Twitter広告とは?5つの広告カテゴリーやターゲティングの種類、費用について徹底解説

Twitterは日本で4,500万人利用するSNSです。数多くのユーザーを抱えるTwitterを、広告を配信するプラットフォームとして活用する企業事例は増えています。細かいターゲティング機能や高い拡散力が特徴的なTwitter広告を活用できれば、認知度拡大や自社ブランドの強化につながるでしょう。

Twitter広告を活用してビジネスに役立てるには、どのような広告形態があるのか、効果を最大限高めるにはどういった対策が必要になるのかなどを、押さえておくことが欠かせません。

そこで本記事は、Twitter広告の概要や出稿できる広告の種類、選ばれる理由などを解説します。記事後半では、実際に広告を出稿する手順や効果的なクリエイティブを作るコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

株式会社ジオコードはTwitter広告を含めた国内の主要な広告媒体に対応しています。
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Twitter広告とは

Twitter広告とは、Twitterの利用ユーザーに向けて広告を出稿できるサービスです。タイムラインや検索結果などに、広告が表示されます。

広告は一般的に広告らしさがあり、ユーザーによっては、嫌悪感や不信感をいだきます。Twitter広告では、通常のツイートと同じように、いいねやリツイート、コメントなどが可能です。二次拡散されると、広告費を大きくかけずに多くのユーザーにアプローチできます。

Twitter広告は最低金額が設定されていないため、低予算から広告を出稿できるのも特徴です。事業規模に応じて、効果的な予算にカスタマイズできます。

また、広告費はいつでも細かく調整が可能です。多くのユーザー数にアプローチできる、購入数の増加が見込めるなどの状況下では、予算を投入すると認知度の拡大や売上アップが期待できるでしょう。

Twitter広告が選ばれる理由

Twitter広告は、多くの企業の広告手段として利用されています。その理由は、主に以下の3つです。

  • ユーザー数が多い
  • 細かいターゲティングができる
  • 二次拡散性が高い

各項目を詳しく見ていきましょう。

ユーザー数が多い

Twitterは、ユーザー数が多い点が特徴です。令和元年度の調査では、全世代の利用率は、LINE、YouTubeに次いで多く、38.7%となっており、4,500万人も利用しています。特に若い世代の利用率が高く、10代、20代でそれぞれ69.0%と69.7%です。

10代・20代向けの商品・サービスを提供する企業は、Twitter広告を活用すると、より多くの認知を獲得でき、売上につなげられるでしょう。

参考:総務省.「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

細かいターゲティングができる

Twitter広告では、細かくターゲティングして広告を配信できる点が特徴です。後述しますが、年齢や居住地、性別などの基本情報はもちろん、興味関心やどのようなツイートに反応しているかなどによっても、ユーザーをターゲティングできます。

ユーザーは属性によって、興味のあるものが異なります。細かくターゲティングすると、自社の商品・サービスやイベントを告知したいユーザーに、正確に広告を届けることが可能です。

二次拡散性が高い

いいねやリツイートによる二次拡散性が高い点も、Twitter広告の特徴です。

Twitter広告で費用が発生するのは、ツイートを出すときです。つまり、二次的に拡散される分に関しては、追加の費用はかかりません。

広告のクリエイティブが良ければ、ターゲットが拡散することで、幅広い層にアプローチできます。少ない広告費用でも、高い効果が見込めるでしょう。

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Twitter広告の5つのカテゴリー

Twitter広告は、以下に挙げる5つのカテゴリーからなります。

  • プロモ広告
  • フォロワー獲得広告
  • Twitter Amplify
  • Twitterテイクオーバー
  • Twitterライブ

各広告の概要や、メリットを詳しく見ていきましょう。

プロモ広告

プロモ広告とは、プロモーションを目的に配信される広告です。フォロワーだけでなく、キーワードに関心のありそうなフォロワー以外にも届けることができ、エンゲージメントの増大やリーチの拡大に期待できます。「プロモーション」というタグは付くものの、通常のツイートと同じように、いいねやリツイートが可能で、コメントをつけられる点が特徴です。テキスト広告や画像広告、動画広告などを出稿できます。

プロモ広告は、プロモ広告の内容と関連性が高いユーザーのタイムラインに表示されるだけでなく、以下の場所で配信されます。

  • 関連性の高いキーワードを検索した時の検索結果のページ上部
  • トレンドの検索結果画面
  • 広告に関連するユーザーのプロフィール
  • Twitter公式のクライアントアプリ

プロモ広告は、二次拡散されたツイートに関しては、費用がかからない点がメリットです。クリエイティブ次第では、低予算でも高い効果を見込めます。

また、テキスト・画像・動画を自由に組み合わせを変えて配信できます。ABテストを通して仮説検証・改善を行いやすく、高速でPDCAを回せるので、広告の効果を高めやすいでしょう。

なお、Twitterは、ユーザーの利便性を第一に考えており、プロモ広告が表示されるのは、1ユーザーにつき1日1回までです。そのためプロモ広告は、ユーザーに不快に思われることなく、広告を届けることができます。

フォロワー獲得広告

フォロワー獲得広告は、広告に関心のあるユーザーかつ、アカウントをフォローしていないユーザーに向けて、フォローをしてもらうことを目的とした広告です。タイムラインやおすすめユーザーセクション、検索結果など、Twitter内のいくつかの場所で配信されます。フォロワー獲得広告には、アカウントのプロフィールとフォローボタンが表示されます。

フォロワー獲得広告のメリットは、フォローされたときにのみ広告料金が発生するCPF(Cost Per Follow)が採用されている点です。広告が表示されるだけでは費用は発生しないので、コストパフォーマンスに優れています。

また、アクションを得やすいフォローカードになっている点もメリットです。以前に比べて、フォローボタンが大きくなっています。画像や動画を設定すれば、視覚的に訴えかけることもできるでしょう。

なお、タイムライン上に表示されるときは、通常のツイートと同じくいいねやリツイート、コメントができる仕様です。しかし、おすすめユーザーのリストに表示される際はできません。

Twitter Amplify

Twitter Amplifyとは、Twitterの提携パートナーと協賛し、タイアップ形式で動画コンテンツを出せる広告です。主にタイムラインに配信され、認知の拡大やブランドイメージの強化に活用できます。

Twitter Amplifyは、AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップの2種類に分けられます。

Amplifyプレロール広告は、200を超えるパブリッシャーの動画コンテンツとともに、広告が配信される仕組みです。設定したカテゴリーと関連のある動画コンテンツの前に、プレロール広告が配信されます。

カテゴリーは、自動車やコメディ金融など、全15種類に加え、Twitterの厳選したものの中から選択できます。該当するカテゴリーに興味のあるユーザーに、広告を効果的に届けられる点がメリットです。

Amplifyスポンサーシップは、プレミアムパブリッシャー1社と提携を結び、広告を配信する仕組みです。動画広告をプレミアム動画コンテンツと連動させ、トレンド性の高いイベントや出来事と関連づけることで、よりアクティブにTwitterを利用しているユーザーに広告を配信できます。

プレミアムパブリッシャーコンテンツの視聴者は、他のユーザーと比較してTwitterを利用する時間が長く、1日に複数回利用するので、高い広告効果が期待できるでしょう。また、動画コンテンツの左上にはブランドロゴが表示される仕様なので、ブランド想起率を高められます。

Amplifyスポンサーシップの事例として、イギリスのLG社が挙げられます。同社の広告は大規模のサッカーの大会期間中に配信され、多くのユーザーにリーチしました。

Twitterテイクオーバー

Twitterテイクオーバーは、タイムラインの最上部や「話題を検索」のタブに、24時間独占して配信される広告です。国ごとに1日1社に限定されていますが、ブランドやキャンペーンの認知度拡大に高い効果を発揮します。

Twitterテイクオーバーは、タイムラインテイクオーバーとトレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラスの2つに分類できます。各広告の特徴を見ていきましょう。

タイムラインテイクオーバーは、広告が1日の最初の広告としてタイムラインの最上部に表示されます。新しい商品の発売日や映画の公開日、イベントの開催日など、露出を高めたいケースにタイムラインテイクオーバーを活用すると、認知度を最大化できます。

トレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラスは、トレンドと連動して「話題を検索」タブに広告が表示される仕組みです。ユーザーはトレンドを把握するために「話題を検索」タブを見るので、広告を出稿するには、非常に効果的な場所です。

動画を活用したトレンドテイクオーバープラスは、ユーザーに対して視覚的にインパクトを与えられます。Twitter社によると、トレンドテイクオーバーよりもクリック率が3倍高いとのデータが出ており、認知度を大きく向上させる効果が期待できます。

Twitterライブ

Twitterライブでは、全世界に向けてライブ配信できます。Twitterライブの特徴は、ユーザーとリアルタイムで直接つながれる点です。

Twitterライブを活用すれば、商品の企画設計や会議などの、裏側の情報もストーリー仕立てで届けられます。

認知を獲得した大きなイベントや、新商品の発表などでTwitterライブは有効です。

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ユーザーを狙い打ちできるターゲティングの種類

Twitter広告に限らず、広告の費用対効果を高めるためには、適切にターゲティングする必要があります。Twitterでユーザーを狙い打ちできるターゲティングの種類は、以下の3つです。

  • 属性や特性
  • 興味・嗜好
  • 既存のユーザー

各項目はさらに細かく分類できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

属性や特性

Twitter広告では、以下の項目ごとに属性や特性を切り分けられます。

  • 地域
  • 性別
  • 言語
  • 年齢
  • 端末・プラットフォーム・Wi-Fi

地域

国・地域・主要都市圏・市区町村・郵便番号を設定し、ユーザーを絞って広告を配信できます。全国に住む日本人がターゲットなら大まかに設定する、ある特定の地域に届けたいなら市区町村や郵便番号を指定するなどの設定が可能です。

地域の絞り込みは、以下の手順で設定できます。

  1. 広告キャンペーン設定の「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」に移動
  3. 「場所」セクションでターゲットの地域を指定

地域でターゲティングする場合、複数の地域が含まれているなら両方の地域に配信されます。例えば、ターゲットを日本と東京にした場合、日本のすべてのユーザーに向けて広告が配信されることになります。個別の地域に配信したい場合は、その地域だけを含むよう注意してください。

また、地域を指定できない場合もあります。その場合は、該当する地域に近いところをターゲティングするのがおすすめです。

性別

性別は、男性または女性に指定するか、そもそも指定しないかを選択できます。

性別の絞り込みは、以下の手順で設定できます。

  1. 広告キャンペーン設定の「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」に移動
  3. 性別のオプションを選択

性別は、ユーザーのアカウント入力情報や、ユーザー行動を基に判断されています。

言語

言語のターゲティングでは、ターゲットが日常で話す言語を設定します。日本語や英語、中国語を含めた、46言語から選択可能です。

言語の絞り込みは、以下の手順で設定できます。

  1. 広告キャンペーン設定の「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」に移動
  3. 「言語」の検索欄にターゲットの言語を入力
  4. 該当する言語をチェック

複数の言語を選択した場合は、少なくとも1つの言語を理解するユーザーに広告が配信されます。日本語と英語を選択した場合、広告が配信されるユーザーは、日本語もしくは英語を理解する人々です。

地域と言語のターゲティングを組み合わせると、より細かいターゲティングが可能です。例えば、アメリカ在住の日本人向けの商品・サービスを展開しているなら、地域をアメリカ、言語を日本にすると、的確に広告を届けられます。

年齢

Twitter広告は、年齢を絞って広告を配信できます。趣味・嗜好の異なる年代ごとのターゲットに的確に広告を届けることが可能です。

言語の絞り込みは、以下の手順で設定できます。

  1. 広告キャンペーン設定の「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」に移動
  3. 「年齢を選択」セクションに移動
  4. 年齢の範囲を指定

13〜24歳、18歳以上、50歳以上のように、いくつかのセグメントに分けて指定可能です。

なお、年齢はユーザーのアカウント入力情報や、フォローしているアカウント、興味関心のあることなどから推測されています。

端末・プラットフォーム・Wi-Fi

端末・プラットフォームでターゲティングすれば、アプリの広告をユーザーに適切なタイミングで配信できます。

端末・プラットフォームの絞り込みは、以下の手順で設定できます。

  1. 広告キャンペーン設定の「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」に移動
  3. 「閲覧」から属性を指定

また、端末・プラットフォームのターゲティングは、以下の要素から指定可能です。

  • 端末のOS
  • 端末の種類
  • 契約している携帯電話会社
  • Wi-Fiへの接続の有無
  • 新しい端末

端末・プラットフォーム・Wi-Fiでターゲットを絞ることで、iOSやAndroidユーザーに限定して広告を配信する、端末を新しく変えたユーザーにアプリやサービスを訴求するなどが行えます。

なお、端末ごとにターゲティングするなら、パソコン・タブレット・スマートフォンのそれぞれの画面で正しく表示されるよう、マルチデバイス対応のクリエイティブを制作してください。

興味・嗜好

興味・嗜好は、以下の項目ごとにターゲティングできます。

  • 会話
  • イベント
  • 興味関心
  • キーワード
  • ツイートエンゲージャー
  • 映画・テレビ番組
  • フォロワーが似ているアカウント

各項目の内容や設定方法を見ていきましょう。

会話

特定の会話に参加したユーザーを対象に、ターゲティングできます。トピックはスポーツやゲーム、書籍、ライフスタイルなどをはじめ、全25カテゴリーの10,000種類以上から選択可能です。

広告のターゲティングに会話を追加するには、以下の手順に従ってください。

  1. 広告キャンペーン設定の「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」に移動
  3. ターゲティングしたいキーワードを検索
  4. 該当するキーワードを追加

会話をターゲティングすれば、スポーツ関連の商品・サービスを提供している場合、スポーツに興味のある人に絞って広告を表示させるといったことが可能です。

イベント

イベントターゲティングを活用すれば、Twitter上でのイベントの企画や宣伝を簡単に実行できます。そうすれば、世界各地の数百にものぼるイベントに興味のあるユーザーに、効果的に広告を届けられます。

イベントをターゲティングする手順は、以下のとおりです。

  1. 「キャンペーンを作成」をクリック
  2. 「ターゲティングタブ」の「オーディエンスの条件」で検索
  3. イベントを追加

イベントターゲティングの効果を最大化させるためには、地域ターゲティングと言語ターゲティングのみを加えることが推奨されています。イベントに参加しているユーザーへのリーチを、最大化できるためです。

なお、イベントをターゲティングできるのは、イベント開始2週間前からイベント終了後3週間後までです。

興味関心

興味関心ターゲティングでは、教育からスポーツにわたる全25種類の興味関心カテゴリーと、350種類のサブトピックのいずれかに興味のあるユーザーをターゲティングできます。

例えば、家電製品を提供する企業の場合、「コンピューター・テクノロジー」カテゴリーの「家電」を選択し、加えて「ホーム&ガーデン」カテゴリーの「家電」を選択します。そうすることで、家電に興味のあるユーザーに絞って、広告を届けられるという仕組みです。

興味関心をターゲティングする手順は、以下のとおりです。

  1. 「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの特性」から「興味関心」を選択
  3. ターゲティングするトピックを追加

なお、1つの広告キャンペーンで選択するカテゴリーは1つか2つに、サブトピックは10個以内になるよう推奨されています。

キーワード

キーワードターゲティングを活用すれば、ユーザーのツイート内容や検索内容、反応を示したツイートから得られるキーワードに基に、ターゲットを絞った上での配信が可能です。特定のキーワードに興味関心のあるユーザーにリーチできるので、高いエンゲージメントとコンバージョン率が期待できます。キーワードは最低でも、25個以上追加するのが推奨されています。

キーワードをターゲティングする手順は、以下のとおりです。

  1. 「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンスの機能」から「キーワード」を選択
  3. 「追加」もしくは「除外」を選択

ゴルフグッズを販売する会社は、「ゴルフレンジ」「ゴルフラウンド」「ゴルフクラブ」などのキーワードをターゲティングすると、興味のあるユーザーに効果的にアプローチできます。

なお、キーワードの「除外」もできますが、多すぎるとリーチできるユーザー数が縮小するので、適度に活用するようにしてください。

ツイートエンゲージャー

特定のツイートに反応したユーザーも、ターゲティングの対象にできます。ツイートエンゲージャーへのターゲティングで、以下のことが可能になります。

  • 見込み顧客へのアプローチ
  • 費用対効果の上昇
  • アクティブなユーザーのフォローアップ

ツイートにエンゲージメントを示したユーザーへのアプローチは、投資利益率の視点から考慮しても効果的です。

映画・テレビ番組

映画・テレビ番組のターゲティングは、特定の映画やテレビ番組に関するツイートに反応するユーザーに向けて、プロモーションの広告を配信できます。映画・テレビ番組をターゲティングにすれば、各領域の枠を超えてリーチを拡大できます。アプローチの方法は、以下の2つです。

  • 継続ターゲティング
  • 初回放送期間のみ

継続ターゲティングでは、キャンペーン期間中に特定のテレビ番組に興味を示したユーザーに、プロモ広告が配信されます。後者は、初回放送期間に限定された形式です。

キーワードターゲティングとの違いは、設定の手間が省ける点です。映画・テレビ番組ターゲティングなら、該当する作品のタイトルを入力するだけで、興味のあるユーザーをカバーできます。キーワードターゲティングを利用する場合は、関連する内容を手動でリスト登録する必要があります。

フォロワーが似ているアカウント

指定したユーザー名のフォロワーと類似点のあるユーザーに向けて広告を配信できます。例えば、「@GEOCODEpr」(ジオコーホー|㍿ジオコードの広報【公式】)を指定すれば、ジオコードに興味のあるユーザーをターゲットにできます。

フォロワーターゲティングの設定手順は、以下のとおりです。

  1. 「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「ターゲティングオプション」を展開
  3. 「フォロワーが似ているアカウント」を選択
  4. Twitterアカウントのユーザー名を入力
  5. 「追加」をクリック

多くのユーザーに広告を配信できるように、広告キャンペーンごとに30件ほどユーザー名を指定することが推奨されています。また、自社商品・サービスと関連のあるブランドや競合他社、業界に与える影響力の大きいインフルエンサーをユーザー名に指定すれば、より高い広告効果を期待できるでしょう。

既存のユーザー

既存のユーザーに対しても、ターゲティングできます。フォロワーとカスタムの2種類をご紹介します。

フォロワー

フォロワーターゲティングでは、自社の商品・サービスや特定のイベントなどに興味のあるユーザーに絞って、広告を配信できます。

既存のフォロワーをターゲティングする手順は、以下のとおりです。

  1. 「ターゲティング」セクションに移動
  2. 「オーディエンス」セクションに移動
  3. 「追加オプション」を選択
  4. 「フォロワーもターゲティング」を選択

カスタム

カスタムオーディエンスを活用すれば、自社の商品・サービスや特定のイベントに興味関心のありそうな既存のユーザーをターゲットにできます。カスタムオーディエンスの種類は、以下の3つです。

  • リスト
  • Webサイトアクティビティ
  • アプリアクティビティ

リストは、特定のアカウントをターゲティングするためのものです。メールアドレスやユーザー名が使われます。

Webサイトアクティビティは、直近でWebサイトに訪れた人をターゲティングします。Twitter広告アカウントの管理画面から、Webサイトタグを発行すると利用可能です。

アプリアクティビティでは、特定のアプリのダウンロードや登録を行ったユーザーをターゲティングできます。

Twitter広告の設定方法とフロー

実際にTwitter広告を出稿するにあたって、流れを押さえておきましょう。以下のステップに従って、進めていってください。

  1. 広告アカウントにアクセス
  2. 支払い方法を設定
  3. 広告を作成
  4. キャンペーンを作成
  5. 管理画面で広告キャンペーンをチェック

各内容を詳しく見ていきましょう。

1.広告アカウントにアクセス

まずは、Twitter広告を利用したいアカウントにログインし、広告マネージャー(ads.twitter.com/)にアクセスします。URLをクリックする以外にも、メニューの「もっと見る」から「Twitter広告」を選択することでも、広告マネージャーにはアクセス可能です。

広告アカウントにアクセスした後は、国やタイムゾーン、支払いに利用する通貨を選択します。これらは後から変更できないので、注意してください。

広告アカウントを作ると、以下のことが可能になります。

  • 広告の作成
  • 広告キャンペーンの作成
  • パフォーマンスの測定

なお、広告アカウントにアクセスした後、すぐに広告を出稿できるわけではありません。事前審査があるので、数日間待機しましょう。

2.支払い方法を設定

広告キャンペーンを作成するには、事前に支払い方法を設定しておく必要があります。支払い方法は、クレジットカードとIO(請求書払い)の2つです。

広告アカウントにクレジットカードを登録する手順は、以下のとおりです。

  1. 広告アカウントにログイン
  2. 右上のアカウント名をクリック
  3. ドロップダウンメニューから「お支払い方法」を選択
  4. 「新しいお支払い方法を追加」をクリック
  5. カードの詳細情報を入力
  6. 「確認に進む」をクリックし、登録

Twitter広告は、クレジットの限度額に達すると自動で広告の配信が停止する仕様です。広告の反応がいい場合、突然停止されると、大きな機会損失になるでしょう。そのため、1カ月あたり50万円以上を広告費として使う場合は、IOが推奨されています。

3.広告を作成

ステップ4で広告キャンペーンを作成する前に、事前に広告を作成しておく必要があります。すでにツイートした内容をプロモーションの対象とするか、広告用のツイートを新たに作成するかの2択です。後者の方法を見ていきましょう。

広告アカウントにログインし「作成」をクリックします。ツイート内容や添付する動画もしくは画像、カードタイプ、見出しの文章、WebサイトのURLなどを登録します。

ページ最下部に「広告用」のチェック欄がありますが、ここには必ずチェックを入れてください。チェックを入れないと、通常のツイートとして登録されるためです。

認知度の拡大や自社ブランド力の強化など、広告の目的を達成するには、いかに広告のクリエイティブを作り込むかにかかっています。効果的なクリエイティブの作成方法は、後述します。

4.キャンペーンを作成

続いてキャンペーンを作成します。キャンペーンとは、広告を管理するための単位です。

広告キャンペーンを作成するにあたって、まずは目的を設定します。広告アカウントの「キャンペーン」メニューから「キャンペーンを作成」を選択してください。以下の項目から、目的は選択可能です。

  • リーチ
  • 動画の再生数
  • プレロール再生数
  • アプリのインストール数
  • Webサイトのクリック数
  • エンゲージメント数
  • フォロワー数
  • アプリのリエンゲージメント数

目的を設定したら、広告キャンペーン名や総予算などの詳細をはじめ、広告グループ名や入札タイプなど、広告キャンペーンの必要事項を記入します。入札タイプについては、後述します。

上記を設定したら内容を確認し、次のステップに進んでください。

5.管理画面で広告キャンペーンをチェック

広告は出稿して終わりではありません。効果測定をしながら、仮説検証をし、改善していく必要があります。広告キャンペーンを公開したら、広告アカウントの管理画面から効果を確認できます。

ターゲティングしたユーザーに的確に広告を届けられているか、Webサイトのリンクはどの程度クリックされているかを把握しましょう。

その他、反応の取れているツイートの理由を深掘りしたり、反対に効果のないツイートの広告の配信を停止したりする対策も有効です。

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Twitter広告にかかる費用

Twitter広告にかかる費用と、課金するタイミングを解説します。配信する際の目安としてください。

入札

Twitter広告の入札方法は、以下の3つです。

  • 自動入札
  • 上限入札単価
  • 目標入札単価

どの入札方法を選択するかは、目的によって異なります。各内容を詳しく見ていきましょう。

自動入札(おすすめ)

自動入札では、最小の入札額で効果が最大化されるように、オークション形式で入札額が調整されます。初めてTwitter広告を利用する、もしくはまだ慣れていない方は、自動入札がおすすめです。

また、Twitter広告の出稿経験があっても、新たに広告キャンペーンを打ち出す際は、自動入札で様子を見ることが推奨されています。

自動入札は、リーチキャンペーンやエンゲージメント数キャンペーン、Amplify広告キャンペーンに適切な入札方法です。

上限入札単価

上限入札単価では、キャンペーンごとに上限支払額を決定し、細かく入札額を調整できます。

上限設定金額が低いと、落札できず想定した広告の効果が得られない可能性があります。そのため、これまでにTwitter広告で出稿した経験のあり、ある程度広告により得られるエンゲージメントが予想できる方におすすめです。

上限入札単価は、アプリキャンペーンで推奨されている入札方法です。

目標入札単価

目標入札単価は、入札額を指定すると、それに基づき自動で1日の平均額が達成されるように入札額が自動で最適化されます。例えば、目標入札単価を1,000円に設定すると、平均単価1,000円で効果が最大化されるよう、広告が配信されます。

目標入札単価は、フォロワー数キャンペーンやWebサイトの訪問数キャンペーン、リーチキャンペーン、アプリに関するキャンペーンにおすすめな入札方法です。上限額は決まっていないため「上限を設定していなければ、もっと広告の効果が期待できた」という失敗を防げます。

ここまでに、入札の方法を3つご紹介しました。続いては、入札の確度を高める3つのポイントをご紹介します。

入札の確度を高める3つのポイント

基本的に、入札額によるオークション形式により表示される広告は決定されます。そのため、入札額を多くすることが、広告を表示させるためには有効です。

しかし、オークションでは入札額だけが見られるわけではありません。以下の3つの品質スコアを極めることで、入札の確度が高まります。

  • 共感度
  • 関連性
  • リーセンシー

共感度は、ユーザーによるいいねやリツイート、クリックなどがあるかで判断されます。関連性は、クリエイティブの内容が、ターゲットの興味関心にマッチしているかを表すものです。リーセンシーでは、ツイート内容が最新の話題になっているかが重要視されます。

上記の3つの品質スコアと入札額を組み合わせたものが、広告スコアです。広告スコアの高さで、オークションの落札者と表示される広告が決定されます。

課金のタイミング

広告キャンペーンの目標により、Twitter広告の課金のタイミングや対象は異なります。詳細は、以下の表のとおりです。

広告キャンペーンの目標課金のタイミング・対象
リーチインプレッション1,000件
動画の再生数・プレロール再生数動画の再生数(CPV)
アプリのインストール数インプレッション数orクリック数
Webサイト訪問数リンクのクリック数(CPC)
エンゲージメント数エンゲージメント数(CPE)
フォロワー数フォロー数(CPF)
アプリのエンゲージメント数アプリのクリック数(CPAC)

Twitter広告をつくるコツ

Twitter広告は、認知拡大やブランドイメージの強化に役立つツールです。その良さを活かすためには、闇雲に出稿するのではなく、コツを押さえておくことが欠かせません。

そこで、効果のあるTwitter広告を作るコツをご紹介します。

  • テキストは端的に、絵文字や動画をアイキャッチに利用する
  • 画像の大きさやファイル形式に要注意
  • 迷ったらTwitterカードを活用する
  • Twitter広告ポリシーを確認する

各内容を詳しく解説します。

テキストは端的に、絵文字や動画をアイキャッチに利用する

広告の効果を高めるためには、クリエイティブのクオリティが重要です。

広告で伝えたいことは山程ありますが、全てを伝えることは現実的に不可能です。テキストは端的にし、伝えたいメッセージを1つに絞って届けましょう。文字数は140文字が上限なので、目一杯使おうと考えるかもしれませんが、25〜50文字程度が最も広告の効果が高いとされています。

また、テキストには、ユーザーに取ってほしい具体的なアクションを明示しましょう。ユーザーが広告を見て、広告出稿者の意図を正確に読み取ってくれるとは限らないためです。「フォローする」「購入はこちらから」「もっと詳しく知る」などの文言を入れ、今すぐにアクションを取る必要性を説きます。

ユーザーに視覚的にもアピールするためにも、絵文字や動画をアイキャッチに利用するのもおすすめです。

画像の大きさやファイル形式に要注意

Twitter広告では、クリエイティブに使われる画像や動画のサイズやファイル形式が指定されています。

画像のファイルサイズは、最大で5MBで、ファイル形式はPNGとJPEGが推奨されており、BMPとTIFFは利用できません。なお、GIF画像は静止画像として表示される点には注意してください。

動画のファイルサイズは、最大で1GBで、ファイル形式はMP4またはMOVに対応しています。動画は、最長で2分20秒までアップロード可能ですが、15秒程度が推奨されています。

迷ったらTwitterカードを活用する

広告の効果を最大限高めるためにも、迷ったらTwitterカードを活用しましょう。TwitterカードはWebサイトカードとも呼ばれ、WebサイトやLPに誘導するのに効果的です。Twitterカードの種類は、画像WebサイトカードとビデオWebサイトカードの2種類です。

Twitterカードを利用することで、以下の効果が見込めます。

  • 視覚的なインパクト増強
  • Webサイトへの誘導力アップ
  • 見込み顧客へのアピール

画像や動画選びは重要です。ユーザーが見て、興味が湧くようなものを作成しましょう。

Twitter広告ポリシーを確認する

Twitterで広告を配信する前に、Twitter広告ポリシーは確認しておきましょう。最悪の場合、オフボーディングと呼ばれる、強制的にアカウントが停止させられる措置が取られるためです。

Twitter広告ポリシーに違反していると、運営から違反の概要と修正を行うよう指示したメールメッセージが送られます。それでも改善が見られないと、オフボーディングが実行されます。違反内容によっては、事前の告知なしに実行されるケースもあるので注意してください。

オフボーディングが行われた場合、配信中の広告キャンペーンとその後の広告配信が停止します。別の広告アカウントを作成して、新たに広告を配信することもできません。Twitter広告サポートチームに、直接連絡する必要があります。

より自社に合ったTwitter広告の運用がしたいとお考えの方はジオコードにご相談ください

日本で4,500万人もの登録者のいるSNSであるTwitterを、広告を配信するプラットフォームとすれば、多くのユーザーに自社の商品・サービスをアピールできます。認知度拡大やブランド力強化が期待できるため、ビジネスを加速させるならぜひとも活用したいツールです。

Twitter広告で効果を得るには、全5種類の広告形態の特徴や仕組みを理解し、細かくターゲティングしたうえで、クリエイティブを作り込んで配信することが欠かせません。自ずと知識を得るため、そして結果を出すための勉強が求められます。

そのため、リソースがない場合は、広告代理店に依頼するのも一つの選択肢です。依頼費用がかかったり、実績のある代理店を探すのに手間がかかったりしますが、高い運用効果を得られるでしょう。

ジオコードは、Twitter広告運用サービスを提供しております。2009年からの広告運用歴による豊富な経験と、累計2,120アカウント以上と確かな実績を元に、お客さまのビジネス拡大に貢献します。

「Twitter広告を活用して、売上を伸ばしたいが難しそうだし、自社内に運用できる人がいない」とお困りの方は、ぜひご利用をご検討ください。

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