Webセキュリティサービス比較で失敗しない。おすすめ5社と選び方をわかりやすく解説

Web制作事業 責任者

【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
坂従 一也

Webセキュリティサービスは、料金や知名度だけで選ぶと失敗しやすいです。
なぜなら、サービスごとに強みが大きく異なるからです。

たとえば、WordPressの更新保守まで任せられるサービスもあれば、WAFによる攻撃遮断に強いサービス、脆弱性診断を中心に提供しているサービスもあります。必要な対策が違えば、選ぶべきサービスも変わります。

この記事では、代表的なWebセキュリティサービス5社を比較しながら、どんな違いがあるのか、どの企業に向いているのか、比較するときに何を見るべきかをわかりやすく整理します。

Webセキュリティサービス比較で先に結論

Webセキュリティサービスを比較するときに重要なのは、「何を守りたいのか」を先に整理することです。

同じWebセキュリティでも、WordPress保守に強いサービスもあれば、WAFによる不正アクセス対策を得意とするサービス、脆弱性診断を中心に支援するサービスもあります。そのため、機能数や料金だけで比較すると、自社に必要な対策が不足してしまうケースも少なくありません。

まずは、更新保守まで任せたいのか、攻撃対策を強化したいのか、あるいは現状の脆弱性を把握したいのかを整理したうえで比較することが大切です。

おすすめのWebセキュリティサービス比較表

会社名サービス名強み向いている企業月額目安
株式会社ジオコードWordPressセキュリティプランWordPress保守・更新・バックアップ対応更新保守までまとめて任せたい企業3万円〜
EGセキュアソリューズ株式会社SiteGuard Cloud Edition導入しやすいクラウドWAF複数サイトをまとめて守りたい企業1サイトあたり月額2,500円〜
株式会社サイバーセキュリティクラウド攻撃遮断くん24時間365日サポート付きWAFサポート重視で導入したい企業月額1万円〜
株式会社スリーシェイクSecurify脆弱性診断・ASM対応自社サイトの弱点を把握したい企業月額5万円〜
株式会社アイロバBLUE SphereWAF+DDoS+改ざん検知幅広い脅威に備えたい企業要問い合わせ

WAFとは?

WAF(Web Application Firewall)は、WebサイトやWebアプリケーションへの攻撃を検知・遮断するセキュリティ対策です。

SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、Webサイトを狙った攻撃を防ぐ目的で導入されます。

通常のファイアウォールはネットワーク全体を保護する役割ですが、WAFはWeb通信の内容を解析しながら防御できる点が特徴です。そのため、企業サイトやECサイトでは、不正アクセス対策としてWAFを導入するケースが増えています。

おすすめのWebセキュリティサービス5社を比較

株式会社ジオコード「WordPressセキュリティプラン」

株式会社ジオコード の「WordPressセキュリティプラン」は、WordPressサイトを安全に運用したい企業向けのサービスです。

特徴は、セキュリティ対策だけでなく、WordPressの更新保守までまとめて任せやすい点にあります。WordPress本体やプラグイン更新、バックアップ、ログイン設定強化などに対応しており、サイト運営に必要な作業をまとめて支援しています。

そのため、社内にWeb担当者が少ない企業や、更新作業とセキュリティ対策を一括で任せたい企業と相性がよいサービスです。

EGセキュアソリューズ株式会社「SiteGuard Cloud Edition」

EGセキュアソリューズ株式会社 の「SiteGuard Cloud Edition」は、導入しやすさに強みを持つクラウド型WAFです。

DNS設定を変更するだけで導入できるため、新しい機器設置や複雑な構築作業が必要ありません。また、自動チューニング機能によって運用負荷を抑えやすく、DDoS対策にも対応しています。

複数サイトをまとめて保護したい企業や、できるだけ手間をかけずにWAFを導入したい企業に向いているサービスです。

株式会社サイバーセキュリティクラウド「攻撃遮断くん」

株式会社サイバーセキュリティクラウド の「攻撃遮断くん」は、サポート体制を重視したい企業向けのクラウド型WAFです。

国内でも導入実績が多く、24時間365日の日本語サポートに対応している点が特徴です。また、攻撃の可視化やシグネチャ自動更新にも対応しており、最新の攻撃へ継続的に備えやすい環境が整っています。

そのため、セキュリティ専門人材が少ない企業でも、サポートを受けながら導入しやすいサービスといえます。

株式会社スリーシェイク「Securify」

株式会社スリーシェイク の「Securify」は、自社サイトやWebアプリの脆弱性を継続的に把握したい企業向けのサービスです。

脆弱性診断だけでなく、ASM(Attack Surface Management)にも対応しており、外部公開資産の管理やリスクの見える化を進められます。

「まずは自社サイトにどんな弱点があるのかを整理したい」「優先順位を決めながら対策を進めたい」と考えている企業に向いています。

株式会社アイロバ「BLUE Sphere」

株式会社アイロバ の「BLUE Sphere」は、多層防御を重視したクラウド型セキュリティサービスです。

WAFだけでなく、DDoS防御や改ざん検知にも対応しているため、幅広い脅威へまとめて備えやすい点が特徴です。

WAF単体では不安が残る企業や、Webサイト改ざんまで含めて総合的に対策したい企業に向いています。

Webセキュリティサービス導入でよくある失敗

Webセキュリティサービスは、導入すれば終わりではありません。比較するときは、導入後に無理なく運用できるかまで含めて考えることが重要です。

実際によくあるのが、WAFだけ導入してWordPress本体やプラグイン更新を放置してしまうケースです。外部攻撃を防いでいても、CMS側の脆弱性が残っていれば、そこを狙われるリスクがあります。

また、導入後の運用担当を決めていないケースも少なくありません。セキュリティサービスは、アラート確認や設定変更が必要になる場合があります。誰が管理するのかを決めておかないと、十分に活用できなくなることがあります。

さらに、月額料金だけで比較してしまうのも注意が必要です。初期設定費用や脆弱性診断、復旧支援などが別料金になっているケースもあるため、導入時だけでなく運用を含めた総額で比較することが大切です。

Webセキュリティサービスの選び方

まずは自社サイトの課題を整理する

最初に確認したいのは、自社サイトがどんな課題を抱えているかです。

WordPress更新が止まりがちなのか、不正アクセス対策を強化したいのか、それともサイトの脆弱性を把握したいのかによって、必要なサービスは変わります。

ここを曖昧にしたまま比較すると、必要な対策を見落としやすくなります。

保守まで必要か防御だけでよいかを見る

サービス選定では、「どこまで任せたいか」も重要なポイントです。

更新作業やバックアップまで任せたい場合は、保守型サービスのほうが運用しやすくなります。一方で、社内に運用体制がある企業なら、WAF中心のサービスだけでも十分な場合があります。

そのため、現在の運用体制も含めて比較することが重要です。

社内で運用できるかを確認する

高機能なサービスでも、設定や監視に専門知識が必要なら、社内で扱いきれないことがあります。

そのため、機能数だけでなく、管理画面の使いやすさやサポート体制、運用負荷まで確認することが大切です。

特に、Web担当者が少ない企業では、「導入後に継続できるか」が重要になります。

将来の運用まで見据えて選ぶ

Webセキュリティ対策は、一度導入して終わりではありません。

サイト規模の拡大や機能追加、攻撃手法の変化に合わせて、継続的に見直していく必要があります。

そのため、今だけでなく、将来的に複数サイト管理や機能拡張が発生した場合でも、無理なく運用できるかを見据えて選ぶことが大切です。

迷ったときのWebセキュリティサービスの選び方

どのサービスを選ぶべきか迷った場合は、「どこまで任せたいか」で考えると整理しやすくなります。

WordPress保守までまとめて任せたい企業なら、更新作業やバックアップまで対応している「WordPressセキュリティプラン」が向いています。

まずはWAFを導入して不正アクセス対策を強化したい場合は、「SiteGuard Cloud Edition」が比較候補へ入りやすくなります。

また、サポートを重視したい企業なら「攻撃遮断くん」、脆弱性を継続的に把握したい企業なら「Securify」、改ざん対策まで含めて広く守りたい企業なら「BLUE Sphere」が向いています。

まとめ

Webセキュリティサービスを比較するときは、料金や知名度だけで選ぶのではなく、「何を守りたいか」を整理したうえで比較することが重要です。

更新保守まで任せたい企業もあれば、WAFによる防御を重視したい企業、脆弱性診断を優先したい企業もあります。

今回紹介した5社は、それぞれ強みが異なります。そのため、機能数だけを見るのではなく、自社の課題や運用体制に合っているかを基準に判断することが大切です。

Webセキュリティ対策は、導入して終わりではなく、継続運用が重要になります。だからこそ、「誰が運用するのか」「どこまで任せたいのか」まで整理したうえで、自社に合ったサービスを選ぶことが失敗を防ぐ近道になります。