広告効果ってどうやって設定するの?設計から考察までを解説
2020年7月1日
東証スタンダード上場企業のジオコードが運営!
Web広告がまるっと解るWebマガジン
更新日:2026年 01月 30日
運用工数と成果を同時に改善──Yahoo!ディスプレイ広告に「ポートフォリオ入札」がついに実装
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)に、広告運用の考え方を大きく変える新機能が追加されました。
LINEヤフー株式会社は、複数キャンペーンを横断して最適化できる「ポートフォリオ入札機能」の提供を開始したと発表しています。
これまでキャンペーン単位で行っていた入札調整を、アカウント全体でまとめて管理・最適化できるようになり、運用効率と成果の両立が期待されます。

目次
ポートフォリオ入札機能とは、アカウント単位で入札戦略を作成し、複数のキャンペーンに一括で適用できる仕組みです。
一つの入札戦略(ポートフォリオ)を、複数キャンペーンに設定することで、個別最適ではなく全体最適を目指した入札調整が行われます。
これにより、
といったメリットが生まれます。

ポートフォリオ入札の最大の特長は、キャンペーンをまたいで目標達成を最適化できる点です。
複数キャンペーンに同じポートフォリオ入札を設定すると、成果が出やすいキャンペーンには積極的に入札し、成果が出にくいキャンペーンは抑制するといった調整が自動で行われます。
これにより、
であっても、アカウント全体のデータを活用した比較的安定した配信が可能になります。

ポートフォリオ入札は、「キャンペーン間の共有予算」機能と組み合わせることで、真価を発揮します。
予算配分と入札調整をキャンペーン横断で行えるため、
といった成果指標ベースの運用がしやすくなります。
これまで必要だった「どのキャンペーンにいくら配分するか」という判断を、システム側に任せられる点は、運用負荷の軽減に直結します。
ポートフォリオ入札機能で利用できる入札戦略は、自動で入札価格を調整する戦略のみとなっています。
対応している主な入札戦略は以下の通りです。
手動入札を前提とした細かな調整はできませんが、その分自動化によるスケール運用に向いた設計となっています。
ポートフォリオ入札は、特に以下のようなケースと相性が良い機能です。
一方で、キャンペーンごとに細かく意図を分けた手動調整を行いたい場合は、設計の見直しが必要になるでしょう。
今回のポートフォリオ入札機能の追加は、Yahoo!広告が運用の自動化・高度化を本格的に進めていることの表れです。
人が細かく調整する前提から、データを横断的に活用して成果を最大化する方向へと、運用の考え方がシフトしています。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)に追加されたポートフォリオ入札機能は、複数キャンペーンを横断して入札を最適化できる仕組みです。運用工数を削減しながら、コンバージョン数やROASといった目標達成を目指せる点は、広告運用の効率化を求める多くの企業にとって大きなメリットとなります。今後は、キャンペーン単位の細かな調整よりも、アカウント全体で成果を伸ばす設計力が、Yahoo!広告運用の成果を左右する重要なポイントになっていくでしょう。