コンテンツディスカバリーとは?メリットと媒体選定のポイント

【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹

コンテンツディスカバリー広告とはネイティブ広告の一種です。レコメンドウィジェット広告やこれを略してRW広告と呼ばれる事もあります。メディアサイトを読んだ後に「おすすめ記事」や「あわせて読みたい」という形で広告を表示する手法です。基本的に自動運用となっており、ユーザーが読んだ記事との関連性、興味や関心によって表示する広告を最適化し配信していきます。ユーザーは興味のある記事と思い広告をクリックするため、ユーザーの質は高くなる傾向にあります。
しかし、他のWeb広告に比べるとレギュレーションが少し厳しい傾向にあります。また、媒体にもよりますが広告のリンク先はLPではなく、原則とし記事などのコンテンツにしなければならないようです。

株式会社ジオコードは国内で取り扱える殆どの広告を取り扱っています。
コンテンツディスカバリー自体はもう廃止されましたが、代替手段の提案が可能です!

メリット

Web広告はたくさんありますが、コンテンツディスカバリー広告ならではのメリットもあります。

単価の安さ

コンテンツディスカバリー広告はクリック課金型のものが多いです。この課金型の広告は名前の通り表示されただけでは課金されず、クリックされると課金されます。クリックされないまま予算がなくなってしまうという事がなく、確実にユーザーをリンク先に飛ばす事ができます。
現在は出向している企業が少なく、競合性が低いため単価が安くなっています。

ユーザーに与えるストレスが少ない

コンテンツディスカバリー広告は、おすすめ記事など通常のコンテンツに紛れて掲載されています。バナー広告など他の広告に比べるとユーザーから広告と認識されにくいので、ユーザーに与えるストレスを少なくする事ができます。
これにより、普段は広告をクリックしない広告嫌いのユーザーに対しても効果的に訴求をする事ができます。

運用のポイント

コンテンツディスカバリー広告の配信先は自動で最適化されています。その要素はクリック率(CTR)とクリック単価(CPC)です。特にクリック率が高い広告ほど、ユーザーに好まれる情報であると判断され、低いクリック単価であった場合でも配信されます。
このクリック率を上げるために、まずはペルソナの設定が大切です。ペルソナとは架空の人物を性別、年齢、悩みや収入などを事細かに設定し作り上げることです。万人に受ける広告を、と考えるかもしれませんがペルソナを作りターゲットを絞ることはとても大切です。
ペルソナを作成したらそのペルソナにどのような画像とテキストで訴求したら興味を持ってもらえるかを考えます。この時に記事の切り口やテーマ、訴求の軸となる情報をよく吟味すると良いです。リンク先のページの内容としっかりマッチした広告の内容にしないと、ユーザーの求めていた情報とのギャップが生じて離脱率が上がってしまうので注意が必要です。
また、媒体の特徴を知り、運用方法にあったものを選ぶ事も大切になります。

広告の金額相場・特徴 ここでは媒体の特徴や予算などについて紹介していきます。

Taboola

出典:Taboola 公式サイト

Taboolaは世界最大規模のコンテンツディスカバリープラットフォームです。世界中の10億人以上の潜在顧客にアプローチすることができます。媒体によっては出稿したいサイトを選べなかったり、どのサイトのクリック率が高かったかどうかを計測できなかったりしますが、Taboolaの場合は広告を出しているサイト別にパフォーマンス分析、計測することが可能です。
最低料金は下記のようになっています。

1クリックあたりの最低単価:7円
最低発注金額:30万円

Outbrain

出典:Outbrain 公式サイト

Outbrainは豊富なターゲッティング方式が特徴です。1つ目は1からターゲッティングするベーシック配信。2つ目はKPI(目的を達成するための目標)を元に自動でターゲッティングするKPIオプティマイゼーション配信。3つ目はLPなどに一度訪れた人をターゲッティングするリターゲッティング配信。既存の顧客データを元に自動でターゲッティングするインタレスト拡張配信。この3つのターゲッティング方式からニーズに合わせて広告の運用方法を変更できます。
また、AIはユーザーの興味関心に応じて最適化され、ターゲッティング精度が非常に高く、高い費用効果が期待できます。
最低料金は下記のようになっています。

1クリックあたりの最低単価:20円
最低発注金額:50万円

logly lift

出典:logly lift 公式サイト

logly liftのAIは、広告の配信先をしっかりと見極めてくれます。そのため、広告の商材との関連性が高いメディアに広告を配信してくれます。また、広告のデザインを媒体コンテンツ枠のデザインに同化するように、自由にカスタマイズする事ができます。
logly liftは、専属の担当者がつきます。運用などのアドバイスが受けられるので、広告運用についての知識がなくても一定の成果を得る事ができます。
最低料金は下記のようになっています。

1クリックあたりの最低単価:20円
最低発注金額:50万円

popIn

出典:popIn 公式サイト

popInは、読了率、クリック直前にユーザーが読んでいた記事、クリック後にユーザーの行動をレポートにまとめてくれます。詳細なレポートを作成してくれるためユーザーの行動を把握し、精度の高い改善をする事ができます。
2015年に中国最大の検索エンジン「百度」の傘下に入ったため、アジア圏への広告配信に非常に強いです。
最低料金は下記のようになっています。

1クリックあたりの最低単価:30円
最低発注金額:15万円

Contentmatic

出典:Contentmatic公式サイト

Contentmaticは、女性向けのメディアのみに広告を配信します。化粧品や女性向けファッションなど女性をターゲットとする商品の広告を配信することで、高い費用効果を得ることができます。
また、読了率、ユーザーが日頃閲覧しているコンテンツの傾向、離脱率が高いポイントをレポートとしてまとめてくれます。そのため、より精度の高い改善をする事ができます。
最低料金は下記のようになっています。

1クリックあたりの最低単価:70円
最低発注金額:21万円

Yahoo!コンテンツディスカバリー

Yahoo!コンテンツディスカバリーとは、YCDとも略されるYahoo!が提供するコンテンディスカバリー広告サービスです。コンテンディスカバリーと調べると、このYCDについて多く出てくると思いますが、2020年現在はサービスを終了しています。

まとめ

コンテンツディスカバリー広告を配信している企業は今はまだ少ないです。しかし、ユーザーに選ばれやすい広告のため、高い費用対価の得やすいです。
これからWeb広告を検討している方は是非試してみてはいかがでしょうか。

株式会社ジオコードは国内で取り扱える殆どの広告を取り扱っています。
コンテンツディスカバリー自体はもう廃止されましたが、代替手段の提案が可能です!