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2021年5月24日
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更新日:2026年 01月 30日
広告運用と分析は“AIに相談する時代”へ──Googleが新AIエージェント導入を予告
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
広告運用やデータ分析は、これまで「人が画面を見て考える」ことが前提でした。しかしGoogleは、その常識を大きく変えようとしています。
Googleは、広告とコマースに関する公式ブログにて、最新のGeminiモデルを活用したAIエージェント「Ads Advisor」と「Analytics Advisor」を、導入予定であることを発表しました。
これらは単なる分析補助ツールではなく、質問すれば原因分析から改善アクションまで提示してくれる“相談相手”のような存在です。

目次
今回発表されたAIエージェントは、次の2つです。
いずれも最新のGeminiモデルを基盤としており、英語アカウントを対象に段階的に展開される予定です。
広告運用と分析、それぞれの実務に深く入り込む設計になっています。

Ads Advisorは、Google 広告の管理画面内で利用できるAIエージェントです。
最大の特徴は、「何をすべきか」を人が考えなくても、質問するだけで具体的な改善案が返ってくる点にあります。
たとえば
「今後の季節イベントに向けて、キャンペーンをどう最適化すべきか?」
と質問すると、サイトリンク表示オプションの追加や構成改善など、実行できるアクションを提案してくれます。
Ads Advisorは、パフォーマンス改善だけでなく、広告ポリシー対応にも踏み込みます。
「なぜ承認されないのか分からない」「どこを直せばいいのか判断できない」といった、これまで時間がかかっていた作業を、AIが整理してくれる点は大きな変化です。
Analytics Advisorは、Google アナリティクス(GA スタンダード/GA360)で利用できるAIエージェントです。
特徴は、数値を出すだけでなく、意思決定につながる示唆まで提示する点にあります。
「9月25日にアクティブユーザーが急増したのはなぜ?」といった質問にも、関連データを横断して分析し、可能性の高い要因を優先的に提示してくれます。

Analytics Advisorの登場により、
「数値を集める・レポートを作る」作業は、AIが担う領域になります。
人に求められるのは、
Ads AdvisorとAnalytics Advisorを組み合わせることで、
分析 → 仮説 → 施策 → 改善
のサイクルが、これまでよりも高速かつ省工数で回るようになるでしょう。
現時点では、これらのAIエージェントは英語アカウントのみが対象です。
ただし、Googleがまず英語圏で提供し、その後他言語へ展開する流れはこれまでも見られました。
将来的に日本語対応が進めば、広告運用や分析の実務フローは大きく変わる可能性があります。
Googleが導入予定の「Ads Advisor」と「Analytics Advisor」は、広告運用とデータ分析を“AIに相談する”という新しいスタイルを現実のものにします。改善案の提示や原因分析、アクション提案までを担うこれらのAIエージェントは、成果向上と工数削減の両立を後押しする存在になるでしょう。英語アカウント限定ではあるものの、今後の展開次第では、広告担当者・分析担当者の役割そのものが再定義される可能性があります。GoogleのAI活用は、いよいよ「補助」から「実務の中核」へと踏み込み始めています。