検索連動型広告とリスティング広告の違いは?それぞれの仕組みとメリットを解説
2020年7月16日
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更新日:2026年 10月 19日
LPOの費用は何にかかる?ツールと代行の違いと予算をムダにしない選択
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
LPOの予算は、ツール料金だけで決まりません。データを読み、改善案を作り、ページを直して結果を検証する費用まで考える必要があります。
無料の分析ツールを導入しても、担当者の作業は残ります。代行を頼む場合も、分析と提案だけなのか、制作や実装まで含むのかで費用は変わる仕組みです。本記事では工程ごとの費用と公式価格の例を整理し、自社に合う選び方を解説します。
LPOは、訪問者が申し込みや購入へ進みやすいようにLPを改善する取り組みです。まず工程ごとの作業を分けると、必要な予算を把握しやすくなります。
最初に必要なのは、何が起きているかを調べられる状態です。計測タグの設置だけでなく、成果地点や重複の確認も作業に含まれます。
アクセス解析では流入元や端末ごとの成果を調べます。ヒートマップは、クリックやスクロールの様子を調べるための手段です。見るツールがあっても、課題を整理する担当者は必要となります。
計測が崩れている場合は、その修正に別途費用がかかる可能性があります。別ドメインのフォームや複雑な購入導線では、技術的な調査も確認事項です。データ確認を省き、画面の見た目だけで改修費を決めないようにしましょう。
分析結果から、どこをどう変えるかを決める工程にも工数が必要です。改善案の数よりも、利用者の課題を説明できる設計かが重要になります。
例えば、料金が分からず相談をためらう人に、費用条件を示す案が考えられます。広告の約束とLPの内容がずれていないかを調べる作業も、この段階です。営業に寄せられる質問や顧客の声を整理すると、仮説を具体化しやすくなります。
見積もりでは、調査や構成案の作成が含まれるかを確認しましょう。単に指定箇所を直す依頼と、原因の分析から頼む依頼は作業範囲が違います。提案費を省いたつもりでも、社内の作業が増える場合がある点に注意が必要です。
デザイン制作とWebサイトへの実装は、別の作業です。文言の修正とフォームの仕組みの変更では、必要な技術も確認範囲も異なります。
画像作成、原稿整理、スマートフォン対応、コーディングが主な検討項目です。CMSや外部フォームの制約によっては、別の制作会社との調整も発生します。公開前の動作確認まで含めて見積もりを確認してください。
ノーコードの編集機能があるツールでも、すべての改修を行えるとは限りません。決済や会員情報の処理などは、基盤側の変更が必要になる場合があります。ツールで直せる範囲と、開発が必要な範囲を先に分けましょう。
A/Bテストでは、別案を用意するだけでなく、対象者の振り分けも設計します。配信後には計測と表示を確認し、結果を判断する作業が必要です。
テスト開始後に不具合が出れば、修正や停止の対応が発生します。結果がはっきりしない場合には、期間延長や別の仮説の検証も検討事項です。月額料金に含むテスト数と、追加料金になる条件を確認しましょう。
終了後に採用案を本番ページへ反映する費用も見落としがちです。ツール上だけの変更を残すのか、元のページへ実装するのかで作業は変わります。契約終了後も使える状態までを成果物として決めておくと、引き継ぎが円滑です。
LP新規制作は、ページを作って公開するための仕事です。LPOでは公開後の分析や改修を扱うため、制作費だけでは継続改善の予算になりません。
SEOは検索からの流入、フォーム改善は入力完了までの使いやすさが中心です。LPOは訪問後の行動を主に扱い、フォーム改善が作業に含まれる場合もあります。Webサイト全体の成果改善を頼む場合は、LP以外の範囲も明確にしましょう。
広告費は、ツールや改善代行の料金とは分けて管理します。ただし、検証に使う流入を集める予算として、全体計画には関係する費用です。同じ費用を広告予算と改善予算の両方に重ねて計上しないようにしてください。
LPO関連のツールには、分析を助けるものと変更や検証まで支援するものがあります。料金を見る前に、何を行う道具なのかを揃えて比較しましょう。
無料で使える分析ツールは、初期の課題調査に活用できる選択肢です。ただし、デザイン制作やページの修正まで無料になるわけではありません。
Microsoft Clarityは、公式に無料のサービスとして案内されています。ヒートマップやセッション録画を使い、操作上の問題を探すためのツールです。LPOの分析を助けますが、制作や改修を代わりに完了してくれるサービスとは区別しましょう。
18歳未満を対象とするWebサイトやアプリでは、利用しないよう案内されています。導入前に、対象利用者と製品の条件が合うかも確認しましょう。
※参考:Microsoft Learn.「Clarity Overview」.入手先https://learn.microsoft.com/en-us/clarity/setup-and-installation/about-clarity ,(最終更新日:2026年10月6日、2026年10月15日確認).
利用時は、データの取り扱いと計測対象も確認が必要です。個人情報を記録しない設定や、社内の運用ルールも点検してください。無料であっても、設置、分析、管理の担当者を決めてから導入しましょう。
有料ツールでは、分析以外にテストや表示の出し分けを扱う製品もあります。無料ツールと価格だけを比べず、必要な機能が揃うかを確認しましょう。
公式価格の例として、DLPOは初期費用20万円、月額10万円からと案内しています。製品にはA/Bテストやパーソナライズの機能があります。ただし、この金額をLPO全体の費用や業界共通の相場と考えるのは適切ではありません。
※参考:DLPO株式会社.「DLPO製品情報」.入手先https://dlpo.jp/product/ ,(公開・更新日不明、2026年10月15日確認).
確認した料金欄では、税込・税別や利用量ごとの詳細は明示されていません。対象サイト数、利用上限、最低契約期間、追加費用を見積もりで確認してください。初期設定の支援と、実際の改善作業を代行する範囲も分けて確認することが大切です。
ツール選びでは、自社の利用量に対して必要なプランを確認します。固定料金、利用量に応じた料金、段階制など、課金の仕組みが異なるためです。
PV、セッション、ユーザー数は、同じ指標ではありません。対象ページだけを数えるのか、Webサイト全体が対象なのかでも費用は変わります。上限を超えた場合の課金や計測停止も、事前に確認したい項目です。
使わない機能のために高いプランを選ぶ必要はありません。一方、必要な機能が別料金なら、表示された月額だけでは判断できない状態です。実施したいテストを具体化してから、同じ条件で見積もりを取りましょう。
代行では、人が分析、設計、制作、検証を担う費用が発生します。ツールの利用料金と代行料金を分けると、比較条件を揃えやすくなります。
同じLPO代行でも、どの工程を任せるかで料金は変わります。レポート作成だけの支援と、改修まで進める支援を同じ内容として比べないようにしましょう。
DLPOの公式例では、設定代行が月額10万円からです。A/Bテスト代行は月額30万円から、プロジェクト代行は月額50万円からと掲載しています。これは同社のサービス例であり、すべての支援会社に当てはまる相場ではありません。
※参考:DLPO株式会社.「LPOコンサルティング」.入手先https://dlpo.jp/consulting/ ,(公開・更新日不明、
2026年10月15日確認).
同ページではツール料金も別に掲載されているため、請求総額の確認が必要です。ツール費の含有、税の扱い、対応量、最低期間は見積もりで確かめてください。価格の違いは、仮説作成やLP制作を含むかという作業範囲にも表れます。
依頼方法は、単発の改修、継続支援、成果に応じた報酬などに分かれます。安く見える方式より、自社が管理しやすい条件かを優先しましょう。
修正箇所が明確なら、スポット依頼が候補になります。継続的に複数の仮説を試すなら、定例の分析や改修を含む月額契約が比較対象です。テストが延期になった月の扱いも確認しておくと、支払いと作業のずれを防げます。
成果報酬では、何を改善とするかを具体化する必要があります。CVRだけか、有効な申込件数まで含むかで評価が変わるためです。流入元や広告予算の変化、キャンセル、計測不具合の扱いも契約前に整理しましょう。
内製では外注の請求額を抑えられても、担当者の時間が必要です。分析や制作を他業務と兼ねる場合は、使える時間を先に確認しましょう。
作業時間に社内の時間単価を掛けると、負担を見積もりやすくなります。打ち合わせ、確認待ち、教育、公開後の点検も含めることが大切です。担当者の退職や異動に備え、変更履歴や判断理由も残してください。
一部だけ外注する方法もあります。分析は社内、デザインと実装は制作会社という分担なら、不足する技能を補える形です。フリーランスへ頼む場合も、対応可能な範囲と不在時の引き継ぎを確認しましょう。
予算は、ツールか代行かの二択で決める必要はありません。改善が止まっている工程へ費用を配分すると、実行に結び付きやすくなります。
原因が分かっていても、ページを直せなければ検証は進みません。この場合は、高機能な分析ツールを追加する前に制作体制を整えましょう。
社内に原稿や構成を作れる人がいれば、改修作業だけを依頼する方法があります。逆にデザインだけ納品されても、実装担当がいなければ公開できない状態です。公開権限、テスト環境、確認担当まで決めてから発注してください。
ノーコード編集は、簡単な修正を早く試す用途で検討できます。ただし、元のページへ反映する工程や、ツール解約時の扱いも重要です。短期の作業削減と、その後の管理負担を合わせて判断しましょう。
制作体制があるのに成果が変わらない場合は、変更する理由を見直します。見た目の好みだけで改修を繰り返していないかが確認点です。
広告の流入意図、離脱する場所、問い合わせ内容を整理しましょう。判断材料が不足していれば、分析や顧客理解を支援する費用を優先する方法があります。調査結果を制作指示へ落とせる成果物かも確認してください。
費用を抑えるため、初回に対象LPと課題を絞って依頼するのも一案です。調査の結果、広告側の流入品質が原因だと分かる可能性もあります。LPOだけで解決する前提を置かず、改善範囲を見直せる体制にしましょう。
流入が少ないLPでは、A/Bテストの判定まで時間がかかる場合があります。月に多くのテストを行う契約でも、実際に評価できるとは限りません。
必要なデータ量は、現在のCVRや見つけたい差によって変わります。検証案を増やすほど、各案へ割り当てる流入が減る点にも注意が必要です。月額契約の前に、対象LPでどの程度の検証が可能かを相談しましょう。
データが少ない段階でも、フォーム不具合の修正や利用者への確認は進められます。表示崩れなどの問題を、長期テストで放置する必要はありません。比較実験で確認する変更と、早く直すべき不具合を分けてください。
複数のLPを継続改善する場合は、ページごとの制作費だけでは足りません。優先順位の判断と、改修内容を管理する費用も見込んでおきましょう。
フォームや料金説明を共通部品にできれば、修正の重複を減らせる可能性があります。ただし、商品や流入意図が違うページまで同じ訴求にするのは避けたい状態です。共通化する箇所と個別に検証する箇所を分けてください。
制作会社、広告代理店、社内担当が別の場合は、窓口を揃えることも重要です。誰が改善案を承認し、誰が公開するかを決めておきます。会議だけが増えないよう、決める内容と必要なデータも共有しましょう。
LPOの評価では、CVRだけでなく事業に残る利益を確認します。増えた成果の価値と、改善にかかった総費用を同じ期間で比べましょう。
予算表では、初期費用と継続費用を別に整理します。ツール利用料だけでなく、分析、制作、実装、検証、社内確認を含めることが大切です。
以下は予算の整理方法を示す仮定の例で、料金相場ではありません。初期設定を8万円、毎月のツールを1万円とします。月々の分析4万円、改修6万円、検証3万円、社内工数5万円も仮定します。
この場合、月額の合計は19万円、初期費用込みの3カ月分は65万円です。比較用の同じ税基準による計算で、実際の請求額は見積もりで確認してください。追加改修や広告費は別に整理し、重複計上を防ぎましょう。
費用の回収を考える際は、増えたCVがどれだけ利益になるかを計算します。問い合わせの全件が受注する前提で見積もらないことが重要です。
以下は、同じ流入と広告費を前提にした仮定の試算です。月間1万セッションでCVRが1%から1.2%になれば、CVは20件増えます。追加CVの受注率を20%、受注当たり粗利を5万円とすると、増分粗利は20万円です。
同期間の改善総費用が15万円なら、差し引きは5万円となります。ただし、前後差がすべてLPOの効果とは限らない点に注意が必要です。流入の質や季節の変化も確認し、継続効果を長期間保証する試算は避けましょう。
広告費が同じで成果が増えれば、広告のCPAは下がります。ただし、改善にかかった費用まで回収できたかは別の確認事項です。
無料相談が増えても、営業対象外ばかりなら利益は伸びない可能性があります。獲得した顧客の質、商談化率、返品なども合わせて調べましょう。広告側のCPAと、改善費を含む事業の収支を並べると判断しやすくなります。
改善率を比較するときは、母数と単位も確認してください。CVRの相対的な増加率と、率の差を示すポイントは別の指標です。支援会社の実績を見る際も、期間、流入量、CV定義が分かる事例を参考にしましょう。
同じ金額でも、納品物や対応回数が違えば価値は変わります。依頼前に対象と完了条件を揃えると、比較や追加費用の判断がしやすくなる仕組みです。
見積もりには、対象LPと作業範囲を具体的に書いてもらいましょう。分析や改修を一式とするだけでは、実施する内容を比較しにくいためです。
最初の改善は、課題の根拠と影響の大きさから優先します。ボタン文言、申込手順の説明、根拠となる情報の追加なども候補です。離脱時の表示を増やす施策は、閲覧を妨げないかも確認してください。
提案だけの支援なら、実行費用を別に確保する必要があります。逆に、制作だけの依頼では分析と判定を社内で担う形です。複数社へ同じ条件を伝え、抜けている工程がないか確かめましょう。
月額の安さだけでなく、契約期間全体でいくら払うかを確認します。更新や解約の条件も、予算に影響する重要な項目です。
テストが進まない月の対応や、中途解約時の費用を確かめましょう。ツールの停止で変更が消える場合は、継続運用する方法も相談が必要です。制作データ、検証記録、分析結果を引き継げるかも確認してください。
アカウントの所有者とアクセス権限は、社内で把握できる状態にします。引き継ぎ作業や本番反映が別料金なら、その分も総額へ含めましょう。契約時から終了後の状態を決めることが、追加負担の予防につながります。
LPOの費用は、ツールと人が担う作業を分けると整理できます。分析、設計、制作、実装、検証のうち、自社で不足する工程に予算を配分しましょう。
相談前には、対象LP、流入数、CVR、成果の定義、社内担当をまとめます。依頼したい範囲と期待する事業成果も揃えておくと、見積もりを比較しやすくなります。料金表だけで決めず、改善を継続して実行できる形を選んでください。