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2020年7月3日
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更新日:2026年 03月 17日
Google広告のデマンドジェネレーションキャンペーンに新機能が追加|YouTube・TV連携で進化する広告体験とは
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
Web広告の進化は、ユーザーの行動変化とともに加速しています。
特に動画視聴環境の多様化により、スマートフォンだけでなくテレビでのYouTube視聴が一般化し、広告接点も広がりつつあります。
こうした背景の中、Google広告のデマンドジェネレーションキャンペーンに新たな機能が追加されました。
今回のアップデートでは、テレビ視聴と購買行動の連携や、広告効果の可視化強化など、より実践的な運用に活用できる機能が追加されています。
本記事では、新機能の概要と広告運用における影響について整理し、今後の活用ポイントを解説します。

目次
Googleは広告とコマースの公式ブログにおいて、デマンドジェネレーションキャンペーンの新機能追加を発表しました。
今回のアップデートでは、広告接触から購買までの導線強化と、効果測定の高度化が大きなポイントとなっています。
まず注目すべきは、テレビでのYouTube視聴と購買行動の連携です。
テレビでYouTubeを視聴している際に表示される広告から、シームレスに商品購入へつながる導線の強化が図られています。
これにより、従来は分断されがちだった「視聴」と「購買」が一体化し、広告の成果に直結しやすい環境が構築されています。
さらに、テレビ画面を含むデマンドジェネレーションキャンペーンでは、同一のROIを維持したまま平均7%のコンバージョン増加が報告されています。
視聴環境の拡張が成果にも影響している点は、今後の広告戦略を考える上で重要な示唆といえるでしょう。

今回のアップデートでは、効果測定の面でも大きな進化が見られます。
GoogleやYouTube上でのキャンペーンにおいて、ブランド検索ボリュームの可視化が可能になったとされています。
これにより、広告接触がどの程度ユーザーの関心を高めたのかを定量的に把握しやすくなります。
従来は直接的なコンバージョン指標に偏りがちだった評価に対し、ブランドリフトの観点も含めた多面的な分析が可能になると考えられます。
また、Travel Feedsの活用により、旅行領域における広告体験も進化しています。
ユーザーは広告閲覧から予約までをスムーズに行える設計が可能になり、検討から行動までの時間短縮が期待されます。
さらに、Hotel Centerフィードと連携することで、料金や評価、空室状況といった情報を含む動画広告での訴求が可能となり、より具体的な訴求が実現できます。
このように、単なる配信機能の強化だけでなく、「ユーザーの意思決定をどう支援するか」という観点でのアップデートが進んでいる点が特徴です。

Googleは、デマンドジェネレーションキャンペーンの成果についても言及しています。
有料ソーシャルキャンペーンと比較した場合、24%高いコンバージョン率と91%低いCPAを記録した事例が紹介されています。
この数値が示すのは、単なるリーチ拡大ではなく、効率的な成果獲得が期待できるという点です。
YouTubeやGoogleのデータ基盤を活用したターゲティングと配信最適化により、ユーザーの興味関心に沿った広告配信が実現されやすい仕組みとされています。
さらに、テレビを含むマルチデバイス環境での接触が強化されたことで、ユーザーとの接点が増え、結果としてコンバージョン機会の拡大につながっている点も見逃せません。
今回のアップデートから見えてくるのは、広告が「認知から購買までを一貫して支援する存在」へと進化しているという点です。
これまでのように、認知施策と獲得施策を分けて考えるのではなく、一つのキャンペーンの中でユーザーの行動を段階的に促す設計が重要になると考えられます。
特に動画広告では、視聴体験の中に自然に購買導線を組み込むことが成果に直結する可能性があります。
また、ブランド検索ボリュームの可視化など、新たな指標を活用した評価設計も欠かせません。
短期的なコンバージョンだけでなく、中長期的なブランド影響も含めた運用が求められるでしょう。

今回の新機能追加により、デマンドジェネレーションキャンペーンは、単なる配信メニューから「統合型の広告施策」へと進化しつつあります。
テレビとYouTubeの連携、購買導線の強化、そしてデータに基づく効果測定の高度化により、広告はより直接的にビジネス成果へ貢献する存在になっています。
今後はこうした機能を前提に、クリエイティブ設計や配信戦略を見直すことが重要になるでしょう。
Web広告の競争が激化する中で、媒体の新機能をいかに活用するかが成果を左右します。
デマンドジェネレーションキャンペーンの進化を捉え、より効果的な広告運用を目指すことが求められています。