WordPressサイトのハッキング被害とは? 原因や対策を解説
2024年9月30日
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【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
坂従 一也
WordPressのセキュリティ対策を考えるとき、最初に迷いやすいのが「どのプラグインを入れるべきか」という点です。
ただ、セキュリティプラグインと一口にいっても、得意な機能はかなり異なります。
ファイアウォールやマルウェアスキャンに強いものもあれば、ログイン保護や二要素認証(MFA)に向いたもの、バックアップや復旧まで含めて支援するものもあります。
そのため、知名度だけで選ぶと、自分のサイトに必要な対策が抜けることがあります。
WordPress公式の「Hardening WordPress(WordPress の強化)」では、WordPress本体とインストール済みのプラグイン、テーマを常に最新の状態に保つことが最も重要だと案内されています。
また、WordPress.orgの公式プラグインページを見ると、Wordfenceは、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、マルウェアスキャン、ログイン保護を掲げており、Solid Security(旧iThemes Security)は二要素認証(MFA)やパスワードポリシー、脆弱性スキャナーなどを打ち出しています。
Sucuri Security は監査、マルウェア検知、セキュリティハードニングを中心にしており、Jetpack はバックアップ、マルウェアスキャン、総当たり攻撃対策、稼働監視などを含む構成です。
さらにPatchstackは、WordPress本体・プラグイン・テーマの脆弱性監視や仮想パッチ機能を特徴としています。
つまり、「おすすめ」は一つに決めるものではありません。
何を優先して守りたいかで答えは変わります。
この記事では、WordPressセキュリティプラグインの選び方を整理しながら、代表的なプラグインの特徴や向いているケースを順に解説していきます。

目次
WordPressセキュリティプラグインを選ぶときに大切なのは、機能が多いことより、自分のサイトで必要な対策に合っているかです。
WordPress公式は、セキュリティ対策の基本として、WordPress本体、プラグイン、テーマを最新に保つこと、そして更新が継続されているテーマやプラグインを選ぶことを推奨しています。
この前提を踏まえると、プラグイン選びでも「何でもできそう」より、「何を守りたいか」に沿って選ぶほうが失敗しにくくなります。
ログイン画面への総当たり攻撃が気になるサイトなら、二要素認証(MFA)やログイン保護が強いものが向いています。
改ざんやマルウェアの監視を重視するなら、スキャン機能やファイル変更検知に強いものが候補になります。
バックアップや復旧まで含めてまとめて見たいなら、保護機能に加えて復元機能があるもののほうが運用しやすくなります。
脆弱性情報の把握を優先したいなら、更新漏れや危険なプラグインの検知に重きを置いたものが合いやすくなります。
ここは見落としやすいポイントです。
WordPress公式は、セキュリティで最も重要なのは更新を止めないことだと明示しています。
つまり、セキュリティプラグインはあくまで運用を支える道具であって、入れた瞬間に安全が完成するわけではありません。
推測されやすいパスワードを使い続ける。
不要な管理者アカウントを残す。
使っていないプラグインを放置する。
バックアップを確認していない。
こうした状態では、セキュリティプラグインを導入していても被害リスクは残ります。
おすすめのプラグインを探すこと以上に大切なのは、更新と管理を止めない運用を作ることです。


WordPressセキュリティプラグインは、それぞれ得意な機能や向いている運用が異なります。
そのため、「有名だから入れる」よりも、自分のサイトで何を優先して守りたいかを基準に選ぶことが重要です。
たとえば、ログイン保護を強めたいサイトと、改ざん検知やバックアップを重視したいサイトでは、相性のよいプラグインが変わります。
まずは、代表的なプラグインの特徴を比較しながら、自分の運用に合う方向性を整理してみてください。
| プラグイン | 主な特徴 | 向いているサイト |
|---|---|---|
| Wordfence | WAF、マルウェアスキャン、ログイン保護、二要素認証(MFA) | 幅広く総合的に守りたいサイト |
| Solid Security(旧iThemes Security) | 二要素認証(MFA)、パスワードポリシー、ログイン保護、脆弱性スキャン | 複数ユーザーで運用するサイト |
| Sucuri Security | 監査ログ、改ざん検知、マルウェア検知、セキュリティハードニング | 異常監視や改ざん検知を重視したいサイト |
| Jetpack | バックアップ、マルウェアスキャン、総当たり攻撃対策、稼働監視 | 小規模サイトやバックアップ重視の運用 |
| Patchstack | WordPress本体・プラグイン・テーマの脆弱性監視、仮想パッチ | 脆弱性情報を継続的に把握したいサイト |
ここで注意したいのは、機能が多いものを重ねれば安全になるわけではないという点です。
役割が重複するプラグインを入れすぎると、設定管理が複雑になったり、通知が増えすぎたりして、逆に運用しづらくなることがあります。
WordPress公式でも、セキュリティ対策の基本として、WordPress本体、テーマ、プラグインを常に最新状態へ保つことが重要だと案内されています。
つまり、本当に大切なのは「どのプラグインを入れるか」だけではなく、更新と運用を止めないことです。
セキュリティプラグインは、万能な防御ではなく、継続的な管理を支えるための道具として使う意識が重要になります。

Wordfenceは、WordPress向けセキュリティプラグインの中でも、広く利用されている総合型プラグインです。
WordPress.orgの公式ページでは、エンドポイントファイアウォール、マルウェアスキャナー、ログイン保護機能、ライブトラフィック表示などを備えると案内されています。
さらに二要素認証(MFA)にも対応しており、管理画面まわりの保護までまとめて見たいサイトと相性がよい構成です。
そのため、まず一つのプラグインで幅広く対策したい場合には候補に入りやすいです。
一方で、機能が多いぶん、設定項目もそれなりにあります。
導入して終わりにするより、自分のサイトで何を有効にするのかを整理しながら使うほうが向いています。
Solid Security(旧iThemes Security) は、ログイン保護や認証強化に重心を置きたいサイトで検討しやすいプラグインです。
WordPress.orgの公式ページでは、二要素認証(MFA)、パスワード要件の設定、脆弱性スキャナー、ログイン保護などを打ち出しています。
以前のiThemes Securityから名称が変わっているため、古い比較記事を見ると混同しやすいですが、現行の公式表記はKadence Securityです。
このプラグインが向いているのは、複数ユーザーで運用していて、ログインまわりのルールをしっかり整えたいケースです。
認証の強化、パスワードポリシー、ユーザー運用の管理といった観点で見やすいため、編集者や管理者が複数いるサイトでは特に相性があります。
Sucuri Securityは、監査、マルウェア検知、セキュリティハードニングを中心にしたプラグインです。
WordPress.orgの公式ページでも、セキュリティインテグリティ監視、マルウェア検知、セキュリティハードニングのためのツールセットだと説明されています。
このため、すでに別の保護手段があり、監査ログや異常検知の視点を強めたい場合には選びやすい候補です。
改ざんや不正な変化に気づきやすい運用を作りたいときにも向いています。
反対に、ログイン保護や復旧まで一つで完結させたい場合は、ほかの候補と役割分担を比較したほうが合いやすくなります。
Jetpackは、純粋な防御機能だけでなく、バックアップや稼働監視まで含めて考えたいサイトで候補にしやすいプラグインです。
WordPress.orgの公式プラグイン一覧では、Jetpackには、バックアップ、マルウェアスキャン、総当たり攻撃対策、稼働監視などが含まれています。
小規模サイトや少人数運用では、保護と復旧を別々に考えるより、一体で見られるほうが管理しやすいことがあります。
そのため、守る機能だけでなく、止まったときの戻しやすさまで重視するなら検討しやすいです。
Patchstackは、WordPress本体、プラグイン、テーマの脆弱性把握に重きを置いたプラグインです。
WordPress.orgの公式ページでは、WordPress本体、プラグイン、テーマの脆弱性を検出するツールとして案内されています。
そのため、ログイン保護やファイアウォールを中心にするというより、今入っている構成に危険な脆弱性がないかを継続的に見たいサイトと相性がよいです。
WordPress公式が、本体とインストール済みのプラグインやテーマを常に最新に保つことを最重要だと案内していることを踏まえると、Patchstackのような脆弱性把握型のプラグインは、その基本運用を支える補助として使いやすいです。

WordPressセキュリティプラグインを選ぶときは、最初に何を優先して守りたいかをはっきりさせることが大切です。
WordPress公式は、セキュリティ対策の基本として、WordPress本体とインストール済みのプラグイン、テーマを常に最新の状態に保つことを最重要だと案内しています。
この前提に立つと、プラグイン選びも「人気があるから」ではなく、自分のサイトに必要な対策と合っているかで考えたほうが失敗しにくくなります。
ログイン保護を強めたいのか、マルウェアスキャンや改ざん検知を重視したいのか、バックアップや復旧まで含めてまとめて管理したいのかによって、向いているプラグインは変わります。
脆弱性情報の把握を優先したいのか。
この違いによって、向いているプラグインは変わります。
目的が曖昧なまま導入すると、機能が重複したり、本当に必要な対策が抜けたりしやすくなります。
セキュリティを強くしたいと思うと、機能が多いプラグインをいくつも入れたくなることがあります。
ただ、セキュリティプラグインは役割が重なりやすいため、重ねすぎると管理が複雑になりやすくなります。
Wordfence、Kadence Security、Sucuri Security、Jetpack はそれぞれ機能が重なる部分を持っています。
役割を整理せずに複数入れると、設定がぶつかったり、通知が増えすぎたり、どこで何を管理しているのかわかりにくくなったりします。
そのため、数を増やすことより、どのプラグインに何を任せるのかを明確にすることが重要です。
WordPressセキュリティプラグインを選ぶときは、機能だけでなく、更新が継続されているかも重要な判断材料になります。
WordPress公式は、更新が継続されているプラグインやテーマを選ぶことを推奨しています。
セキュリティ用途のプラグインは、とくに更新停止の影響が大きくなりやすいため、この視点は欠かせません。
公式ページで最近も更新されているか。
開発元が機能説明やサポート情報を継続して出しているか。
公式ディレクトリで配布されていて情報を確認しやすいか。
こうした点を見ておくと、導入後の不安を減らしやすくなります。
便利そうに見える機能があっても、更新が止まりやすいものは長期運用では扱いにくくなります。


WordPressセキュリティプラグインは、不正ログイン対策や改ざん検知、脆弱性監視などを支える便利な仕組みです。
ただし、導入しただけで安全になるわけではありません。設定や運用が止まると、セキュリティプラグインを入れていても被害リスクは残ります。
WordPress公式でも、セキュリティ対策の基本として、WordPress本体、テーマ、プラグインを常に最新状態へ保つことが重要だと案内されています。
そのため、プラグイン選びだけでなく、「どう運用するか」まで含めて考えることが大切です。
セキュリティを強化したいと思うと、複数のセキュリティプラグインを同時に入れたくなることがあります。
ただ、Wordfence、Solid Security、Sucuri Security などは機能が重なる部分も多く、役割を整理せずに併用すると、設定競合や通知の増加につながることがあります。
特に、ログイン保護やWAF、ファイル監視などは重複しやすいため、「どのプラグインに何を任せるか」を整理して導入することが重要です。
数を増やすことより、必要な役割を明確にするほうが管理しやすくなります。
セキュリティ設定を変更するときは、事前にバックアップを取っておくことが大切です。
ログイン制限やWAF設定、アクセス制御などを変更した結果、自分自身が管理画面へ入れなくなるケースもあります。
特に初心者の場合は、一度に複数の設定を変えるより、一つずつ変更して動作確認を行うほうが安全です。
万が一問題が起きても戻せる状態を作っておけば、慌てず対応しやすくなります。
多くのセキュリティプラグインには無料版がありますが、無料版と有料版では機能差があります。
たとえば、リアルタイムWAF更新、詳細なマルウェアスキャン、高度な脆弱性監視、バックアップ世代管理などは有料版限定になっていることがあります。
もちろん、無料版でも基本対策として有効なものは多いです。
ただ、「無料版を入れたから大丈夫」と考えるのではなく、自分のサイト運営で不足する部分がないかを確認することが重要です。
セキュリティプラグインは、ログイン異常や更新情報、脆弱性警告などを通知してくれます。
しかし、通知が多すぎる状態を放置すると、本当に重要な警告まで見落としやすくなります。
不要な通知設定を整理しながら、「何の通知が来たら確認するか」を決めておくと運用しやすくなります。
通知は届くだけでは意味がなく、異常へ気づいて対応できる状態を維持することが重要です。
セキュリティ用途のプラグインは、更新停止の影響が特に大きくなります。
WordPress公式でも、更新が継続されているテーマやプラグインを選ぶことが推奨されています。
便利な機能があっても、長期間更新されていないプラグインは、将来的に脆弱性リスクを抱えやすくなります。
そのため、導入時だけでなく、「今も継続して更新されているか」を定期的に確認することが大切です。
WordPressセキュリティプラグインで重要なのは、多機能なものを増やすことではありません。
更新、通知確認、バックアップ、権限管理まで含めて、継続的に管理できる状態を作ることが、現実的で効果のあるセキュリティ対策につながります。

サイトのセキュリティ対策は、一度設定して終わるものではありません。更新漏れや設定ミス、監視不足といった小さな隙が積み重なることで、不正アクセスや改ざんといった被害につながる可能性があります。
日々の運用の中で対策を継続できているか、現状の設定に見落としがないかを定期的に見直すことが重要です。しかし、専門知識が必要な領域も多く、社内だけで適切に管理し続けるのは簡単ではありません。
株式会社ジオコードのセキュリティプランでは、サイトの現状をもとにリスクを洗い出し、必要な対策の提案から実施、さらに継続的な監視までを一貫してサポートしています。
単なる診断にとどまらず、実際の運用に合わせた改善を行うことで、対策が形だけで終わらない実効性のあるセキュリティ体制を構築することが可能です。
現在の対策に不安がある場合や、何から見直すべきか判断できない場合は、一度専門家によるチェックを受けることで、見えていなかったリスクに気づける可能性があります。
サイトの安全性は、事前の対策で大きく変わります。問題が発生してから対応するのではなく、被害を防ぐための準備として、今の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

WordPressセキュリティプラグインを選ぶときは、人気の高さだけで決めるのではなく、自分のサイトで何を優先して守りたいかを基準に考えることが大切です。
WordPress公式は、セキュリティ対策の基本として、WordPress本体、プラグイン、テーマを常に最新の状態に保つことを最重要だと案内しています。
その前提に立つと、プラグイン選びでも、多機能さより目的との相性を見るほうが失敗しにくくなります。
代表的なプラグインには、それぞれ重視する機能の違いがあります。
Wordfenceは、エンドポイントファイアウォール、マルウェアスキャン、ログイン保護などを備えた総合型です。
Solid Security(旧iThemes Security) は、二要素認証(MFA)、パスワードポリシー、脆弱性スキャナーなど、ログイン保護や認証強化に重心があります。
Sucuri Security は、監査、改ざん検知、セキュリティハードニングを中心にしています。
Jetpackは、バックアップ、マルウェアスキャン、総当たり攻撃対策、稼働監視まで含めて見たい運用と相性があります。
Patchstackは、WordPress本体、プラグイン、テーマの脆弱性情報を継続的に把握したい場合に検討しやすい選択肢です。
そのため、ログイン保護を強めたいのか。
改ざん検知やマルウェア監視を重視したいのか。
バックアップや復旧までまとめて見たいのか。
脆弱性情報の見落としを減らしたいのか。
この違いによって、向いているプラグインは変わります。
機能が多いものをただ重ねるのではなく、どのプラグインに何を任せるのかを整理することが重要です。
一方で、セキュリティプラグインを入れれば安全になるわけではありません。
WordPress公式は、更新が継続されているテーマやプラグインを選び、常に最新状態を保つことを推奨しています。
つまり、本当に大切なのは、おすすめのプラグインを探すことだけではなく、更新を止めず、不要なプラグインやテーマを残さず、認証情報や権限管理まで含めて見直し続けることです。
WordPressセキュリティプラグインは、万能な解決策ではなく、継続的な運用を支える道具として使うことが重要です。