジンに示すために使用するタグです。

canonicalタグの主な目的は、重複コンテンツの問題を解決し、ページランクの分散を防ぐことです。

ここでは、canonicalタグのSEO効果や記述方法などをみていきましょう。

canonicalタグのSEO的効果とは

canonicalタグが重要な役割を果たす場面は、同一または非常に似た内容を持つ複数のWebページ(モバイル版やデスクトップ版など)が存在するケースです。canonicalタグは、「重複コンテンツ」の問題を解消し、検索エンジンに対して重要なURL(正規URL)をGoogleに伝えることができます。

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canonicalタグの記述方法と例

canonicalタグは、ページ内の<head>セクションに配置され、次のような形式で記述されます。

canonicalタグの具体的な記述例

<link rel=”canonical” href=”http://www.example.com/sample-page/” />

href属性には正規ページのURLを指定します。上記では、”http://www.example.com/sample-page/”が正規ページとして認識されます。

例えば、モバイル版とデスクトップ版の2つのWebページが存在し、デスクトップ版のURLを正規として指定する場合、モバイル版のページには次のようにcanonicalタグを記述します。

デスクトップ版を正規とするcanonicalタグの具体的な記述例

<link rel=”canonical” href=”http://www.example.com/desktop-version/” />

検索エンジンはモバイル版のページとデスクトップ版のページが同じ内容を持つことを認識し、”http://www.example.com/desktop-version/”を正規ページとして扱います。重要なのは、canonicalタグを正確に設定し、誤ったページを正規ページとして指定しないことです。

canonicalタグを適切に指定することで、重複コンテンツの問題を軽減することができるでしょう。

noindexタグ

noindexタグは、指定したWebページが検索エンジンの検索結果に表示されないよう指示するためのメタタグです。

例えば、サイト内に非公開にしたい下書きのページや、商品購入者に限定公開している特典DLページ、あるいは、重複したコンテンツがあるページなどに対して、noindexタグを用います。

ここでは、noindexタグのSEO効果や記述方法などについてみていきましょう。

noindexタグのSEO的効果とは

noindexタグは、検索エンジンに対して「このページをインデックスしないでください」と指示するHTMLタグです。noindexタグを設置したページは、Googleや他の検索エンジンの検索結果に表示されなくなります。一見するとSEOにとって悪影響に思えますが、実は大変重要な役割を果たしています。

サイト内の重複コンテンツを制御するためにnoindexタグが活用されます。重複コンテンツはSEOに悪影響を及ぼすため、同じまたは類似した内容のページに対してnoindexタグを設定することで、Googleが適切なページだけをインデックスできます。

また、コンテンツの品質が低いページにnoindexタグの設定は有効です。今後コンテンツを追加していくぺーじであっても、現状コンテンツが少なければ、低品質なページとして認識されます。低品質なページが多く存在するとサイト全体の評価が下がる可能性がありますので、タグを設定しておきましょう。

noindexタグは適切な場所で使うことで、サイト全体のSEOパフォーマンスを向上させる非常に重要なタグです。インデックスされるページを適切に制御することで、サイト全体の検索エンジンへの信頼性を高めることが可能になります。

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noindexタグの記述方法と例

noindexタグはHTMLのhead内のmetaタグとして記述します。具体的な記述方法は以下の通りです。

noindexタグの具体的な記述例(1)

<meta name=”robots” content=”noindex”>

上記をHTMLページの<head>と</head>タグの間に記述することで、検索エンジンのインデックスから除外されます。

他のタグと組み合わせることも可能です。例えば、ページをインデックスさせず、さらにリンクのフォローも防ぎたい場合は、以下のように記述します。

noindexタグの具体的な記述例(2)

<meta name=”robots” content=”noindex, nofollow”>

noindexタグがページのインデックス化を防止し、nofollowタグがリンクのフォローを防止します。

noindexタグを設置することは、ページが検索結果に表示されなくなることを意味します。したがって、サイト内で価値のある情報を提供しているページにnoindexタグを使用することは避けましょう。

nofollowタグ

nofollowタグは、検索エンジンに対して「このリンクを追跡しないでください」という指示を出すために使用されます。

例えば、リンク先の内容を完全に信頼できない場合や、ページがユーザー生成のコンテンツであふれている場合に有効です。

ここでは、nofollowタグがSEOに与える影響や、具体的な記述方法などをみていきましょう。

nofollowタグのSEO的効果とは

SEOにおけるnofollowタグの効果を理解するためには、Googleがどのようにページランクを計算するかを知る必要があります。

Googleは各ページへのリンクを「投票」とみなし、多くの投票を得たページはランキングが高くなるという原則を持っています。しかし、全てのリンクが等しく評価されるわけではなく、リンク元のページの権威がリンク先への「投票」の価値を決定します。

nofollowタグは、リンク先への「投票」を行わないことをGoogleに伝える方法で、リンクを追跡しないように指示するタグです。つまり、リンクがリンク先ページのランキングに影響を及ぼさないことを意味します。

例えば、コンテンツや広告へのリンクにnofollowタグを使用することで、サイトのSEOに対するネガティブな影響を軽減することができます。関連性が低いサイトや低品質なコンテンツとリンクをしてしまうと、ページの信頼性や権威性を損なう可能性があるためです。

また、nofollowタグはペイドリンクにも使用され、購入リンクが検索エンジンランキングに影響を及ぼすのを防ぐことができます。nofollowタグは、リンクの品質を管理し、ウェブサイトのSEOパフォーマンスを最適化するためのタグなのです。

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nofollowタグの記述方法と例

nofollowタグは、HTMLリンクの一部として、リンクを定義する<a>タグの内部に配置します。具体的な記述方法は以下のとおりです。

nofollowタグの具体的な記述例

<a href=”https://www.example.com” rel=”nofollow”>リンクテキスト</a>

上記では、rel属性にnofollowタグを設定しています。これにより、Googleはこのリンクを追跡せず、リンク先への投票(ページランク)を行わなくなります。

nofollowタグは次のような場面で利用できるでしょう。

例えば、自社サイトが掲示板機能を提供しており、ユーザーが自由にリンクを投稿できるとした場合、自社ではコントロールできないリンクが含まれる可能性があるため、リンクにnofollowタグを追加して、検索エンジンがリンクをフォローしないように指示します。

リンクが追跡されなくなりますので、自社のサイトの信頼性や権威性への影響を抑えることができ、SEOに対するネガティブな影響を防ぐことができるでしょう。

alt属性

“alt”は”alternative”(代替)を意味します。alt属性は、画像が表示されない場合や、視覚障害者がWebページを閲覧する際に役立つものです。

ここでは、alt属性のSEO的効果や記述方法をみていきましょう。

alt属性のSEO的効果とは

alt属性は、画像の内容をテキスト形式で説明するもので、検索エンジンによって解釈されます。検索エンジンは画像そのものを読むことはできませんが、altタグを通じて画像の内容を理解することができますので、設定をしておくと画像検索結果の上位にランクインしやすいでしょう。

効果的なaltタグを作成するためには、画像の内容を正確に反映する表現を選びましょう。

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alt属性の記述方法と例

alt属性の記述は、imgタグ内で行います。基本的な形式は次のとおりです。

alt属性の具体的な記述例

<img src=”画像のURL” alt=”画像の説明”>

また、Webサイトに商品画像がある場合の具体的な記述例は次のとおりです。

商品に関するalt属性の具体的な記述例

<img src=”product.jpg” alt=”男性用シャツ”>

「男性用シャツ」というテキストが画像の内容を具体的に表しています。検索エンジンが画像の内容を理解し、画像検索の結果向上につながる可能性があります。

alt属性を記述する際には、画像の内容を具体的に、かつ自然な言葉で表現することを心掛けましょう。しかし、全ての画像がaltタグを必要とするわけではありません。

具体的には、Webサイト内の飾りとしての役割しか果たさない画像や、コンテンツの内容がテキストで十分に説明されている画像には、alt属性は不要でしょう。

hタグ

hタグは、HTMLの見出しを定義するタグで、文章構造を形成します。hタグは、h1からh6まで存在し、h1が最も重要で、h6が最も重要度が低いとされています。

ここでは、hタグの詳細な使い方や効果、そして実際の記述方法と例などについてみていきましょう。

hタグのSEO的効果とは

hタグは階層性により、検索エンジンやユーザーに対してページの構造を伝える役割を果たします。hタグによって、検索エンジンはページの主要なトピックとサブトピックをより正確に把握でき、それぞれのページが何について書かれているのかを理解しやすくなるでしょう。

hタグはページの主要なキーワードやフレーズを強調する役割も果たします。キーワードが含まれているhタグは、ページがキーワードに関連する情報を含んでいることを検索エンジンに伝えることができ、「キーワードの強調」に繋がります。

hタグを適切に活用することで、ページの内容がユーザーと検索エンジンの双方に明確に伝わり、結果としてページのSEOパフォーマンスを最大化することができるのです。

hタグの使用に際しては、ページ内で一貫した順序を保つことも重要です。例えば、h2の下に突然h4を置いたり、h1を複数使ったりするなどの誤った使い方は避けましょう。検索エンジンはhタグを見てページの構造を理解するので、順序が正しくないと混乱を招き、SEOの効果を損なう可能性があります。

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hタグの記述方法と例

hタグは、<hタグのレベル>と</hタグのレベル>の間に見出しのテキストを記述します。

hタグの具体的な記述例(1)

<h1>SEOに効果的なHTMLタグ8選!</h1>

例えば、「SEOに効果的なHTMLタグ8選!」という見出しをh1タグで作成する場合、次のように記述します。

同様に、下位の見出しも作成できます。

hタグの具体的な記述例(2)

<h1>SEOに効果的なHTMLタグ8選!</h1>
 <h2>titleタグ</h2>
  <h3>titleタグのSEO効果とは</h3>
 <h2>meta description</h2>
・・・・省略

下位の見出しを設定する際に、数字が順番になっていることを確認してください。

このように、hタグを適切に使用することで、Webページの内容と構造を正しく検索エンジンとユーザーに伝えることができます。

strongタグ・bタグ

strongタグとbタグは、テキストを強調する役割を果たします。それぞれのタグには違いがあり、果たす役割とSEOへの影響について理解しておくことが重要です。

ここでは、strongタグとbタグのSEO効果や具体的な使い方についてみていきましょう。

strongタグ・bタグのSEO的効果とは

strongタグとbタグを用いることで、ユーザーと検索エンジンに重要なキーワードを強調し表示することが可能になります。どちらのタグも表示では太字表記となりますが、厳密には意味が異なります。

storongタグは強い重要性要素となっており、内容の重要性、重大性、または緊急性が高いテキストを表します。

一方、bタグは注目付け要素となり、要素の内容に読み手の注意を惹きたい場合にしようします。

結論、どちらのタグを使用しても上位表示の要素とはなりませんが、ページ内の重要な要素をユーザーやGoogleには伝えることができます。

strongタグとbタグ、それぞれのタグのタグの意味を把握して目的に応じて使い分けましょう。

strongタグ・bタグの記述方法と例

strongタグは、文中で強調したいキーワードやフレーズを挟む形で使用します。例えば、「検索エンジン最適化」の部分を強調表示するには、以下のように記述します。

strongタグの具体的な記述例

“SEOは<strong>検索エンジン最適化</strong>のことを指す”

bタグは視覚的な強調を行いたいときに使用します。記述方法はstrongタグと同じように、強調したい部分をbタグで挟む形です。

bタグの具体的な記述例

例えば、「SEOに効果的なタグ」の部分を太字で表示する場合は、次のように記述します。

“この記事では、<b>SEOに効果的なタグ</b>について解説します”

strongタグとbタグを適切に使い分けることで、SEO効果とユーザビリティの向上を両立させることが可能です。

タグを埋め込む際の注意点

SEO対策として、タグの使い方は無視できません。適切に活用しなければ、逆効果になる可能性もありますので、以下の点に注意しましょう。

タグは対象ページの正しい位置に埋め込みましょう。正しい位置に埋め込まれなかった場合、動作しない場合もあります。

また、タグを埋め込む際にはすでに記載されているコードを消さないように注意しましょう。作業前にバックアップをとっておくことも忘れずに行うことも重要です。

SEO効果を最大限に引き出すために、タグの埋め込みする際の注意点を理解し、適切に活用しましょう。

タグを活用して検索上位表示を目指そう

タグが持つ特性を理解し、最適な使い方を探る作業は、専門的な知識と経験が必要です。インターネットや専門書などで学習することもできますが、SEOのプロに相談することも有効な解決策の一つだと言えます。

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