ダイナミック広告とは?仕組みや表示場所を解説!
2020年7月3日
東証スタンダード上場企業のジオコードが運営!
Web広告がまるっと解るWebマガジン
更新日:2024年 01月 15日
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
Instagram広告は、詳細なターゲティングが可能なことや、写真や動画で商品の魅力を発信できることから、多くの企業が利用しています。
またInstagramには、商品購入ページへ誘導する「ショッピング機能」があるため、広告との親和性が高いSNSです。
実際、2022年に株式会社ネオマーケティングが行った調査によると、各SNSを見て商品を購入するかという質問に「よく購入する」「ときどき購入する」と回答したユーザーの割合は、Instagramの48.3%が一番多い結果となっています。
ネオマーケティング運営(※)のアンケートシステムを利用したWebアンケート方式で実施。調査対象は全国20~69歳までの男女984名の「SNSで商品を購入したことがある方」で、調査実施日は2022年7月5日~2022年7月7日
とはいえ、どのような広告かイメージが湧かない方や、具体的な活用方法がわからない方もいらっしゃるでしょう。
Instagram広告とはどのようなものか基本的なことから、運用するメリットや、成果を上げるためのポイントなどを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
※参考:ネオマーケティング. 「「SNSでの商品購入に関する調査」 ~Instagramで購入したユーザーの7割以上が “購入予定がなかった商品”を購入! Pinterestユーザーの約5割がSNS上で商品購入!~」
株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!のアワード受賞歴多数!
Instagram広告はクリエイティブ作成にも対応します。
Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。
目次
Instagram広告とは、Instagramのフィード(タイムライン)やストーリーズ、リールといった各種投稿に、写真もしくは動画で出稿する広告です。
Instagramの投稿と投稿の間に広告が出稿されるため、自然な流れで画像・動画広告をユーザーに届けられます。
Instagramは写真や動画付きの投稿・閲覧に特化したSNSのため、視覚的に訴求できるのが強み。クリエイティブ性の高い広告との相性が抜群です。
また広告の下には「詳しくはこちら」など、CTAボタンを設置できるため、写真・動画の訴求で気になったユーザーが、すぐにクリックして詳細を知れるようになっています。
ECサイトやホームページなどへ遷移させられるため、購買や申し込みといった、具体的なアクションへスムーズにつなげられる仕組みです。
商品やサービスの認知拡大はもちろんですが、購買や成約といった成果にもつなげられる広告媒体の一つとして、多くの企業が活用しています。
Instagram広告が配信される場所として、大きく4パターンあります。
いずれの投稿形式も、一般ユーザーの投稿と馴染む形で表示されるため、いかにも広告といった不自然さを感じさせないようになっています。
ユーザーの投稿が表示されるフィード(タイムライン)に、広告を配信するパターンです。
一般ユーザーの投稿に紛れるような形で広告が表示されるので、他の投稿と浮かないように、ナチュラルな広告を作成するのがおすすめです。
フィードには、下記のようなフォーマットで配信できます。多様なアプローチが可能なので、達成目標や商品・サービスの特性に合わせた広告出稿が可能です。
特に商品やブランドの認知拡大に適しているので、これから商品・サービスを広めていきたい段階にぴったりです。
一般ユーザーのストーリーズ投稿の間に表示される広告で、フル画面で広告を表示できるのが特徴です。
フィード同様に、画像・動画どちらも投稿できます。
ストーリーズは24時間で消えるため、閲覧しているユーザーはリアルタイム性の高い情報を求めている傾向が高くなっています。
例えば、セミナーや販売会などイベントの案内や、期間限定セールの情報など、期間が決まっているものの情報を拡散するのにぴったりです。
またUGC(ユーザー生成コンテンツ)のような消費者の感想を活かした投稿や、スマートフォンで作成したコンテンツなどは、ストーリーズと親和性が高くなっています。
作成工数の少なさからも、UCGは活用していきたいクリエイティブです。
ストーリーズ広告と同じく縦長の全画面で表示される広告で、一般ユーザーのリール動画の合間に表示されます。
音楽や効果音、テロップなどを駆使して、一般コンテンツの中で埋もれないよう工夫しましょう。
またオーガニックコンテンツの中に紛れても、浮かないような自然な広告を作成するのも大切です。
発見タブに表示される一般ユーザーの投稿と一緒に、広告が表示されます。
発見タブとは、虫眼鏡アイコンが付いたページのこと。ユーザーの利用履歴や興味関心に基づいて、おすすめの投稿が表示されるスペースです。
発見タブを開いてすぐの画面と、ユーザーが投稿をタップしてスクロールしていった際の投稿の間と、広告が表示される場所は2パターンあります。
いずれも情報を探しているユーザーへ広告を配信できるため、新規見込み客に発見されやすくなっています。
Instagram広告といっても、フォーマットは多種多様。10パターンのフォーマットを紹介するので、自社の商品・サービスと親和性の高いものを選んでみてください。
各広告フォーマットについて解説するので、Instagram広告の出稿を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
写真広告は、画像1枚とテキストで構成されている、Instagram広告の基本的なフォーマットです。
写真は正方形・横型・縦型を使用でき、テキストとビジュアルの両面から商品・サービスを訴求できます。
Instagramのフィードに表示されるので、一般ユーザーの投稿と混じって広告を出稿可能。広告感が際立つのを抑えられるので、ユーザーに違和感を与えることなく広告を発信できます。
また広告の下には「詳しくはこちら」「購入する」「ダウンロードする」「登録する」など、さまざまなCTAボタンを設置できます。
写真&テキストで興味を持ったユーザーがアクションを起こしやすくなっているため、クリック率の向上が期待できる広告です。
動画広告は、動画とテキストを表示できるフォーマットで、音と動きと文章でアプローチできます。
最長60秒の動画をシェア可能となっており、動画の動きはもちろんテロップやエフェクトなどを活用することで、ユーザーの興味を引きやすいのが特徴です。(※)
企業のブランドイメージを伝えたり、新しい商品・サービスをアピールしたりと、認知拡大に活用しやすいフォーマットです。
写真広告と同じく他の投稿の間に表示され、自動的に動画が再生されるため、ユーザーに注目してもらいやすくなっています。
また「動画を5秒以上視聴したユーザー」を対象にするなど、動画視聴履歴に基づいてリターゲティングすることも可能で、見てくれる可能性の高いユーザーに絞って配信できます。
※参考:Meta.「Instagramでブランドを構築しましょう。」
カルーセル広告は、複数の写真や動画、テキストを表示させられる広告で、写真と動画を組み合わせてアプローチできるフォーマットです。
ユーザーがスワイプすると、次々に写真や動画が表示されるので、商品・サービスの特徴や魅力を複数紹介したり、ブランドストーリーを伝えたりするのに適しています。
また、それぞれの写真・動画に異なるリンクを付けられるので、複数の商品やサービスをまとめて紹介することも可能です。
例えば、アパレルや日用品、アクセサリーなど複数の商品を紹介したい場合や、複数デザインをアピールしたい場合に活用されています。
単に多くの写真・動画を見てもらえるだけでなく、パラパラ漫画のように複数素材を一つのクリエイティブとして見せるなど、工夫して印象的な広告を作りやすいフォーマットです。
ストーリーズ広告は、画像・動画どちらでも配信可能なフォーマットです。
ストーリーズをスワイプしていくと、一般ユーザーの投稿に混ざって、広告が表示される仕組みになっており、自然とユーザーに見てもらえます。
加えてフルスクリーン表示で没入感が高いので、クリエイティブな広告を作成することで、ユーザーの注目を集めやすいなど、ブランド・商品の認知度アップに効果的です。
また、リンクを貼って直接Webサイトに飛ばしたり、アプリ内で購入してもらうこともできます。
他にも質問スタンプやアンケートスタンプを使うことで、ユーザーの生の意見を聞けるのもポイントです。
認知拡大や購入・契約など成果につながる、ユーザーアンケートができるなど、多彩な活用方法のあるフォーマットです。
発見タブ広告は、能動的に検索しているユーザーに広告を表示できるので、新たな情報を探しているユーザーにアプローチできます。
発見タブの一覧画面に表示されるものと、発見タブの投稿をタップ後に投稿の間に表示されるものの2パターンあり、どちらも画像・動画の広告が表示されます。
ただし一覧画面に表示される際は、一般の投稿と区別できるよう「広告」の表記が施されているので、広告とわかっていても見たくなるような、魅力的なサムネイルに仕上げることが大切です。
フォロー中のアカウント以外にも興味・関心を持っているユーザーにアプローチできるので、商品・サービスの認知拡大に役立ちます。
コレクション広告は、自社商品をカタログ形式に表示させる手法で、商品の発見から検討、購買までをシームレスにつなげられるフォーマットです。
構成はメインとなる大きな写真・動画の下に、2列に分かれて商品画像が続く組み合わせになっています。
メインビジュアルで注目を集めて、続く商品紹介へ目線を移してもらうことで、一度に多くの商品を認知・検討してもらうことが可能です。
各商品はタップすると個別の詳細が表示されるようになっており、ショッピング機能により、そのままECサイトへ遷移させることもできます。
アパレルやアクセサリー、スポーツメーカー、キッチンアイテムなど、複数商品をアピールしたい企業に活用されています。
商品の発見から購入まで、スムーズに導線を作れるので、ECサイトを持つ企業にぴったりです。
プロフィールページ内の投稿をタップして、スクロールして他の投稿も見ていくと、投稿と投稿の間に差し込まれる広告フォーマットです。
プロフィール画面を見ている、能動的な検索を行うユーザーにアプローチできるので、関心のある広告内容を表示できれば、新たな層へアプローチできます。
比較的大きく表示される広告なので、目に留まりやすいようサムネイルを工夫しましょう。
アンケート広告は、ストーリーズ上で質問スタンプを活用して、アンケートを行う方法です。
アンケート機能は、ユーザーの反応を高める効果があり、コンバージョン率の改善やクリック率の向上などに効果的です。
例えば、スポーツの大会でどちらのチームを応援するかという質問や、どっちの家具を使いたいかといった質問など、ユーザーの興味を引く質問を投げかけられます。
質問に対する意見を聞けることや、ユーザーの反応が良くなることから、積極的に活用していきたい方法です。
ショッピング広告は、商品のアピールから購買までスムーズに誘導できるので、ユーザーの興味・関心の熱量を高く維持したまま、購入してもらいやすいフォーマットです。
通常の写真・動画、ストーリーズ広告に自社商品の詳細(商品名や金額)タグを設定しておくと、興味を持ったユーザーは、タップするだけでそのままECサイトへ遷移できます。
Instagramを運営するMeta社は、日本のユーザーはショッピングタグなどから商品詳細を見る割合が、他国の3倍多い傾向にあると、2021年に発表しています。(※)
Instagramを商品やサービスの情報収集ツールとして利用するユーザーも多いので、ショッピング機能を上手に活用して「欲しい!」と思った熱を冷まさずに購入へつなげましょう。
※参考:meta.「好きと欲しいをつくるInstagram」
ブランドコンテンツ広告は、ユーザーが投稿したクリエイティブを、自社の広告として発信できる機能です。
インスタグラマーが作成した、ハイクオリティな写真・動画投稿や、広告感のないオーガニックな投稿を広告として使用できるため、訴求力の高い広告です。
例えば、キッチン用品を料理系インスタグラマーに使用してもらったり、キャンプ用品をキャンパー系インフルエンサーに使用してもらったりすることで、実際に使用している様子を広告として活用できます。
クオリティの高い広告素材を得られることに加え、インフルエンサーのフォロワーにも訴求できるため、広く商品・サービスの魅力をアピールできます。
また、キャプション欄には「(広告主)とのタイアップ投稿」と表記されるようになっているので、ステルスマーケティングになってしまう心配はありません。
使用感を伝えたい場合や、インフルエンサーの知名度を活用して商品認知を高めたい場合、広告を嫌うユーザーにもアプローチしたい場合などにおすすめです。
株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!のアワード受賞歴多数!
Instagram広告はクリエイティブ作成にも対応します。
Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。
Instagram広告を出すには、画像や動画といったクリエイティブ素材を用意する必要がありますが、どのような素材でも使用できるわけではありません。
入稿規定が設けられており、推奨サイズ・解像度・ファイルサイズなども決まっています。「サイズが合わなかった」と後悔しないように、あらかじめ確認しておきましょう。
写真広告の入稿規定は、デザイン・テキストなど複数の面から設けられています。
フィードの推奨事項は、下記のとおりです。
Instagramの広告では、テキストの量は最小限に抑える方が効果的とされているので、制限いっぱいまで記載するのではなく、簡潔にまとめるよう意識しましょう。
また技術的要件として、下記項目が挙げられます。
ストーリーズや発見タブへ掲載する場合は、細かな数値が異なるので注意が必要です。
パノラマ写真や360度写真も使用できるので、観光施設のアピールなど、ダイナミックな写真を使用したい際に活用できます。
※meta「画像」
動画広告の入稿規定も、写真広告と同じく、デザイン・テキストなど複数の面から設けられています。
フィードの推奨事項は、下記のとおりです。
ストーリーズや発見タブなどで使用する際は、細かな条件が異なるため注意しましょう。
特にストーリーズは、画像・動画の最上部から約14%および最下部から約20%の範囲は、CTAボタンと被る可能性があるため、テキストやロゴの配置はNGです。
また360度動画の使用も可能で、デバイスを回転させたり指でドラッグしたりすることで、ユーザーは上下左右好きな視点から、動画を楽しめます。
※参考:meta.「動画」
写真や動画を組み合わせるカルーセル広告は、表示できる写真・動画の数に限りがあります。
入稿規定は、フィードの場合は以下のように設定されています。
ストーリーズや発見タブで使用する場合は、細かな条件が異なっています。
特にストーリーズは、画像・動画の最上部から約14%および最下部から約20%の範囲は、CTAボタンと被る可能性があるため、テキストやロゴを配置しないように注意が必要です。
※参考:meta.「カルーセル」
コレクション広告のカバー画像やカバー動画も、入稿規定があります。
カタログを見せるように、複数の商品を一度に閲覧してもらう広告なので、複数の写真・動画を用意するのはもちろん、統一感ある画面に仕上げましょう。
※参考:meta.「コレクション」
Instagram広告には、4つの課金方式が用意されています。
商品やサービスによって適した課金方式が異なるので、それぞれの特徴や違いを把握して、自社に合った方式を採用してみてください。
CPM(Cost Per Mille)は、インプレッション課金とも呼ばれ、広告の表示が1,000回を超えるごとに課金される方式です。
広告がユーザーに表示された際だけ費用が発生して、広告へのコメントやリンクのクリックなどが発生しても、追加の費用は発生しません。
低予算で始められるのが大きなメリットで、予算管理もしやすくなっています。
広告の閲覧数と課金が紐づいているので、新商品の宣伝やブランド・企業名・商品などの認知向上を目的にした広告に、適した課金方式です。
ただし購買・成約といった成果につながっているのか判断が難しいため、費用対効果を把握しにくいのが欠点です。
購入・成約につなげる広告よりも、認知拡大を目的にした広告に適しています。
CPC(Cost Per Click)は、クリック課金とも呼ばれ、広告がクリックされることで費用が発生します。
ユーザーがリンクをクリックして、Webサイトやアプリへ遷移したタイミングで費用が発生するため、ECサイトへの誘導など、商品購入が目的の広告にぴったりな方式です。
広告が表示されるだけでは費用が発生しないので、広告の費用対効果がわかりやすくなっています。
ただし誤クリックでも費用が発生するので、想定以上にクリックされて費用がかさんでしまうかもしれません。
綿密にターゲットを絞り込んで、確度の高いユーザーへ広告を配信することが大切。広くアプローチするのではなく、ある程度狙い撃ちするのが効果的です。
またクリックしてもらうのが目的の方式なので、認知獲得やブランディング目的の広告には不向きです。
自社サイトへの誘導や商品購入、アプリダウンロードページへの誘導などが目的の場合に、おすすめの課金方式となっています。
CPV(Cost Per View)は、Thruplay(スループレイ)とも呼ばれ、動画の視聴時間の長さに応じて、費用が発生する課金方式です。
単に再生されただけでは費用は発生せず、一定時間再生されるもしくは、最後まで再生された場合に費用が発生します。
具体的な再生時間と、料金が発生するタイミングは下記のとおりです。
動画の再生時間に応じて費用が発生するため、ユーザーにしっかりと情報を伝えられるのがメリットです。
また動画広告の場合は、表示回数で費用が発生するCPMも選択できますが、CPMは最後まで動画を見てもらえている保証はありません。
対してCPVであれば、一定時間動画を視聴してユーザーに情報が伝わった上で広告費が発生するので、費用対効果が高いといえるでしょう。
広告内容に興味のないユーザーは離脱するため、余計なコストを抑えられるのもポイントです。
とはいえ、一定秒数の動画再生が必要なので、スキップされずに最後まで見てもらえるような、魅力的な動画を作成することが大切です。
CPMが認知拡大に適していたのに対して、CPVは「理解促進」や「購入意欲の向上」を目的とした広告に適しています。
※参考:meta.「ThruPlayについて」
CPI(Cost Per Install)は、アプリインストール課金とも呼ばれ、アプリがインストールされるたびに、課金される仕組みです。
アプリインストールが課金の条件になっているので、ニューリリースしたアプリやリニューアルしたアプリなどのインストールを促進したい場合に適しています。
インストールが基準になっているので、費用対効果が高い上に、予算を管理しやすいのがメリットです。
アプリのインストールをゴールとして広告を出稿する場合は、相性抜群の課金方式です。
Instagram広告を利用するメリットとして、大きく4つのポイントが挙げられます。
それぞれ解説していくので、自社の商品やサービスの広告を出稿すべきか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
詳細なターゲティングが可能で、狙いたいユーザーに広告を届けられるのが大きなメリットです。
ターゲティング項目は数多くあり、具体的には以下のようなものが挙げられます。
こうしたInstagram上・Facebook上での情報を基に、細かなターゲティングを行えるようになっています。
また企業が持つデータの活用も可能で、メールアドレス・電話番号を基に既存客へアプローチできる「カスタムオーディエンス」や、既存の顧客と類似した特徴のユーザーにアプローチできる「類似オーディエンス」などもあります。
詳細なターゲティングが行えることで、成果を見込めるユーザーの基に広告を表示させることが可能です。
若年層や女性ユーザーを中心に、幅広い世代へ広告を配信できるのもメリットです。
総務省が2021年に行った調査によると、10~20代での利用率は7割を超えていることがわかっています。
【Instagramの利用年齢層】
10~20代に続いて、30~40代でも過半数に達しています。
また50代以上にも利用されていることから、若年層を中心に幅広い年齢層へ訴求できるSNSとなっています。
また、男女比では女性の利用率が50%を超えており、女性ユーザーの方が多い媒体です。
【Instagramの利用者男女比】
Instagramユーザーは、他のプラットフォームと比べても広告への拒否感が薄くなっているので、若年層や女性ユーザーへアプローチしたいのであれば、Instagram広告が適しています。
※参考:総務省.「令和3年 度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
広告のフォーマットが多彩に用意されており、商品やサービスにマッチする方法でユーザーへアプローチできるのもメリットです。
写真広告や動画広告以外にも、写真と動画を複数枚組み合わせたカルーセル広告や、ECサイトへの導線となるショッピング広告、ユーザーとコミュニケーションをとれるアンケート広告、ユーザーの投稿を活かしたブランドコンテンツ広告など、多彩に用意されています。
商品やサービスとの相性だけでなく、認知拡大や購買・成約、ブランディングなど、広告の目的に適したフォーマットを選べるのもポイントです。
豊富な広告フォーマットから、自社の商品やサービス、広告目的、ターゲットなどに合った広告を出稿できるので、成果を高めやすくなっています。
低予算で広告が配信できるので、予算に限りがある場合や試しに配信してみたい場合でも、利用しやすくなっています。
Instagram広告は1日あたり1ドルで始められ、日本円では最低200円から開始できます。
とはいえ、あまりに予算が少ないと成果が出にくいため、数万円ほどを目安に広告を出稿するのがおすすめです。
課金した金額の上限に達すると広告配信が停止されるため、予算オーバーする心配はありません。
また、広告配信中にいつでも予算やクリエイティブを変更できるので、ユーザーの反応を見ながら改善していけます。
変更だけでなく停止もできるので、広告の効果が実感できなければ、いつでも中止できます。
低予算で始められることに加え、予算の変更や中止も気軽に行えるので、限られた予算の中でも出稿しやすい広告です。
Instagram広告を配信するには、Facebookのページ・Instagramのビジネスアカウント・広告素材の3つが必要です。
スムーズにInstagram広告を配信できるように、事前に必要なものを用意しておきましょう。
Instagram広告の出稿には、Facebookのページが必要となります。
「Instagramで広告を出すのに?」と思われるかもしれませんが、Facebook広告と同じ広告管理画面を使用するため、Facebookのアカウントが必要です。
Facebookに未登録の場合は、Facebookアカウントを作成しましょう。
事前に支払いの設定も済ませておくと、広告をスムーズに配信できます。
Instagramのアカウントは、ビジネスアカウント(プロアカウント)に設定しておく必要があります。
パソコン画面では「プロアカウントに切り替える」ボタンが表示されないので、スマートフォンから操作しましょう。
ビジネスアカウントへの変更は、Instagramのプロフィール画面右上のメニューから「設定」を開き、設定メニューの中から「アカウント」を選びます。
最下段の「プロアカウントを取得する」をタップしたら、表示される「プロアカウントに切り替える」をタップしましょう。
アカウントのビジネスカテゴリを選択すると、ビジネスアカウント・クリエイターアカウントを選択する画面になるので、ビジネスを選択します。
連絡先情報の追加や、Facebookページのリンク設定が完了したら、ビジネスアカウントへ変更完了です。
Instagram広告配信用の、画像や動画も用意しておきましょう。
もちろん配信用の画像や動画を別に用意しなくても、過去の投稿を広告として配信することは可能です。
しかし、Instagram広告の種類によっては、既存の投稿ではマッチしないかもしれません。
例えばストーリーズ投稿は、画像・動画の上部や下部にテキストやロゴがある場合、CTAボタンと被ってしまう場合があります。
もし過去の投稿を利用する場合は、Instagram広告のフォーマットに適しているか確認することが大切です。
配信面によって適した画像・動画は異なるので、広告の目的を果たせるクリエイティブを作成して、効果的にユーザーへアプローチしましょう。
Instagram広告の配信に必要なものがわかったところで、配信手順を紹介します。
Instagram広告の出稿が初めてで配信手順がわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
Metaビジネスマネージャアカウントを作成しましょう。
Instagram広告を配信するためには、管理画面となるMetaビジネスマネージャのアカウントが必要です。
広告配信が初めての場合は、Metaビジネスマネージャのサイトから、広告アカウントを作成しましょう。
サイトにアクセスしたら「アカウントを作成」をクリックし、ビジネスの名前・担当者名・仕事用メールアドレスを入力します。
ビジネスの名前は、会社名・店舗名などと一致させる必要があります。
入力が完了すると登録したアドレスにメールが届くので、認証すれば作成完了です。
ビジネスマネージャが作成できたら、Facebookページと紐づけましょう。
ちなみに「Facebookアカウント」と「Facebookページ」は別物。Facebookアカウントは「個人で作成・管理」しますが、Facebookページは「グループで作成・管理」できるので、ビジネス運用しやすくなっています。
まずはFacebookの左側メニューバーにある「ページ」から、新しいページを作成します。
ビジネスカテゴリの選択画面が表示されるので「会社または団体」を選びましょう。
最後にFacebookページ名とカテゴリを設定します。基本的には会社名や店舗名、ブランド名などわかりやすい名前をつけます。
ページの作成が完了したら自動的に公開状態になるので、プロフィールやアイコン画像の設定など準備中は、非公開設定にしておきましょう。
Facebookページの作成ができたら、広告アカウントを追加しましょう。
Metaビジネスマネージャのビジネス設定から、アカウントをクリックしてドロップダウンメニュー内の「広告アカウント」を選択します。
「新しい広告アカウントを作成」をクリックして、広告アカウント名を入力したら作成完了です。
Facebookページと、Instagramアカウントを連携させましょう。
Facebookページの「ページ設定」もしくは、Instagramプロフィール画面の「設定」から「リンク済みのアカウント」をタップすれば連携できます。
アカウントの連携は、Facebookページ・Instagramどちらからでも行えます。
広告出稿の準備が整ったら、広告をカスタマイズしましょう。
広告を配信するにあたって必要な、以下のような情報を順に設定していきます。
まずMetaビジネスマネージャの中の広告マネージャから、キャンペーンの作成ボタンをクリックしてキャンペーンを作成します。
「ブランドの認知度アップ」や「トラフィック」、「コンバージョン」、「アプリのインストール」などマーケティングの目的を選択できるので、自社にマッチするものを選びましょう。
目的設定によって、適切な広告の種類や広告費用の課金方法が異なるため、明確に決めておくことが大切です。
次に、広告の名前を設定し、広告のゴールの詳細を設定します。広告の名前は、管理しやすいネーミングにするのがおすすめです。
さらに、広告のオーディエンス(ターゲット)を設定します。地域や年齢、性別、詳細ターゲット(ユーザーの趣味関心に応じて)などから絞り込めます。
広告作成画面に表示される、潜在リーチや推定リーチ数などを参考にして、リーチしたいユーザー層に照準を定めましょう。
そして、広告の配信場所を設定します。手動で選択することも可能ですが、自動配置が推奨されています。広告の成果を見ながら、自動・手動を切り替えましょう。
最後に、予算と掲載期間を設定します。
予算は「1日の予算」と「通算予算」から選べるので、1日ごとの細かい予算が決まっているなら前者を、特定期間中の予算が決まっているなら後者を選択しましょう。
広告の設定が完了したら、配信したい画像や動画を選びましょう。
カルーセル広告やコレクション広告など、複数のフォーマットが表示されるので、目的に応じたものをチョイスします。
新規でクリエイティブを作成するのではなく、既存の投稿を広告として使用する場合は、投稿の下部に表示される「投稿を宣伝」をタップしましょう。
設定が完了したら、広告を配信します。
配信前には、必ずプレビュー画面で問題ないか確認してください。
例えば、クリエイティブにInstagramのアイコンが被ってしまったり、思っていたよりも文字サイズが小さく読みにくかったりといった問題があるかもしれません。
他にも誤字脱字やターゲットの設定ミス、リンク先のミス、予算は間違いないかなど、改めて確認することも大切です。
問題がなければ「注文確定」ボタンを押して、審査が完了しだい広告が配信されます。
Instagram広告で成果を上げるポイントとして、5つの項目が挙げられます。
広告の目的をキチンと果たして、費用対効果を高められるように、ぜひ参考にしてみてください。
Instagram広告のフォーマットは多彩に用意されているので、自社のターゲットに合った広告の種類を選びましょう。
商品やサービスによって写真・動画どちらで魅力を伝えやすいのか異なるのはもちろん、同じ商品でも広告の目的が異なれば見せ方も異なります。
例えば、使い方の説明ならカルーセル広告が、商品バリエーションをアピールしたいならコレクション広告がといったように、届けたいターゲットによって、見せ方は異なります。
どのようなターゲットに訴求したいのかを明確にし、ターゲットに刺さる広告を考えることで、広告の効果を高めましょう。
また、どの配信面に広告を出すかもポイントです。それぞれ以下のように特徴が異なるので、ターゲットや広告の目的に応じて使い分けましょう。
クリエイティブは、複数パターン作成しておくのがおすすめ。ターゲットや広告目的が複数ある場合に、それぞれへ適した広告を打ち出せます。
他にも同時に複数の広告を配信することで、どの広告が最適解なのかテストできるのもメリットです。
テキストは、できるだけ少なくしましょう。
Instagramの広告では、テキストの量は最小限に抑えるのが効果的です。
あれもこれも伝えたいと思われるかもしれませんが、情報を詰め込み過ぎると、どの情報が大切なのかわからなくなります。
例えば、商品購入を目的にした広告で、商品の説明や魅力を伝えるだけでなく、ブランドヒストリーや企業の想いまで伝えようと思うと、情報量が多過ぎてブレてしまいます。
広告の目的と合致する大切なポイントを、簡潔に伝えるようにしてください。
基本的にユーザーはじっくりと読まないので、瞬時に読める短さ・簡潔さが重要です。
ハッシュタグをうまく活用して、ユーザーに発見されやすくしましょう。
Instagramのユーザーは、ハッシュタグで検索する傾向があるため、ターゲットが検索するであろうハッシュタグを付けておけば、広告の拡散性をアップさせられます。
とはいえ、ボリューム数の大きなハッシュタグを狙うと競合が多くなるため、埋もれてしまうリスクが高まります。
ボリュームの大きさごとに、大・中・小とバランス良く選定して、リーチする範囲を広げましょう。
シーズンの話題など、タイムリーなハッシュタグも効果的です。
また、オリジナルハッシュタグを作って、自社の商品・ブランドだけのタグを広めるのも効果的な施策です。
キャンペーンなどと連動させることで、自社の商品やブランドの知名度アップにつなげられるのはもちろん、UGCの創出にもつながります。
ハッシュタグは認知拡大に効果的なので、ターゲットが検索しそうなハッシュタグを用いて、広告の費用対効果を高めましょう。
迅速に対応できる体制を整えておくのも、大事なポイントです。
Instagram広告は、クリエイティブを作成したり投稿したりすることも大切ですが、広告の結果を分析して、ブラッシュアップしていくことも重要です。
例えばターゲットにマッチしていなかったり、広告の目的とズレがあったりした場合は、素早く修正してピントを合わせる必要があります。
機会損失を最小限にして費用対効果を高めるためには、Instagram広告のチームを作るなど、即応できる人員をそろえておくことが大切です。
クリエイティブの作成から広告の分析・検証、改善を素早く行えるように、あらかじめ体制を整えておきましょう。
広告代理店を利用するのも、Instagram広告の成果を上げる方法の一つです。
社内でInstagram広告に専念する人員の確保が難しかったり、自社でクリエイティブを作成するのが難しかったりと、Instagram広告の運用が困難な場合もあるでしょう。
広告代理店を利用すれば、成功事例を転用してもらえるため、社内にノウハウがなくても最短距離で成果につなげられます。
また最新情報の獲得が早いため、アップデートで仕様が変更されても、すぐに対応してもらえます。
人員を割けない場合やノウハウがない場合、クリエイティブの作成が難しい場合などは、広告代理店に相談しましょう。
Instagram広告は若年層や女性ユーザーを中心に、幅広い年代へアプローチできる手法です。
特に日本のユーザーはInstagram広告の忌避感が薄く、情報収集ツールとして活用するだけでなく、Instagramから商品を購入することも多くなっています。
多数のフォーマットが用意されているので、商品購入や認知拡大、ブランディングなど、幅広い目的に対して最適な広告を配信できるのもメリットです。
Instagram広告の活用を考えている方は、2009年からの広告運用歴を持つジオコードにお任せください。
一般的な広告代理店のように営業担当がやり取りするのではなく、アカウント運用代行担当者が、直接お客さまとコミュニケーションを行うため、迅速かつ齟齬のない運用を行えます。
無料相談を受け付けているので、Instagramでの広告出稿を検討している担当者さまは、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。
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Instagram広告はクリエイティブ作成にも対応します。
Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。