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2020年5月1日
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更新日:2026年 01月 30日
計測・運用・AI活用が一気に進む──LINEヤフーが公開したYahoo!広告ロードマップの要点
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
Yahoo!広告は、2025年度下期に向けて広告運用の前提を大きくアップデートします。
LINEヤフー株式会社は、検索広告とディスプレイ広告それぞれのロードマップ資料を公開し、計測精度の向上、ターゲティングの高度化、運用効率化、生成AI活用を明確に打ち出しました。
注目すべき点は、単なる機能追加ではなく、「測れない」「手間がかかる」「成果が安定しない」といった実務課題をまとめて解消しにいく設計になっている点です。

目次

検索広告では、iOSをはじめとするプラットフォーム規制により直接計測できないコンバージョンを推定補完する仕組みが導入されます。
これにより、より正確な広告評価が可能になり、コンバージョンデータ増加を通じて配信最適化や入札戦略の精度向上が期待されます。
計測制限を前提にした設計へと、検索広告が本格的にシフトしていることが分かります。
ターゲティング機能には、年齢×性別の掛け合わせ設定が追加予定です。
強化したい層への集中配信や、成果が出にくい層の除外が可能になり、無駄配信を抑えた設計がしやすくなります。
広告表示アセットはアカウント単位で設定可能になります。
さらに、最終リンク先URLの情報をもとに、適切な画像を自動生成する機能も追加され、クリエイティブ制作の工数削減が進みます。

インストリーム広告の掲載先として、Abemaが正式に追加されます(現在はβ版)。
動画視聴文脈でのリーチが拡大し、認知・ブランディング施策の幅が広がります。
ユーザー拡張範囲を
の2段階で設定できる機能が追加されます(2026年1月予定)。
目的に応じて精度重視・拡大重視を切り替えられる点が特徴です。
複数キャンペーンを横断して入札を最適化するポートフォリオ入札機能がリリースされます。
キャンペーン単位の細かな調整ではなく、アカウント全体で目標達成を目指す設計へと運用思想が変わります。
共有予算と組み合わせることで、CV数やROASといった指標の達成もより安定しやすくなります。
これまで個別対応が必要だった店舗登録や来店計測設定が、広告管理ツール上で完結できるようになります。
インストリーム広告視聴後の来店効果を可視化する来店レポートも提供予定です。
LINE広告向けのクリエイティブを無料で作成できる「LINE Creative Lab」では、ランディングページ情報を活用した画像生成機能がリリース予定です。
生成から編集、登録までを一気通貫で行えるようになります。
今回のロードマップでは、すでにリリース済み、もしくは直近で使える機能も多く含まれています。
重要なのは、すべてを一度に使うことではなく、
といった自社課題に合う機能から試すことです。
LINEヤフーが公開したYahoo!広告の2025年度下期ロードマップは、計測制限時代を前提に、運用効率と成果最大化を同時に実現する内容となっています。検索広告では推定コンバージョンやターゲティング強化、ディスプレイ広告ではリーチ拡大、ポートフォリオ入札、来店計測、生成AI活用が進みます。広告運用は「人が細かく調整する」フェーズから、「全体を設計し、AIに任せる」フェーズへと移行しつつあります。今後の成果差は、これらの機能を早く理解し、適切に取り入れたかどうかで広がっていくでしょう。