WordPressでランディングページを作るには?制作方法やおすすめテーマを解説
2024年9月20日
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更新日:2024年 10月 29日
【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
高松 建太郎
WordPressはWebサイトの構築・管理を簡単に行えるCMSの一つです。専門知識がなくてもWebサイトを構築できるため、世界中の企業で利用されています。
SEOを支援するプラグインも提供されているので、Webサイトをマーケティングに活用したい企業におすすめです。
本記事では、WordPressでWebサイトを構築する際に必要なものや、手順を解説します。
目次
WordPressは、世界中で利用されているCMSの一つです。CMS(Contents Management System)はWebサイトのコンテンツを管理するシステムで、簡単にWebサイトの構築や管理ができます。
WordPressはCMSの中でもシェアが多く、コーディングの知識がなくてもWebサイトを運営できるのが魅力です。カスタマイズ性にも優れているため、HTMLやCSSのスキルがあればさらに本格的なWebサイトも構築できます。
そのため、企業のコーポレートサイトやオウンドメディアサイトなど、幅広く活用されているのが特徴です。また、デザインを変更するためのテーマが豊富なので、目的に合わせてWebサイトの雰囲気を変えられます。
WordPressは世界中の企業が自社のWebサイト構築に利用するCMSです。ここでは、WordPressでWebサイトを構築する5つのメリットを紹介します。
WordPressを利用すれば、コーディング知識のない初心者でも簡単にWebサイトの構築が可能です。
WordPressにはコンテンツ管理機能が備わっており、専用のエディタで文字の入力や画像の挿入を行うだけでコンテンツを追加できます。そのため、従来のWebサイト構築のように、HTMLやCSSなどのコーディングスキルは必要ありません。
直感的な操作でデザインを変更し、記事の投稿や更新を行えるのがメリットです。最初から整ったデザインが用意されているので、初心者でも見栄えの良いWebサイトを簡単に構築できます。
無料で多機能なCMSを利用できるのも、WordPressでWebサイトを構築するメリットの一つです。シンプルなWebサイトから複雑なポータルサイトまで構築できるWordPressですが、インストールや利用に料金は発生しません。
ただし、Webサイトを構築するためのレンタルサーバーや独自ドメインの費用が掛かります。それでも月に掛かる費用は1,000円~1,500円程度と安価です。
WordPressは低コストで本格的なWebサイトを構築・運用できます。導入するハードルが低いため、個人事業主の方でも挑戦しやすいのが魅力です。
WordPressにはプラグインという拡張機能が用意されており、必要に応じてさまざまな機能を追加できます。
プラグインの追加方法は、管理画面から必要なプラグインを選んでインストールするだけです。例えば、Webサイトに問い合せフォームを設置したり、セキュリティを強化したりできます。
WordPressでは、5万9,000を超えるプラグインが提供されています。頻繁にアップデートが実施されており、常に新しいバージョンが利用可能です。
また、コーディングスキルがあれば、オリジナルのプラグインも自由に追加できます。
SEOに対応しやすいことも、WordPressでWebサイトを構築するメリットの一つです。
WordPressではSEOの対応が考えられており、検索エンジンが理解しやすいサイト構造で構築されています。デフォルトでカテゴリやタグを設定でき、Googlebotがクロールしやすい点が特徴です。
WordPressにはSEOを支援するためのプラグインが多数用意されています。そのため、SEOの知識がなくてもある程度の対応が可能です。
また、記事の投稿や更新が簡単にできることも、Googleのフレッシュネスアルゴリズム(最新の情報を上位に表示させるためのアルゴリズム)を対策する上で有利になります。
WordPressは認知度が高く利用者が多いため、圧倒的なシェアを誇っているのが特徴です。そのため、使い方やトラブル対応に関するノウハウも多数存在しています。
WordPressは普及が進んでおり、全世界のWebサイトの約43%で採用されています(2024年8月時点)。メジャーなCMSなので、分からないことがあっても検索エンジンですぐに調べられるのが強みです。
また、WordPressを活用したWebサイトの構築やカスタマイズ方法なども、インターネット上で発信されています。情報を調べながら、サイト構築を進められるのもメリットです。
WordPressはWebサイトを構築・管理するためのシステムなので単体では使えません。ここでは、WordPressでWebサイトを構築する際に必要なものを紹介します。
WordPressでWebサイトを構築するには、レンタルサーバーが必要になります。
Webサーバーは、Webサイトを構築するためのデータを保存・提供するコンピューターです。WebサイトにアクセスがあるとWebサーバーからデータが送信され、各Webページが閲覧できます。
Webサーバーの構築・運用には専門的な知識が必要です。そのため、WordPressでWebサイトを構築する際は、基本的にレンタルサーバーを利用します。
レンタルサーバーの料金相場は、月額1,000円程度です。自社でサーバーを保有するよりもコストが抑えられ、保守運用も任せられます。
WordPressでWebサイトを構築する場合、独自ドメインの取得も必要です。
ドメインはインターネット上の住所であり、Webサイトがどこに存在するのかを判別する際に利用します。WebサイトのURLは「https://〇〇.com」となっており、「〇〇.com」の部分がドメインです。
WordPressでは独自ドメインを使用するため、〇〇の部分は自由に設定できます。多くの場合で、企業名やブランド名を設定するのが一般的です。
また、独自ドメインの取得費用は、年間で1,000円~2,000円程度となっています。
WordPressでWebサイトを構築するには、WordPressのソフトウェア本体を用意しなければなりません。WordPressのソフトウェア本体を用意する方法には以下の2つがあります。
一つ目は、WordPressの日本版公式サイトからソフトウェアをダウンロードし、ご自分でレンタルサーバーにアップロードする方法です。FTPというソフトを使用するため、手順が複雑で手間が掛かります。
WordPressに初めて触れる方は、二つ目のレンタルサーバーの自動インストール機能を利用するのがおすすめです。特に専門知識がなくても作業ができます。
WordPressでWebサイトを構築する際には、WordPressテーマを利用します。WordPressテーマでできることは以下のとおりです。
テーマは自作も可能ですが、HTMLやCSSなどコーディングの知識やスキルが必要になります。適切にコーディングできていないと、Webページが正しく表示されないので注意してください。
また、海外製のテーマを使用すると、日本語を表示できない可能性があります。豊富な機能を備えたテーマは表示速度が遅くなる場合もあるので、シンプルな機能のテーマを選びましょう。
プラグインは、WordPressにさまざまな機能を追加できる拡張機能です。プラグインをインストールすることで、WordPressテーマにない機能も利用できます。
プラグインで追加できる機能は以下のとおりです。
プラグインは世界中の開発者が提供しています。ほとんどが無料で利用でき、プラグインによっては有料で機能のアップグレードも可能です。
ただし、プラグインをインストールし過ぎると、Webサイトに不具合が生じる可能性があるので注意してください。
WordPressでWebサイトを構築するには5つの手順があります。構築作業がスムーズに進むように、あらかじめ手順を押さえておきましょう。
WordPressでWebサイトを構築する際は、最初にWebサイトの目的・ターゲットを明確化しましょう。
例えば、サービスサイトを構築する場合は消費者がターゲットなので、自社の商品・サービスの認知度を上げて魅力を伝えることが目的です。
ターゲットを明確にする際は、ペルソナを設定してください。幅広い層にリーチさせようとする場合、誰にも響かないWebサイトになる可能性があります。目的やターゲットに合わせたWebサイトの使い分けが重要です。
また、Webサイトの構成や上位表示を狙うキーワードなども含めて、方向性を事前に決めておきましょう。
WordPressでWebサイトを構築するには、レンタルサーバーと独自ドメインが必要です。
自社でのサーバー構築は難易度とコストが高いため、サーバー会社でレンタルサーバーを契約しましょう。安定したサーバーをレンタルするために、実績が豊富なサーバー会社を選ぶのがおすすめです。
また、ドメインはインターネット上の住所であり、Webサイトにアクセスする際に必要になります。サーバー会社の中にはドメインを提供するところもあるので、レンタルサーバーを契約する際に一緒に取得しておくのがよいでしょう。
レンタルサーバーと独自ドメインを用意したら、WordPressのソフトウェア本体をインストールします。先にも触れましたが、WordPressのインストール方法は手動インストールと、レンタルサーバーの自動インストールの2種類です。
手動でインストールする場合はデータベースが必要になるので、レンタルサーバーの管理画面でMySQLを追加して用意します。
次に、WordPressの日本版公式サイトからソフトウェア本体をダウンロードしてください。ダウンロードしたソフトウェアをWordPressにアップロードするには、FTPソフトが必要になります。
FTPソフトとは、サーバーとパソコンの間でデータを送受信するためのソフトです。ソフトウェアのアップロード後に、サーバーのデータベースと接続して手動インストールを完了させましょう。
また、レンタルサーバーの自動インストール機能を使う場合は、サーバーへのドメイン追加後に「インストール」をクリックするだけで完了させられます。
WordPressではテーマをインストールすることで、デザインの変更が可能です。WordPress本体のインストールが完了したらテーマを選択しましょう。
テーマは、管理画面の「外観」→「テーマ」で変更できます。選択画面に進むと、現在のテーマが「有効」と表示されているはずです。用意されたテーマから目的に合ったものを選びましょう。
ただし、既存テーマのほとんどは日本語に対応していないため、有料テーマを用意するか独自テーマを作成するのがおすすめです。テーマを事前に用意している場合は「テーマをインストール」をクリックして、WordPressにアップロードしましょう。
WordPressのテーマを設定したら、最後に初期設定を行ってWebサイトの構築は完了です。企業のWebサイトで行っておくとよい初期設定を紹介します。
設定すべき項目は多いですが、複雑な手順はないので一つずつ終わらせましょう。
WordPressでWebサイトを構築した後の注意点を4つ解説します。
WordPressには、公式のサポートサービスが用意されていません。Webサイトに不具合が生じても、サポートは受けられないので注意してください。
そもそもWordPressはオープンソースのソフトウェアであり、不具合が発生しても開発者に責任は生じません。トラブルに関しては、全て自己責任での解決が必要です。
ただし、WordPressには「フォーラム」という掲示板があり、Webサイトの構築に詳しいユーザーにアドバイスを求めることができます。それでも解決できない場合は、フリーランスやWeb制作会社に相談するのがよいでしょう。
WordPressはオープンソースのソフトウェアであり、セキュリティ面に脆弱性があります。そのため、Webサイトを構築・運用するには、セキュリティ対策が必要です。
セキュリティ対策が不十分な場合、サイバー攻撃やハッキングに遭う可能性があるので注意してください。WordPressはIDとパスワードが分かれば、誰でも簡単にログインが可能です。複数人で作業を行う場合は、セキュリティ面で特に注意しなければなりません。
悪意のあるユーザーに対処するために、セキュリティ対策を徹底しましょう。
WordPressはSEOに強い構造でWebサイトを構築できますが、プラグインだけでSEOに対応することはできません。
プラグインで対応できるのは、基本的な内部対策だけです。Webサイトの上位表示やアクセス数の獲得を目指す場合は、さらなる対策が必要になります。
例えば、SEOのためには長期間にわたって質の高いコンテンツを更新し続けることが必須です。また、良質な被リンクの収集やWebサイトの表示速度アップも求められます。
見出しやキーワード選定など基本的な対策を行いつつ、ユーザー視点に立ったコンテンツ作成を心掛けましょう。
WordPressでWebサイトを構築する場合、専門的な知識は必要ありません。基本的なデザインや機能は、テーマやプラグインで対応できるからです。
しかし、Webサイトのオリジナリティを追求するには、既存テーマやプラグインの導入だけでは不十分です。本格的なカスタマイズにはHTMLやCSSなどのコーディング知識やスキルが求められます。
専門知識を身に着けてWordPressをカスタマイズすれば、競合他社との差別化やユーザビリティの向上が可能です。ただし、自社でカスタマイズが難しい場合は、外部委託の検討が必要になるでしょう。
WordPressでWebサイトを構築する方法は3つあります。それぞれ掛かる費用が異なるので、費用相場を把握して自社に合った方法を選びましょう。
自社でWebサイトを構築する場合は時間や手間が掛かりますが、制作費を安く抑えられるのが魅力です。自社でWebサイトを構築する際には以下の費用が掛かります。
Webサイトの構築を外注すると高額なコストが掛かりますが、自社で行えば低コストで運用を始められます。
ただし、自社で全てを完結させるには、Webサイトのデザインからコンテンツ制作、公開までを手掛けられるスキルを持つ人材の確保が必要です。
WebエンジニアやWebデザイナーなどのフリーランスに依頼するのも一つの方法です。フリーランスに依頼する場合は、内容によって費用相場が異なります。
例えば、WordPressサイトの導入や初期設定といった立ち上げ作業だけであれば、5万円~10万円程度が相場です。複数のページ制作やのデザインのカスタマイズまで依頼する場合は20万円~50万円程度になることが多いです。
フリーランスに依頼する場合は、Web制作会社と比べてリーズナブルな料金で対応してもらえます。ただ、その方のスキルに左右されるので、クオリティに個人差が出やすい点は念頭におくとよいでしょう。
WordPressで本格的にWebサイトを構築する場合は、Web制作会社への依頼も検討しましょう。
Web制作会社には、WordPressの専門知識を持ったエンジニアやWebデザイナーが所属しています。そのため、整ったデザインかつ充実した機能のWebサイトが構築可能です。
ただし、自社で対応する場合やフリーランスに依頼する場合と比較して、制作費用は大幅に増加します。
Web制作会社に依頼した場合の相場は、100万円~数百万円です。依頼するWebサイトの規模によって料金が異なるので、相場にも幅があります。
WordPressの構築を外注する際のポイントを3つ紹介します。
WordPressのWebサイト構築を外注する際は、複数の制作会社で見積もりを取って比較してください。
外注するWeb制作会社によって、料金や対応できる範囲が異なります。料金の安さだけで外注先を決めると、必要な機能の実装に対応していないかもしれません。
まずは複数のWeb制作会社で見積もりを取って、どこまで対応してもらえるのかを確認しましょう。
また、話を聞きながらエンジニアやWebデザイナーのレベルやスキルも把握することが重要です。Webサイト構築の予算を決めたら、まずは一括で見積もりを依頼しましょう。
WordPressの構築を依頼する前に、Webサイトに関する要望をまとめておきましょう。
事前に要望がまとまっていれば、見積もりや打ち合わせがスムーズに進みます。WordPress構築を相談する前に、以下の項目を決めておいてください。
希望に沿ったWebサイトに仕上がるかは、細かな要望を伝えられるかにかかっています。また、発注を決める前にコミュニケーションがスムーズかどうかも確認しましょう。
WordPressはオープンソースのソフトウェアのため、脆弱性への対策が欠かせません。構築したWebサイトに強固なセキュリティ対策を施すには、WordPressのセキュリティに詳しい会社に依頼することが重要です。
WordPressは多くの企業が利用していますが、脆弱性を狙ってハッキングをしかける悪意を持ったユーザーが存在します。セキュリティ対策が不十分では、顧客情報が漏洩するなどのリスクがあります。
外注先を選ぶ際には、どのようなセキュリティ対策を実施しているのかを確認しましょう。また、Webサイト公開後の対策も行ってもらえるように、保守に対応したWeb制作会社を選ぶのがおすすめです。
WordPressを利用すれば、専門知識がなくてもWebサイトの構築が可能です。テキストの入力や画像の挿入だけで、見栄えの良いWebサイトが完成します。
また、HTMLやCSSなどコーディングのスキルがあれば、デザインや機能をカスタマイズできるのもWordPressの魅力です。
ただし、本格的にカスタマイズするには、専門的な知識が必要になります。こだわったデザインや充実した機能を求める場合は、WordPress構築の外注も検討しましょう。
WordPressでWebサイトの構築をお考えの方は、SEOに強いWebサイト制作会社である株式会社ジオコードまでお気軽にお問い合わせください。