TwitterにSEOの効果はある?SEOに効果的な活用・運用方法を紹介 TwitterにSEOの効果はある?SEOに効果的な活用・運用方法を紹介

Twitterのいいねやリツイート、リンクシェアなどのアクションは必ずしも直接的にSEOへ影響を及ぼすわけではありません。ただし、Twitterの活用次第で間接的にSEOの効果を高めることができます。

この記事では、TwitterとSEOの効果の関連性やSEOに効果的な活用方法を解説します。Twitterの運用時に気を付けるべき注意点も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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TwitterにSEOの効果はあるのか?

結論から述べると、Twitterでのいいねやリツイート、リンクシェアなどのアクションはSEOに効果がないと言われています。そのため、SEOとしてTwitterでいいねやリツイートを増やす施策を優先する必要はありません。

ただし、Twitterからのサイテーションには効果が期待できるため、運用次第で大きな成果が見込めます。サイテーションとは、自社サイトへのリンクが紐づけられていないコンテンツのことです。サイテーションはSEOにおける外部評価に影響を及ぼすとされているので、詳しくは後述します。

TwitterからのリンクにSEO効果がない理由

Googleのジョン・ミューラー氏は、SNSはSEOに直接的な効果はないと明言し、次のように発言しています。

“ソーシャルネットワークは、コンテンツを投稿する際に提供するリンクにnofollowを付けていることが多いので、ランキングに影響があるわけではありません。”

※引用:Google Search Central. 「English Google Webmaster Central office-hours hangout」

nofollowとは、リンク評価を受け渡したり検索エンジンにインデックスされたりするのを防ぐタグです。コンテンツと関連性の低いリンクに付けられることが多く、Twitterの投稿に紐づけられている全てのリンクはnofollowタグが設定されるため、自社サイトのURLがシェアされても直接的なSEO効果はありません。

ただし、現在のGoogleの見解はやや異なります。Googleでは、nofollowのタグが付けられているリンクも検索エンジンのクロール・インデックスに影響を与える場合もあるとしています。とはいえ、Twitter上でのリンクはSEOの大きな成果にはつながらないと考えて問題ないでしょう。

Google がソーシャルシグナルをランキングの要因にしない理由

Googleはソーシャルシグナル(SNS上の行動や反応)をSEOのランキングの決定に用いない理由として、次の2つを挙げています。

  • SNSは予告なくサービスを終了する可能性がある
  • 全てのコンテンツが一般公開されていない

ソーシャルメディアは、運営会社によって予告なくサービスが終了するおそれがあります。突然サービスが終了するとソーシャルシグナルをGoogleのSEOランキングに反映できなくなり、結果的に品質の低いコンテンツが上位表示されるリスクが高まるため、SEOランキングに用いられていません。

また、一般公開されていない投稿は検索エンジンのアクセスを拒否できます。これにより公平性が担保されなくなることも、ソーシャルシグナルがSEOランキングに用いられていない理由です。

TwitterからのサイテーションはSEOの効果が見込める

Twitterからのアクションは直接的なSEOに効果はないものの、サイテーションの効果が期待できるとされています。サイテーションとは、自社サイトへのリンクが紐づけられていないものを指します。具体的には、企業名やサイト名、住所などがTwitterの投稿に書かれることです。
実際に、TwitterからのサイテーションがSEOに効果を与えることがGoogleによって確認されています。Googleガイドラインではサイテーションを評価する旨の記載はありませんが、MEOの効果はあるとしています。

MEOとは、Googleマップの地図エンジン最適化のことです。MEO対策で上位表示できれば、企業名やブランド名がTwitter上でつぶやかれて注目が集まることで、企業やブランドの認知度が高まります。その結果、検索エンジンの評価が高まり、SEOにも良い影響を与えるという仕組みです。

Twitterでフォロワーの印象を良くするためには、多くの人に「おいしい・きれい・サービスが良い」などポジティブな印象を持たれるような内容を投稿するのが理想です。自社アカウントで情報を発信する際には、投稿内容が批判・炎上の的にならないよう、投稿内容をよく検討しましょう。

※参考:Google. 「General Guidelines」

間接的にSEOの効果を高めるTwitterの活用方法

TwitterがSEOに直接的な影響を及ぼさないものの、サイテーションを上手に活用できれば間接的にSEOの効果を高められる可能性があります。Twitterを活用してサイテーションを獲得するためには、具体的にどのような施策を実行すれば良いのでしょうか。

ここでは、サイテーションを獲得して間接的にSEOの効果を高めるTwitterの活用方法を解説します。

Twitter広告(プロモーション)を活用する

多くのサイテーションを短期間で獲得する方法として、Twitter広告を活用する手段があります。通常のTwitterの運用と並行してTwitter広告を活用することで、効率的にサイテーションの獲得が可能です。Twitter広告は次の3つの掲載面があります。

  • プロモツイート:Twitterのタイムラインに表示される広告枠
  • プロモトレンド:1日に1社のみが掲載でき、買い切り型の広告枠
  • プロモアカウント:ユーザーにフォローを促すボタンを表示できる広告枠

3つをうまく活用すれば、Twitter広告による効果を高められます。広告を表示させたいユーザーを検討した上でオーディエンスを選択しましょう。他にも、フォロワーが多く影響力のあるインフルエンサーに依頼して自社に関する話題を取り上げてもらうインフルエンサーマーケティングも有効な手段です。

目的や予算に応じて、Twitter広告の種類、手段を検討すると良いでしょう。

投稿する内容を一本化する

Twitterで投稿する内容を検討する際は、一本化を前提にすることが大切です。Twitterでの発信内容が一貫していれば、投稿に関心のあるユーザーに絞り込んで効果的に訴求できます。

不特定多数のユーザーに向けた内容を投稿するよりも、情報を伝えたいユーザーに届きやすくなり、フォロワーを増やすことにつながります。また、トレンドワードは注目度が急上昇するため、情報を精査した上で内容にうまく取り入れれば訴求力も高まるでしょう。

SEOで狙いたいキーワードを投稿に取り入れる

Twitterの投稿内容にSEOで上位表示させたいキーワードを積極的に取り入れることをおすすめします。

Twitterは直接的なSEOの効果は期待できません。しかし、SEOで狙いたいキーワードを含めて投稿すれば、キーワードとの関連性が高いアカウントとしてGoogleの検索エンジンに認識されやすくなります。SEOで狙いたいキーワードは、プロフィールや画像のキャプション、ツイート、ハッシュタグなどにちりばめましょう。

ファンやユーザーと交流する

Twitterは情報発信だけでなく、コミュニケーションツールとして活用するのも一つの方法です。

Twitterにはユーザーにリプライを送信したり、いいねやリツイートなどを送れたりする機能があります。これらの機能をうまく活用すればユーザーと相互的な交流が可能になり、コミュニケーションを取りやすい親しみのあるアカウントを目指せます。Twitter上でのファンやユーザーとの交流は相手のニーズを把握したり、自社のブランディングに役立てたりしたい場合にも有効な手段です。

プレゼントやアンケートを行う

Twitter上でプレゼント企画やアンケートも実施できます。プレゼント企画やアンケートの実施は、手間を掛けずにユーザーのエンゲージメントを高めるのに有効な手段です。実際に、リツイートやリプライ、フォロー機能を活用してプレゼントキャンペーンを開催している企業も増えています。

ただし、ユーザーにとって魅力的なプレゼントやアンケート内容でなければ、参加者を増やせません。ユーザーが「参加したい」と思えるような企画を立て、積極的に実施しましょう。

有益な情報を発信する

ユーザーが有益だと感じる情報を発信することで、間接的にSEOの効果を高められます。

有益な情報はユーザーの興味を引くことができるため、詳細情報を掲載するWebページのリンクを共有すれば自社サイトへの誘導が可能です。他には、発信する情報に関連したノウハウや知識を視覚的にアプローチできる画像・動画と一緒に紹介すると、ユーザーに新しい発見を体験してもらえます。

投稿時間を意識する

Twitterを使用するユーザーが多い時間帯を狙って投稿することで、多くのユーザーに投稿を見てもらえます。Twitterを見ている人が少ない時間に投稿しても多くのユーザーの目に触れる前に、他のアカウントの投稿に埋もれてしまう可能性があります。投稿時間はターゲットのユーザーがTwitterを使用する可能性が高い時間を狙いましょう。

例えば、通勤時間やランチタイム、帰宅時間、帰宅後に自宅でゆっくり過ごしている時間などが挙げられます。また、投稿内容に応じて投稿時間を使い分けることも大切です。

Twitterを運用するメリット

Twitterを運用することで得られるメリットは、間接的にSEOの効果を高めることだけではありません。他にも運用コストが低い、認知度アップなどのメリットもあります。それぞれのメリットを以下で解説します。

低予算で運用できる

Twitterを活用するメリットは、低コストで運用できることです。コンテンツマーケティングやインターネット広告でSEOをする場合、高額なコストが発生することも少なくありません。

しかし、Twitterはインターネット環境さえ揃えば、誰でも無料で始められるツールです。Twitter広告を掲載したい場合は、予算に合わせて広告費を調整できます。拡散性の高いTwitterをうまく活用できれば、SEOの費用対効果も期待できるでしょう。

認知度が高まる

国内トップクラスのアクティブユーザー数を誇るTwitterは、国内市場における認知度の向上に役立てられます。例えば、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを投稿した場合、フォロワーが増加し、自社のファンになってくれる人を増やせるでしょう。

また、相互的なコミュニケーションによってユーザーのニーズを把握したり、ブランディングにつなげたりできます。Twitterの投稿をきっかけに自社に興味を持つユーザーが増えれば、集客アップも見込めるでしょう。

Twitterを運用する際の注意点

Twitterは間接的なSEOの効果を高めるために役立つツールです。その一方で、Twitterを運用する際にいくつかの注意点もあります。主な注意点は、炎上するリスクと長期的な運用が必要なことです。

炎上するリスク

Twitterで投稿する内容によって、炎上するリスクが高まる場合があります。ユーザーにとって誰が投稿しているのかは重要ではありません。Twitterを複数の社内スタッフが運用している場合でも、投稿内容は企業の公的な発言と捉えられます。そのため、ユーザーを不快な気分にさせるおそれのある投稿をしないように細心の注意を払う必要があります。

特に他社に対するネガティブな発言や、人権・ジェンダーなどの多様性に関する批判的な意見は炎上するリスクが高いため、避けた方が良いでしょう。

社内の取り組みや職場の雰囲気を取り上げる場合は、コンプライアンスに触れる内容がないか確認してから投稿しましょう。炎上によって自社の評価が下がると、サイテーションに悪影響が及ぶだけでなく、SEOの効果にも間接的な影響が出る可能性があります。

長期的な運用が必要

Twitterでユーザーが興味を持ちやすい投稿を発信し続けても、自社サイトの流入数が増えたと実感するまでに時間が掛かります。Twitterの投稿がバズった場合、一時的に自社サイトへの流入数が増加するケースもありますが、明らかにバズり狙いの投稿を続けていると、ユーザーの自社に対する好感度が下がるおそれがあるため注意が必要です。

また、Twitterの投稿頻度が少ないとファンが自社から離れてしまうため、必要な人員を揃えて継続的な発信を心掛けましょう。フォロワーが多い企業アカウントの投稿内容や傾向を参考にするのもおすすめです。

必要に応じてサブスクリプションも検討を

Twitterには「Twitter Blue」と呼ばれる有料のサブスクリプションがあります。Twitter Blueを利用するとTwitter社(現X社)から認証マークが付与されるため、競合との差別化を図れます。

また、ツイートが優先的に表示されるため多くのユーザーの目に留まりやすく、認知度の拡大が期待できるでしょう。他には、投稿後のツイートの編集や取り消しなどの作業ができる、投稿前にプレビューで投稿イメージを確認できる、長文・長時間の動画を投稿できるなどのメリットもあります。

Twitter Blueをうまく活用することでユーザーに有益なコンテンツを届けられるようになれば、フォロワーの新規獲得や自社のブランディングにもつながります。ただし、Twitterの利用規約に違反した場合は予告なくはく奪されることもあるため、規約を遵守して運用しましょう。このようにTwitter Blueにはさまざまなメリットがあるため、Twitterを運用する目的に合わせた利用をおすすめします。

SEO対策&SNS広告運用はプロに任せると安心

SNSは直接的なSEOにならないため、補助的な施策として理解しておかなければなりません。そのため、SNSに頼った施策だけでなく、自社サイトのSEOにも取り組みましょう。SNS広告を運用してSEOの効果を最大化したい場合は、ノウハウや実績のある広告運用のプロに依頼するのがおすすめです。

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Twitterを上手に活用してSEOの効果を高めよう

Twitterは活用の方法次第で間接的なSEO対策になります。有益な情報を発信し続けながらファンと交流を深めることが大切なポイントです。ただし、Twitterは補助的なSEO対策にすぎないため、自社サイトのSEO対策にも積極的に取り組みましょう。