YouTube広告とは?強みや利用できる広告フォーマットについて解説
2020年7月27日
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更新日:2026年 04月 24日
LINEヤフーが来店計測(ヤフー方式)の計測対象にインストリーム広告を追加
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
オンライン広告の評価は、クリックや表示回数だけでなく「実際の来店や購買につながったか」という観点がますます重要になっています。
こうした中、2026年3月にLINEヤフーは、来店計測(ヤフー方式)の対象にインストリーム広告を追加しました。
本記事では、このアップデートの内容と、広告運用における意味について分かりやすく解説します。
結論から言えば、来店計測(ヤフー方式)はオンライン広告とオフライン行動を結びつける重要な機能です。
位置情報を活用することで、広告接触(表示・クリック)したユーザーの来店を推計できます。
これにより、広告の効果を「クリック数」や「コンバージョン」といったオンライン指標だけでなく、「来店」というリアルな成果で評価できるようになります。
特に店舗ビジネスにおいては、広告投資の意思決定をより精度高く行うための指標として活用されています。
従来、この来店計測は主にディスプレイ広告などの一部フォーマットに限られていました。
そのため、動画広告における来店への影響を十分に可視化できないという課題がありました。
今回のアップデートのポイントは、動画広告であるインストリーム広告も来店計測の対象になった点です。
インストリーム広告とは、動画配信サービス内のコンテンツ再生中に表示される広告枠に配信される運用型広告を指します。
この追加によって、インストリーム広告を視聴したユーザーがその後店舗に来店したかどうかを、他の広告と同様に推計できるようになりました。
つまり、これまで見えにくかった動画広告のオフライン効果が可視化されるようになったのです。
動画広告は認知や興味喚起に強みがある一方で、直接的な成果測定が難しいとされてきました。
その課題に対し、来店という指標で評価できるようになったことは大きな進展といえるでしょう。

この変更により、広告運用の意思決定はよりデータドリブンに行えるようになります。
まず、動画広告が来店にどの程度寄与しているのかを把握できるため、予算配分の最適化が進めやすくなります。
たとえば、クリック率は高くないものの来店貢献度が高い広告が見つかれば、その価値を正しく評価し、投資を強化する判断が可能になります。
逆に、視聴数は多くても来店につながらない場合は、クリエイティブやターゲティングの見直しが必要だと判断できます。
また、他の広告フォーマットとの比較も容易になります。
検索広告やディスプレイ広告と並べて評価することで、各施策の役割や強みを明確にし、全体としての広告戦略を最適化できる点もメリットです。

今回のアップデートは、オンラインからオフラインへの行動をつなぐ「O2O(Online to Offline)」施策の高度化を後押しするものです。
特に動画広告は、認知から来店までの中間接点として重要な役割を担うため、その効果を可視化できる意義は大きいといえます。
今後は、単に来店数を把握するだけでなく、来店したユーザーの属性や広告接触履歴を分析し、より精緻なターゲティングやクリエイティブ改善につなげていくことが期待されます。
今回のLINEヤフーの対応から見えてくるのは、広告評価の軸が「オンライン指標中心」から「実際のビジネス成果重視」へと移行している点です。
クリックや表示回数だけではなく、来店や購買といった最終成果にどれだけ寄与したかを重視する流れは今後さらに強まるでしょう。
そのため、広告運用においては複数の指標を組み合わせて評価する視点が不可欠になります。
特に店舗ビジネスでは、オンラインとオフラインを分断せず、一体的に捉えることが成果最大化の鍵となります。
今回のアップデートは一見すると機能追加に過ぎませんが、広告評価の考え方そのものを進化させる重要な動きといえます。
マーケターとしては、この変化を踏まえた運用体制の見直しが求められるでしょう。