Facebook広告入門:ターゲティングから配信までの完全ガイド

スマートフォンやタブレット、パソコンが普及した現代ではSNSを活用したマーケティングが必須。大手の企業や団体もそれぞれの目的に合わせてさまざまなSNS広告を利用しています。

その中でも原則実名で登録するFacebookは匿名性が低く、幅広いユーザーが多いSNSです。そのためFacebookでの広告配信は細かいターゲティングができ、発信したい情報をしっかりリーチできるメリットがあります。

本記事ではリーチしたいユーザーに配信できるFacebook広告を徹底解説します。4つの配信先の特徴や出稿までの流れ、フォーマットごとの推奨サイズなども分かりやすくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

株式会社ジオコードはFacebook広告を含めた国内の主要な広告媒体に対応しています。
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Facebook広告とは

Facebook広告とは世界最大級のSNSであるFacebookの広告配信プラットフォームを指します。

Facebookとは2004年に創業し、世界で月間29億人のアクティブユーザーを持つ巨大なSNSのプラットフォームです。実名でプロフィール登録をするのが特徴で、友達や趣味趣向が似ているユーザーとつながれます。写真や動画などを使って近況をシェアしたり、コメントなどを使えばコミュニケーションも楽しめるSNSです。また、匿名性が低いのでビジネスで活用するユーザーが多いのも特徴。企業が公式情報を発信するのにも向いています。

また、Facebook広告ではFacebookの他に、InstagramやMessenger、Audience Networkでの広告配信が可能で、配信最適化機能も持っています。その他の特徴や配信先の詳しい内容は後述でご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Facebook広告が選ばれる理由

Facebook広告が各企業で選ばれているのには理由があります。主な理由は以下の3つです。

  • 高いターゲティング精度
  • 認知から購入まであらゆる目的に対応できる
  • 広告フォーマットの種類が多い

それぞれ解説します。

高いターゲティング精度

Facebookは他のSNSや広告媒体と比べて、ターゲティング精度が高い特徴があります。Facebookは実名制が基本で、経歴なども他のSNSよりも正確性が高いです。そのため広告を出稿する際には、年齢や性別だけでなく、自ら登録した趣味やいいねなどのアクティビティによる関心などを元に詳細なターゲティングの設定が可能です。

認知から購入まであらゆる目的に対応できる

Facebook広告では広告の目的が認知、検討、コンバージョンの3つに分かれています。ユーザーの興味関心の度合いや行動に合わせて的確な広告配信が可能なので、認知から購入までのあらゆる目的に合わせてアプローチできるでしょう。

また、Facebookを含むSNSは通勤時間や飲食店の待ち時間、あるいは自宅でテレビを見ながらなどあらゆるスキマ時間に利用されている傾向があります。1日の中で細切れに何度も利用するユーザーが多いので、認知から比較検討、購入までの一般的な購買過程のあらゆるタイミングで何度もアプローチが可能です。

広告フォーマットの種類が多い

Facebook広告は配信できる広告の形式が豊富です。広告配信の目的や購買の段階によって細分化された複数の広告形式から最適なものが選べます。さらに写真や動画などの広告素材をうまく使い分ければ、より効果が期待できる広告配信が可能です。また、Facebook広告はそれぞれのユーザーに最適な情報が届くシステムが構築されているので、広告の費用対効果も期待できるでしょう。

Facebook広告の4つの配信先と掲載場所

Facebook広告には複数の配信先があり、目的に合わせて選択できます。配信先は以下の4つです。

  • Facebook
  • Instagram
  • Messenger
  • Audeience Network

それぞれの掲載場所と特長などを解説します。

Facebook

1つ目の配信先はFacebookです。Facebookではニュースフィード面や右カラム広告欄に広告が掲載できます。右カラム広告欄はパソコンのみ表示ができ、スマートフォンのユーザーには配信できません。そのため、パソコンを閲覧する機会が多いビジネスパーソン向けの広告が向いています。

また、Facebookのストーリーズにも広告が配信できます。しかし、Facebookのアクティブユーザーは世界的に多いにもかかわらず、日本国内だとストーリーズの利用はあまり普及していないようです。

その他、カルーセル広告やスライドショー広告での広告も配信できます。スライドショーは動画広告よりも少額で配信できる広告です。簡単に制作でき、読み込みも動画広告の約5分の1の容量なので、さまざまな環境でユーザーに見てもらいやすいメリットがあります。

媒体デバイス主な掲載場所特長
Facebookパソコンニュースフィード右カラム広告欄匿名性が低いSNSのため、ビジネス目的で利用されることが多いビジネスパーソンに訴求したい場合におすすめ
スマートフォンニュースフィードインスタント記事インストリーム動画ストーリーズ

Instagram

2つ目に紹介するのはInstagramです。Facebook広告はInstagramアプリのフィードやストーリーズにも広告配信ができます。Facebookよりも若い年齢層のユーザーが多く、10代〜30代に向けた広告との親和性が高い特長があります。また、日本国内での月間アクティブアカウント数も増加中で、男性よりも女性のユーザーが多いSNSです。最近ではInstagramで情報収集するユーザーも多いので、画像や動画で魅力的な広告を配信できれば認知度アップにつながるでしょう。配信できる広告形式も豊富で画像や動画はもちろん、カルーセル広告やストーリーズ広告、発見タブ広告も出稿できます。

媒体デバイス主な掲載場所特長
Instagramスマートフォンフィードストーリーズ発見タブFacebookに比べて若年層のユーザーが多い写真や動画をうまく利用すれば、認知度アップが図れる

Messenger

3つ目の配信先はMessengerです。MessengerはFacebookが提供するメッセージアプリで、チャット機能があります。Messenger広告は主にチャット内に表示が可能で、広告のリンクをクリックしてもらえれば自社のサイトやLP、アプリのインストール画面などに誘導できます。その他、ストーリーズや広告メッセージも掲載可能です。

Messengerはユーザーと直接やりとりできる特長もあるので、ビジネスでの利用がおすすめです。また、チャットボットと組み合わせればユーザーからの問い合わせ対応やLP誘導などを24時間自動で利用できます。

媒体デバイス主な掲載場所特長
Messengerスマートフォン受信箱ストーリーズ広告メッセージFacebook提供のメッセージアプリFacebookのアクティブユーザーと直接連絡が取れる

Audeience Network

4つ目に紹介するのはAudeience Networkです。Audeience NetworkとはFacebookと提携しているスマートフォンのアプリやウェブサイトに広告を配信できるネットワークのことです。Facebookの高精度なターゲティング機能が利用でき、複数のフォーマットから最適な広告が配信できます。選択できるのはバナー広告やネイティブ広告、リワード広告などです。Facebook以外のさまざまな媒体やタイミングでユーザーに広告を配信できるでしょう。

また、Audeience Networkでは広告が配信される可能性があるアプリやウェブサイトの一覧が確認できます。そこで意図しないアプリやブランドイメージ低下につながるウェブサイトがあればブロックリストに設定でき、特定した媒体の配信停止が可能になります。

媒体デバイス主な掲載場所特長
Audeience Networkスマートフォンバナー広告ネイティブ広告インストリーム動画インタースティシャルリワード広告Facebookと提携しているモバイルアプリやウェブサイトなど、多くの配信面に広告が出稿できる

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Facebook広告の仕組み

Facebook広告は広告を制作して配信するだけではありません。仕組みは以下の3つの階層によって構成されており、それぞれ設定する必要があります。

  • キャンペーン
  • 広告セット
  • 広告

それぞれ解説します。

キャンペーン

Facebookで広告を1つ出稿するには、まず1つのキャンペーン情報を設定しましょう。キャンペーンとは広告の目的のことです。キャンペーンは認知、検討、コンバージョンの3つのカテゴリに分かれており、計11個の項目から選択可能です。

広告セット

キャンペーンが設定できたら、広告セットを設定します。広告セットではターゲティング、広告の配置、掲載期間、予算などを決めます。つまり、どのような期間で誰にどのような配信面で広告を打ち出すのかを細かく設定するイメージです。

広告

最下層の広告では、配信する広告のクリエイティブに関する詳細を決めます。広告フォーマットを決め、画像や動画を設定します。また、広告に表示させたいテキストの入力も可能です。リンクの設定や広告のパフォーマンスを計測するFacebookピクセルなども広告で設定できます。

Facebook広告のオークションとは?

Facebook広告では広告主とユーザーの双方にとって最大の価値がある広告を表示させるため、オークション形式を採用しています。Facebookに出稿している広告がお互いに競争し、効果があると判断された広告がユーザーへ表示される仕組みです。判断基準は以下の3つです。

  • 入札単価
  • 推定アクション率
  • 広告の品質

各基準を総合的に判断した上でユーザーへの広告表示が行われます。

入札単価

入札単価とは広告主が出稿する広告に対して目的達成のために支払えると設定した費用です。入札は消化金額に基づく入札、目標に基づく入札、手動入札の3つのタイプが用意されています。

消化金額に基づく入札とは予算金額を消化し、最大限の結果とバリューを得ることを重視した戦略のことです。

目標に基づく入札とはあらかじめ達成したい単価やバリューを設定する入札方法です。

手動入札とは広告主が広告の入札全体で入札価格をコントロールする入札方法になります。予測コンバージョン率を理解して適切な入札価格を設定できる広告主を対象とした入札方法なので、慣れてから利用するといいでしょう。

推定アクション率

推定アクション率とは特定のユーザーが広告を見ていいねやシェアなどのアクションを起こす可能性を示す推計値のことです。

広告の品質

広告の品質は広告を見たユーザーや非表示にしたユーザーの肯定的・否定的なフィードバックや、低品質と見なされた広告の特徴などさまざまな要素から判断された広告の品質指標のことです。

広告の品質は広告関連度診断を利用すれば改善ポイントの確認ができます。3つのランキングに分かれて結果が出され、平均以上、平均、平均以下(下位35%)と段階別に診断されます。推定アクション率と広告品質の広告関連度が高ければ高いほどユーザーに広告が優先的に表示されるので、出稿した際にはチェックしましょう。

指標名概要
品質ランキングオーディエンスが同じ競合している広告と比較した際の感性品質の評価
エンゲージメント率ランキングオーディエンスが同じ競合している広告と比較した際の予測エンゲージメント率
コンバージョン率ランキング商品購入などのコンバージョン(最適化目標)とオーディエンスが同じ競合している広告と比較した際の予測コンバージョン率

Facebook広告の設定方法とフロー

Facebook広告の設定方法と一連の流れを解説します。

Facebook広告を出稿するには、初めに必要なアカウントを作成しましょう。Facebook広告では個人アカウントの他に、Meta Business Suiteと広告アカウントが必要です。

Meta Business SuiteとはFacebookやInstagramでのすべてのマーケティング活動と広告活動を複数人でまとめて管理できる便利な公式ツールのことです。広告効果の分析や支払い方法の管理なども行えます。

その他、Facebook広告では広告マネージャというツールも利用します。広告マネージャとはFacebookが無料で提供するInstagramでの広告配信と管理を行えるツールのことです。広告マネージャは操作が分かりやすいので、Facebookで初めて広告を出す方でも問題なく対応できます。

アカウントの用意などの事前準備ができたら、以下7つのステップでFacebook広告を出稿しましょう。

  1. 目的やゴールを決める
  2. 広告の目的を選ぶ
  3. オーディエンスを選ぶ
  4. 広告の掲載場所を決める
  5. 予算を設定する
  6. 広告のフォーマットを選ぶ
  7. 広告を注文する

それぞれ分かりやすく解説します。

1.目的やゴールを決める

Facebookで広告を出す際には、より成果を出すために広告を配信する目的やゴールを明確にしましょう。目的を決めておけば、ツールでの各設定をスムーズに行えます。その他、広告のクリエイティブの概要や予算、期間、ターゲットなども決めておくといいでしょう。

2.広告の目的を選ぶ

目的が明確化したら広告マネージャで新規のキャンペーンを作成しましょう。広告マネージャのキャンペーンタブの作成から目的を選択し、名前を付けて保存します。前述のとおり、キャンペーンは認知、検討、コンバージョンの3つのカテゴリがあり、その中から広告の目的を選ぶことができます。

  • 認知
項目概要
ブランドの認知度アップ企業やブランド、サービスの認知度を高めたい
リーチターゲットオーディエンス内のできるだけ多くのユーザーに広告を配信したい
  • 検討
項目概要
トラフィック広告を経由して自社のウェブサイトやLP、ブログ、アプリなどに誘導したい
エンゲージメントFacebookページの投稿に反応する可能性の高いユーザーに広告を配信したい
アプリのインストールアプリをダウンロードできるアプリストアにユーザーを誘導したい
動画の再生数アップビジネスなどに関心が高そうなユーザーに動画を配信したい、動画をシェアしてもらいたい
リード獲得企業やブランド、サービスに興味を持っている見込み顧客になりえるユーザーの情報を収集したい
メッセージMessenger機能にユーザーを誘導したい、コミュニケーションを取りたい
  • コンバージョン
項目概要
コンバージョン商品の購入や登録、問い合わせ、アプリのダウンロードなどユーザーに特定のアクション促したい
カタログ販売Facebookに登録した商品カタログの情報などを活用して広告を作成したい
来客数の増加ユーザーに実店舗への来店を促したい、実店舗での商品の売上を向上したい

3.オーディエンスを選ぶ

次にオーディエンスを選択しましょう。Facebook広告のターゲティング手法は以下の3種類があり、上手に設定すれば効率よく広告を配信できます。

ターゲティング手法概要
コアオーディエンスFacebookの実名登録制を利用し、年齢などの利用者データ、位置情報、興味や関心、つながり、行動などの条件でターゲット層を抽出
カスタムオーディエンスユーザーの中から自社とすでに交流を持っている既存顧客や自社のウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーを見つけ出し、再度リーチ
類似オーディエンスカスタムオーディエンスから類似オーディエンスを作成。既存顧客と似た興味・関心を持ち、ビジネスに関心を示す可能性が高いユーザーにリーチ

4.広告の掲載場所を決める

広告の掲載場所を設定しましょう。配置には自動配置と手動で配置が設定できる手動配置の2種類があります。

自動配置であればFacebook側が高い効果を得られるように、自動的に広告の掲載場所を決めてくれるのでおすすめです。対して手動配置を選択すると、機器のタイプやプラットフォームなどが自分で設定できます。手動配置はFacebook広告に慣れてから選択するのがいいでしょう。

5.予算を設定する

掲載場所を設定したら予算を決めましょう。予算は1日の予算、通年予算の2つから選択できます。

1日の予算は毎日ほぼ同じ金額が消化でき、1日単位の結果を安定させることを重視した形式です。対して、通年予算は特定の金額を超えないようにしたい場合や1日あたりの消化金額を柔軟に使いたい場合に向いています。Facebook広告の予算はどちらの形式でも自由に設定できるので、低予算でも問題なく始められるでしょう。

6.広告のフォーマットを選ぶ

予算まで設定できたら、広告のフォーマットを選びます。そして、画像や動画、テキスト、リンク先などを設定しましょう。主なフォーマットは後述で詳しく解説します。

7.広告を注文する

広告に関するすべての内容を確定したら、公開するをクリックして広告を注文しましょう。広告審査が完了すれば、広告が配信されます。

Facebook広告の主なフォーマットと推奨サイズ

Facebook広告にはさまざまなフォーマットがあります。主なフォーマットは以下の4つです。

  • 写真
  • 動画
  • カルーセル
  • コレクション

各フォーマットの解説と推奨サイズをご紹介します。

写真

写真広告では画像とテキストで構成された広告が出せます。魅力的なビジュアルでユーザーをリンク先のウェブサイトやアプリストアに誘導しましょう。フォーマットの中でも使いやすく、広告に慣れていない方でも制作しやすいフォーマットです。

Facebook広告はさまざまなアスペクト比での表示が可能ですが、各配信面で推奨アスペクト比とサイズがあります。写真広告の推奨アスペクト比と推奨サイズは以下のとおりです。

配置場所推奨アスペクト比推奨サイズ(ピクセル)推奨テキスト
フィード1:11.91:11080×10801200×628メインテキスト:125文字以内見出し:27文字以内説明:27文字以内
右側広告枠1:11080×1080
インスタント記事1:11.91:11080×10801200×628
インストリーム動画1:11.91:11080×10801200×628
Marketplace1:11080×1080
ストーリーズ9:161080×1920
検索結果1:11.91:11080×10801200×628

動画

動画広告では動きと音声で商品やサービスの特長を紹介してユーザーにアピールできます。動画は作成済みのものを利用するか、広告マネージャの動画作成ツールを利用して作成しましょう。動画広告はFacebook内のフィードやインスタント記事、インストリーム広告などさまざまな場所で配信できます。

動画広告の各配信面の推奨アスペクト比と推奨サイズは以下のとおりです。

配置場所推奨アスペクト比推奨サイズ(ピクセル)推奨テキスト
フィード1:14:51080×10801080×1350メインテキスト:125文字以内見出し:27文字以内説明:27文字以内
インスタント記事16:91920×1080
インストリーム動画16:91080×10801920×1080
Marketplace1:11080×1080
ストーリーズ9:161080×1920
検索結果1:11080×1080
動画フィード1:14:51080×10801080×1350

カルーセル

カルーセル広告は10件までの画像や動画が追加できる広告で、それぞれ別のリンクも付けられます。1つの広告で複数の商品を紹介したい場合や1つの商品について詳しく説明したい場合での利用がおすすめです。また、Facebook、Messenger、Instagram、Meta Audience Networkなど複数の配置場所に表示できます。

カルーセル広告の推奨アスペクト比や推奨サイズは以下のとおりです。

配置場所推奨アスペクト比推奨サイズ(ピクセル)推奨テキスト
フィード1:11080×1080メインテキスト:125文字以内見出し:32文字以内説明:18文字以内
右側広告1:11080×1080
インスタント記事1:11080×1080
インストリーム動画1:11080×1080
Marketplace1:11080×1080
ストーリーズ1:11080×1080
検索結果1:11080×1080

コレクション

コレクション広告とはメインビジュアルと商品画像を組み合わせて同時に表示させる形式の広告です。スマートフォンなどで閲覧するのを意識した広告構成で、ファーストビューで複数の画像や動画を一気に見せられます。また、コレクション広告はインスタントエクスペリエンスを利用しています。広告をタップすればフルスクリーン表示にでき、商品の詳細表示が可能。ユーザーの購買意欲を刺激してから販売サイトへ誘導できます。

コレクション広告の推奨アスペクト比や推奨サイズは以下のとおりです。

配置場所推奨アスペクト比推奨サイズ(ピクセル)推奨テキスト
フィード1:11080×1080メインテキスト:125文字以内見出し:40文字以内
インストリーム広告1:11.91:11080×10801200×628

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Facebook広告の注意点

効果的なFacebook広告を出稿するためにはいくつか注意したいポイントがあります。注意点は以下の4つです。

  • 広告ポリシーを必ず確認する
  • コンテンツの内容によっては制限の対象になる場合がある
  • 画像内のテキスト量は20%未満が望ましい
  • 審査で却下されたら理由を必ず確認する

それぞれ分かりやすく説明します。

広告ポリシーを必ず確認する

Facebook広告を出すには必ずFacebookの広告審査を受けます。広告審査でFacebook広告のポリシーに違反していると判断されれば却下となり、広告は配信されません。そのため、広告を制作する際にはFacebookの広告ポリシーを必ず確認しましょう。

審査の対象は広告の画像、テキスト、ターゲットの設定、配置、LPのコンテンツです。1度審査を受けてポリシーに反していると判断されても、違反箇所を修正すれば再審査が受けられ配信できるので安心してください。

しかし、違反した内容によっては関連のFacebookページの停止や既存広告の停止、新たな広告を掲載する機能の制限、Facebookページを統合する機能の制限、政治広告などを掲載するための認証の撤回が行われます。

コンテンツの内容によっては制限の対象になる場合がある

Facebook広告で広告を出稿すると、コンテンツ内容によっては制限の対象となる可能性があるので注意しましょう。

Facebook広告のポリシーには禁止されているコンテンツと制限コンテンツがあります。禁止されているコンテンツは31項目(2022年9月時点)あり、該当する内容であれば配信はできません。

対して、制限コンテンツは広告を配信するのに条件があり、条件をクリアしていれば配信できます。制限コンテンツはアルコールやオンラインギャンブル、出会い関連、市販薬やオンライン薬局の宣伝などが対象です。各コンテンツにさまざまな条件が設定されているので、内容が該当する場合には必ず確認して対策しましょう。

画像内のテキスト量は20%未満が望ましい

広告を制作する際には画像内のテキスト量を意識しましょう。Facebook広告では過去に広告画像内のテキスト量が20%未満でないといけない制限がありました。そのため、テキスト量を20%を超えた画像を設定すると審査落ち、もしくは配信量の制限対象になりましたが現在は撤廃しています。

しかし、現在でもFacebook側は画像内のテキスト量は20%未満にするのを推奨中です。さらにテキスト量を20%未満に抑えると、パフォーマンスがより高くなることも分かっています。ユーザーに効果的に伝わるよう、広告には簡潔で明確な短いテキストを設定しましょう。

審査で却下されたら理由を必ず確認する

Facebook広告で審査落ちした場合には必ず理由を確認しましょう。審査の結果は広告マネージャもしくはメールで内容を確認できますが、広告マネージャでの確認方法が簡単なのでおすすめです。

広告マネージャでは広告のパフォーマンスが確認できる画面の配信項目で、審査が通ったかどうかの確認ができます。審査落ちをしている広告は却下と表示されており、配信はされていません。そして、アカウントのクオリティという項目をクリックすれば審査落ちした広告とその理由となる違反ポリシーの項目が確認できます。また、審査落ちを伝えるメールは広告アカウントに登録したメールアドレスに届くので、そちらでも審査落ちした理由が確認できます。

審査で却下された箇所が確認できたら、広告を修正しましょう。修正後は再度公開をクリックすれば、前述のとおり再審査が行われます。再審査で問題なければ広告は配信されます。

しかし、審査落ちした理由や広告のどのような箇所がポリシーに違反したのか不明なケースもあるようです。その場合はMetaのビジネスヘルプセンターに審査落ちの理由を直接問い合わせましょう。

Facebook広告は難しそうと感じたらジオコードにご相談ください

Facebook広告の全体的な概要と配信先、出稿の流れ、注意点について解説してきました。Facebook広告は高機能な広告配信プラットフォームなため、広告を配信するまでにはいくつかステップがあります。さまざまな項目の細かい設定もあるので、広告制作に慣れていない方は最初は複雑に感じるかもしれません。しかし、しっかり理解して設定できれば効果的な広告が配信でき、ターゲット層のユーザーにリーチできます。各配信場所に合った広告フォーマットを選び、魅力的なビジュアルの広告を配信しましょう。

しかし「Facebook広告を自分で管理するのは難しそう」「手間や時間をかけずにFacebook広告を出稿したい」という方もいるでしょう。そのような方はWeb広告の運用代行サービスを利用するのがおすすめです。

14年以上Web広告運用代行をしてきた老舗Webマーケティング会社ジオコードは、Facebook広告の経験も豊富。売上を伸ばしたいなどのニーズに合わせた運用を行います。Facebook広告のプロに依頼したい方は、ぜひジオコードにお問い合わせください。

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